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【読書メモ】沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』(幻冬舎文庫)
初めて読んだまほかる作品。噂通りのドロドロ小説だった。ペンネームと作風がこれだけばっちりマッチしているのも珍しい。 「もしかしたら、こんなオチかも? でも、それはちょっとないよなあ」と思っていたら、その通りのオチだったのはちょっとガッカリだったが、そこに至るまでの主人公の女の...
【おすすめ映画】『彼女がその名を知らない鳥たち』は美しいホラー
初回投稿日:2020-08-10 21:10:12 原作者は沼田まほかる 『彼女がその名を知らない鳥たち』は阿部サダヲと蒼井優が紡ぎ出す美しいホラー 原作者は沼田まほかる 『彼女がその名を知らない鳥たち』は蒼井優さんと阿部サダヲさん主演の映画です。 公開されたのは2017年の秋で、原作は沼田まほかるさん。 沼田まほかるさんは、「イヤミスの女王」とも呼ばれています。 湊かなえや真梨幸子らとともにイヤミス(読んだ後にイヤな後味が残るミステリー)の女王とも呼ばれる。 沼田まほかる - Wikipedia 沼田まほかるさんの作品は「ホラー・サスペンス」に分類されることがあるほど怖い。 美しいタイトルに…
初回投稿日:2020/08/30/162230 物語は、ある日ゴミを捨てに行ったまま失踪してしまった息子の行方を追う母親の錯綜した推理で話が進んで行く。 『九月が永遠に続けば』は、沼田まほかるさんのデビュー作です。 夫婦は他人。 けれど、親にとって子供は、自分(たち)の所有物だと、錯覚してしまう。 とくに、母親は、自分の身うちから生まれ出た我が子は、どうしても自分の一部だと思ってしまう。 子供は、親の気づかぬうちに、一個の人格を持って、別個の人格として親と向き合いはじめているというのに。 人は愚かです。 半径の長さには個人差があるけれど、常に見えている世界は、自分を中心に据えてコンパスで描いた…
今年もたくさん面白い小説を読みました!よければ、こちらからどうぞ。小説以外の本と合わせて、年間で68冊読みました。小説は60冊ぐらいだと思います。そんなに読めませんね。読みたい本、読むべき本は山ほどあるのに。。。!そのなかで、とくに良かったもの、推しの本を選
2022年の7月に読んだ小説です!◇あまからカルテット 柚木麻子女子校時代の親友4人グループその4人がそれぞれ主役となる短編集というのかな。元気になれる柚木麻子X食べ物のストーリー。好みでした!30代女子のそれぞれの生き方、仕事での行き詰まり、パートナーとのギクシ