遠江・釜原城 南北朝期に落城の伝説があり、戦国期の武田・徳川に改修されたとされる城郭
釜原城は静岡県御前崎市新野にあります。釜原はカマッパラと読みます。城主や築城時期は史料がなく不詳とされますが、付近にあった寺に残された伝記では南北朝期に落城したとされ、戦国時代の築城ともいわれ戦国時代以前に付近を支配していた新野氏の築城との説もあるようです。戦国期には武田・徳川による高天神城の争奪戦に関連して改修利用されたと考えられているようです。今回の参考資料は(1)世城館跡』静岡県教育委員会1978と現地案内板です。釜原城新野川が流れる南北の谷筋を通る街道を扼する位置にある。戦国期にはその役割が変わった案内板によると武田・徳川の高天神城争奪戦の時には西に向けて馬出から出撃できたようです。遠州の城址の多くが後世に茶畑として利用され、改変が行われていますが、今残されている釜原城の城郭遺構も茶畑などの造成によって...遠江・釜原城南北朝期に落城の伝説があり、戦国期の武田・徳川に改修されたとされる城郭
2022/03/26 11:35