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お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break33 BL小説 ちょ、足止めって、適当な理由って言われたってっ! 「あ、橋田響子さん、ですよね? 私、青山プロダクションの広瀬と申します。『恋のカウントダウン』でご活躍の頃からずっとドラマなど拝見させていただいております」 良太
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light13 BL小説 良太の出るシーンはほんの数カットだ。 最初より増えたとはいえ、長いセリフもとっくに暗記しているのだが。 「学芸会じゃねーんだぞ」 だが、そんな文句にも良太は言い返すことができない。 どうにも棒読みに毛が生えた程度
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light12 BL小説 「一体どういうつもりなんだ? 鴻池さんは」 昔からテレビ関連仲間の行きつけとなっているバーのカウンターで、工藤は声を荒げた。 「んなもん、本人に聞いたらいいだろう?」 隣でカラリとグラスの氷を鳴らしたのは、これもMB
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light11 BL小説 「だって工藤さん! 良太だって鴻池さんに言われてよかれと思って!」 鬼の怒号にも屈しないアスカが良太に駆け寄って、工藤に抗議する。 「撮影が終るまで、他の仕事はしなくていい。言っておくが、失敗なんてことは金輪際許さない
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light10 BL小説 JAL〇〇五便十三時三十分ニューヨークジョンFケネディ空港発、翌十六時三十分成田着予定。 やっと、工藤が帰ってくる。 「これでようやく枕を高くして眠れるわ、良太ちゃん」 鈴木さんもほっとしたようすでオフィスの花を
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light9 BL小説 以前あのフリーライターの土方もかぎつけたことだ。 CMなんかに出たら、他にも良太の過去を掘り起こして、それをマスコミに流そうという者がいる可能性も十分考えられるのだ。 そんなことをされたら、今度はCMの放映のみならず
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light8 BL小説 近くの喫茶店に入り、鴻池の話を聞いた良太は仰天した。 「俺が、ドラマに? そんなの無理に決まってます」 ピアニストの青年役が気に入らないから、鴻池は良太にやれというのだ。 実は夏に撮影予定だったCMを怪我で降板した長
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break32 BL小説 ようやくカウンターに辿り着いた良太は、ラム酒と自分にはモヒートを作ってもらい、紫紀が飲んでいたコニャックもオーダーして、左手にラム酒とモヒートを、右手でコニャックのグラスを持とうとした。 「あ、お持ちします」 そ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light7 BL小説 叩きつけるように受話器を置いた良太は、まだ怒りがおさまらない。 「長田プロが裏で糸を引いてるとしても、こいつはなかなか尻尾をつかませてはくれないな。良太、カッカくるだけ損だぞ。とにかく調べてからだ」 谷川に諭され、その
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light6 BL小説 工藤から千雪とこの京助が付き合っていると聞いた時は良太も驚いた。 だがこの際、良太は工藤とのことで千雪を妬いたことも京助が嫌味なやつだということも、そんなことはどうでもよかった。 りりりりり――――――――― 「青山
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light5 BL小説 「良太、ちょっと休みなさいよ。夕べっから寝てないんでしょ? ここは私たち、いるから」 自分のデスクで電話と携帯を並べてを睨みつけている良太に、タブレットでニューヨークの記事を探る秋山とともに大テーブルに陣取っているアス
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light4 BL小説 翌日もパソコンの前に座って書類作成やメールチェックをする以外、良太はあちこち飛び回って終った。 九時を過ぎて、オフィスに鍵をかけ、良太はエレベーターで自分の住居である七階へと向う。 部屋のドアを開けると、三毛猫のナー
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light3 BL小説 先月末、CM撮影でイタリアに同行した工藤は良太とともに一旦帰国したのだが、ほとんどとんぼ帰りのように再びローマ、リヴィエラに飛び、イタリアロケが終るとその足で一人ミラノからニューヨークに渡った。 そちらはLA、ニューヨ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light2 BL小説 弱小とはいえ数名のタレントを抱えたこの会社の社長工藤高広は、自身は敏腕プロデューサーとして業界に名を馳せ、手掛けた仕事は必ず当たるとまで言われた男である。 この夏公開された、工藤プロデュースによるベストセラー作家小林千
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light1 BL小説 九月に入っても、酷暑の夏は依然続いていた。 そんな中、 絶好調! そんな言葉をついつい口にしそうなほど、広瀬良太は調子がよかった。 ミラノから帰ってきた良太は、張り切っていた。 「ハイ、それでは明後日の午後三時に
