「秋風に たなびく雲の 絶え間より」 左京大夫顕輔 白河院、崇徳院、藤原忠通に近仕した六条家歌人
百人一首第79番目の歌の作者は左京大夫顕輔さきょうのだいぶあきすけ(藤原顕輔)です。 白河院、崇徳院、藤原忠通らに仕え、勅撰集の撰集を行っています。 今回は左京大夫顕輔について紹介します。 左京大夫顕輔とは 生年は1090年、没年は1155年。 保元の乱(1156年)の前年に亡くなっていますね。 官位は正三位、左京大夫。 白河院の側近であった藤原顕季の子で、父が所蔵していた人麿影を譲り受けました。 setsuwa-hyakkei.com これが世襲的歌道家の始まりとされています。 この人麿影は、藤原顕輔が亡くなる時、次男の藤原清輔に譲り渡されます。 崇徳院の命により勅撰集「詩歌和歌集」を撰集し…
2023/12/27 05:58