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light(工藤×良太7) BL小説 昭和なオヤジ工藤と、部下で秘書兼プロデューサー元野球少年で直球な良太のすったもんだラブ。ドタキャンした俳優の代役で良太がCMに出る出ないで工藤とひと悶着のあとイタリアでのロケを終えて会社に戻ってきていた良太は
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない33(ラスト) BL小説 とりあえずナータンを肩に、良太はしばし呆然と自分の部屋を見回した。 炬燵は、ある。 ナータンのトイレやご飯の器やトレー、窓際にはネコタワーもある。 だが、それ以外の全てがまるで嘘のように変貌していた。
月夜の猫-BL小説です お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)31まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)31 ほんの少し届かない32 まで更新しました 長い酷暑の夏がようやく終わるのでしょうか 10月です 今年は暑い夏だっ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break31 BL小説 「まあ、千雪くんも良太ちゃんを危ない目に合わせるようなことはしないはずですから、そこのところは信用していただいて」 工藤が良太のことを気にかけているのだと、紫紀にはインプットされているようだ。 それがどういう意味
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない32 BL小説 「メリークリスマス」 藤堂が言うと、良太も「メリークリスマス」とドアを閉じた。 「このワインもさっきいただいたけど、美味しかったですよ」 機嫌よさそうにひょこひょこ歩く良太の腕を掴み、工藤はタクシーを拾う。 「お前の猫
「指原莉乃がヤングジャンプ45周年記念グラビアに再登場!アイドルからプロデューサーへ転身した彼女の新たな魅力と挑戦を徹底解説します。国内外で大注目の彼女の最新活動を、ファッションやメディアの視点から深掘りし、その独自の魅力をお届けします!」
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない31 BL小説 グラスを前に、工藤はひとみの隣でそんな藤堂と良太のようすを面白くもなさそうに見やる。 「ちょっと、せっかくのクリスマスパーティにそんな仏頂面、やめてよね、高広」 ひとみの辛らつな声が工藤の眉間にまた一つ皺を刻む。 「せ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない30 BL小説 「かおりちゃんから、こないだ、肇とつき合うことになったから、良太のことよろしくって」 沢村がしれっと答えた。 「はああ? 何だよ、俺のことよろしくってのは」 「沢村くんなら許してもいいって、お墨付きが出たぞ」 「だから、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない29 BL小説 「そういえば、玄関にかかってる絵、五十嵐さんですよね?」 思い付いて良太は悠に聞いてみた。 玄関の鏡の向かいにかかっていた楕円形の額に収まった絵は愛らしい猫の絵だ。 「おう……」 一見して華奢な美少年は、相変わらず挑
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない28 BL小説 妙に勢い気味に、俺も行く、と沢村は駄々こねのように喚いている。 「藤堂さん、実は友人が来てもいいかって言うんですが」 良太は一旦携帯を切ってカウンターに歩み寄る。 中でバーテンダーよろしくカクテルをシェイクしている
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない27 BL小説 良太が麻布にある河崎のマンションに着いたのは午後十時を回った頃だった。 「メリークリスマス! やあ、良太ちゃん、来てくれてありがとう。仕事は終わったの?」 テンションの高い藤堂の声がドアフォン越しに聞こえてくる。 良
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない25 BL小説 「ドラマでNTVです」 工藤はマネージャーの小杉の携帯に電話を入れた。 「工藤だ。フジタのCMの件で今夜会食だ。志村になるべく顔を出すように言ってくれ。『雅楽』に七時半だ」 「小杉さん、捕まりました?」 工藤が携帯を切
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない22 BL小説 「良太も二十六だからもう結婚を考えていい頃だとか、かおりって子とはどうなったんだとか、俺の背中を追いかけたって将来がないとか、やっぱり沢村のプロジェクトに入れてやればよかったとか、斎藤ジイのたわ言に煽られて愚にもつかないこと
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break30 BL小説 秋山にしてももほとほと自分の親に嫌気がさしているようで、工藤と似たり寄ったりなのかも知れない。 沢村も家とは縁を切ったとか言っているらしいし、幸せな家族の方が今は少ないのだろうか。 ただ、良太の一家をみるたび、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない21 BL小説 若い頃なら、ちょっと強気な発言で強引に変えさせることもあったのだが。 ここはだが、ひとみの機嫌を損ねてドラマを台無しにするよりはいいだろうと工藤も考えた。 母親の設定は原作ではもともとなかったが、ひとみを気に入ってい
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない20 BL小説 時計はそろそろ今日の終わりを告げようとしている。 工藤には食事を取れと言ったものの、目まぐるしさにほとんど乾杯の時のシャンパンを口にしただけだった良太は、急に空腹を感じた。 「カップ麺あったかな~」 空調を落とし、灯
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない19 BL小説 良太はスタッフの一人を呼んで、下柳らにグラスを用意させた。 「何、工藤のやつ、いないの?」 「ええ、ちょっとはずせないアポがあって」 すぐ横に立ってこそっと聞く下柳に、良太は苦笑いする。 「良太ちゃんも苦労するな~」
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない18 BL小説 「藤堂ちゃん、こないだはごちそうさま~」 「はいはい~」 「そだ、藤堂ちゃん、来年早々、奈々ちゃんのCMやるでしょ? 『ロンド』のチョコケーキ、期待してるからねぇ~」 「ほいほ~い」 にこにことお姉さま方にも藤堂はのん気
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break29 BL小説 それに、ホールスタッフに一人、猫の手軍団のメンツが混じっている。 ということは千雪や京助も絡んでるに違いない。 一体今度は何をやらかす気だ? 工藤は険しい目つきでホール内を見回した。 紫紀と小夜子はやって
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない17 BL小説 忘年会は昨年より招待客の数も多く、いつにも増して盛大になった。 司会はいつもどおり良太が務め、もともと短い工藤の挨拶は年々さらに短くなっている。 「皆様方のお蔭をもちまして無事年を越すことができます。今夜は大いに楽し
共通認識を持つことの重要性と良好な関係性を維持することのバランスを取るのは難しく不用意な質問はコミュニケーション自体を悪化させる危険性があります。経験豊富がゆえに言葉のもつ多様な意味を知っているプロデューサーほど、この課題に直面します。
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない16 BL小説 「すまん!」 いきなりカウンターに頭をつけんばかりに言われても良太にはさっぱり何のことかわからない。 「あのな、肇、俺お前に何もされた覚えはないけど………」 「かおりのことだ」 肇は声を振り絞るように言った。 「かおり
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました 暦の上ではとっくに秋、ということで、 2024automne を設置、 ほんの少し届かない(工藤×良太23)15 までを
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月夜の猫-BL小説です BL小説 「仕事は順調のようだね」 柔らかい口調で紫紀に尋ねられて、良太ははっと顔を上げた。 「はい、お陰様で、いろいろ勉強になっています」 そこへ小夜子がやってきて、「あら、今日のネクタイ可愛いわね。よくお似合いよ」といつものよう
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない15 BL小説 ここ数年何かあるたびに利用している会社だが、時折ドタキャンする学生バイトがいるらしく、良太はそれに備えて人数を多めに依頼している。 にもかかわらずこれだ。 一応、あと一人時間までに確保するということで電話を置いたが
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない14 BL小説 「今夜は札幌で足止めだ。雪がすごい。明日事務所に寄るつもりだったが、直接大阪に行く。そっちはどうだ? 忘年会の準備は大丈夫か?」 「あ……はい、忘年会の方はご心配なく」 「あとを頼む」 「はい、あの……」 言いかけた言
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない12 BL小説 京助には初っ端からあまりいい印象を持っていないので、心情としては良太もアスカ寄りだ。 アスカも良太もよく思っていないところの綾小路京助はちなみに紫紀の弟で、T大法医学教室の准教授だ。 普段モルグに籠っている京助には
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない13 BL小説 「ほお~、何そのパーティってのも、美味いもんあり? 酒も?」 「多分。去年は美味しいシャンパンもたくさん並んでましたよ。あとで小笠原に聞いたら、すんげく高いのばっかだったって。ブブクリコとかドンペリとか。美味しいはずですよね
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break27 BL小説 工藤に歩み寄った良太は、ようやくその横に立つ華やかな美女に気づいた。 田野倉奈美、山内ひとみと並び称される大御所女優である。 「うちの広瀬です。こちら瀬尾プロモーションの柏木さん、田野倉さんだ」 工藤が年配の
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない11 BL小説 その日、世界自然遺産を追ったドキュメンタリー番組『知床』の編集作業で良太は下柳らスタッフと朝から一緒にスタジオに入っていた。 ちょうど一休みだと下柳とスタジオを出たところで良太の携帯が鳴った。 「今年はイブのクリスマス
*小説『ザ・民間療法』を始めから読むテレビ局でプロデューサーをしている河野くんから、「日本に帰ってきたヨ~」と連絡があった。彼は私が特殊美術の仕事をしているころからの仲間で、今でもわりと頻繁に行き来している仲良しである。彼は番組のロケで、しばらくの間、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない10 BL小説 ともあれ、検事の荒木とともに工藤とは大学の同期で長いつきあいになる小田弁護士にせよ、平造にせよ、下柳やひとみや、それに良太はあまり好きではないが、MBC時代の先輩鴻池にせよ、冷酷非道だなんだといわれながらも工藤は人には恵