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お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light19 BL小説 一方、鴻池が執拗に良太にドラマ出演を促したというところに何か引っかかりを覚えた千雪は、鴻池のことをいろいろと調べていた。 そして妙な情報も入手した。 「言い忘れたんだが、鴻池はバイで特にきれいな少年が好きだから、千雪
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break35 BL小説 「やっぱ、お迎えの車って、サイレン付きだったんですか?」 良太はつい、思っていたことを口にした。 「サイレンは鳴らさんと帰ってもろたけどな」 「詳しいことはまた後で話す。腹が減った」 動きたくないという顔の千雪
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light18 BL小説 「室井はしたたかな女で、それこそ自分の地位をステップアップするために、鴻池と関係を持ったとかある筋では言われているらしいが」 下柳はそう言って鼻で笑う。 「鴻池さんと…」 「だから、良太ちゃん、あんまり世間の噂、気にす
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light17 BL小説 「へえへえ。それにしても工藤のやつ、ケツの穴の小ぃせーこと言ってねーで、俳優でも何でもやらせてやればいいだろーが、良太によ」 京助が言うと、「とか何とか、ユキがテレビに出るのだって文句言ってたくせに」とアスカが応酬する。
Summer Break(工藤×良太)34 2024Automneでアップしております、 Moon Light
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break34 BL小説 「ったく、これだからイケメンってやつは嫌いなんだ! 売れっ子女優が簡単に連れられて行くし」 耳の中でも加藤が地団太を踏んでいるように喚いた。 あーあ、お迎えの車って、サイレンのついてるやつだったりして。 良太が
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light16 BL小説 残っているあとワンカットは、他の俳優の都合上、翌週にならないと撮影できない。 そのシーンのセリフを思い出しながら、良太はパソコンの前に座っていた。 阿部とは二度ほど飲みに行ったが、それを知ったアスカに、あの男はゲイ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light15 BL小説 九月も中旬を過ぎ、燦燦と降り注ぐ太陽の光がその威力を落とし始めた頃。 ニューヨークテロ事件の余波もあってか、世情不安は募るばかりだ。 加えてたまに連絡が入るくらいの工藤と良太はそれこそずっと冷戦状態である。 良太
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light14 BL小説 その日、二人の出番はとりあえず終わり、傷心の良太は阿部に飲みに誘われた。 申し訳なさから良太はつき合うことにした。 「すみません、俺の役は、もともと阿部さんの役だったのに」 「お前が謝ることじゃないさ。俺はどんな役で
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break33 BL小説 ちょ、足止めって、適当な理由って言われたってっ! 「あ、橋田響子さん、ですよね? 私、青山プロダクションの広瀬と申します。『恋のカウントダウン』でご活躍の頃からずっとドラマなど拝見させていただいております」 良太
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light13 BL小説 良太の出るシーンはほんの数カットだ。 最初より増えたとはいえ、長いセリフもとっくに暗記しているのだが。 「学芸会じゃねーんだぞ」 だが、そんな文句にも良太は言い返すことができない。 どうにも棒読みに毛が生えた程度
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light12 BL小説 「一体どういうつもりなんだ? 鴻池さんは」 昔からテレビ関連仲間の行きつけとなっているバーのカウンターで、工藤は声を荒げた。 「んなもん、本人に聞いたらいいだろう?」 隣でカラリとグラスの氷を鳴らしたのは、これもMB
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light11 BL小説 「だって工藤さん! 良太だって鴻池さんに言われてよかれと思って!」 鬼の怒号にも屈しないアスカが良太に駆け寄って、工藤に抗議する。 「撮影が終るまで、他の仕事はしなくていい。言っておくが、失敗なんてことは金輪際許さない
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light10 BL小説 JAL〇〇五便十三時三十分ニューヨークジョンFケネディ空港発、翌十六時三十分成田着予定。 やっと、工藤が帰ってくる。 「これでようやく枕を高くして眠れるわ、良太ちゃん」 鈴木さんもほっとしたようすでオフィスの花を
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light9 BL小説 以前あのフリーライターの土方もかぎつけたことだ。 CMなんかに出たら、他にも良太の過去を掘り起こして、それをマスコミに流そうという者がいる可能性も十分考えられるのだ。 そんなことをされたら、今度はCMの放映のみならず
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light8 BL小説 近くの喫茶店に入り、鴻池の話を聞いた良太は仰天した。 「俺が、ドラマに? そんなの無理に決まってます」 ピアニストの青年役が気に入らないから、鴻池は良太にやれというのだ。 実は夏に撮影予定だったCMを怪我で降板した長
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break32 BL小説 ようやくカウンターに辿り着いた良太は、ラム酒と自分にはモヒートを作ってもらい、紫紀が飲んでいたコニャックもオーダーして、左手にラム酒とモヒートを、右手でコニャックのグラスを持とうとした。 「あ、お持ちします」 そ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light7 BL小説 叩きつけるように受話器を置いた良太は、まだ怒りがおさまらない。 「長田プロが裏で糸を引いてるとしても、こいつはなかなか尻尾をつかませてはくれないな。良太、カッカくるだけ損だぞ。とにかく調べてからだ」 谷川に諭され、その
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light6 BL小説 工藤から千雪とこの京助が付き合っていると聞いた時は良太も驚いた。 だがこの際、良太は工藤とのことで千雪を妬いたことも京助が嫌味なやつだということも、そんなことはどうでもよかった。 りりりりり――――――――― 「青山
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light5 BL小説 「良太、ちょっと休みなさいよ。夕べっから寝てないんでしょ? ここは私たち、いるから」 自分のデスクで電話と携帯を並べてを睨みつけている良太に、タブレットでニューヨークの記事を探る秋山とともに大テーブルに陣取っているアス
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light4 BL小説 翌日もパソコンの前に座って書類作成やメールチェックをする以外、良太はあちこち飛び回って終った。 九時を過ぎて、オフィスに鍵をかけ、良太はエレベーターで自分の住居である七階へと向う。 部屋のドアを開けると、三毛猫のナー
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light3 BL小説 先月末、CM撮影でイタリアに同行した工藤は良太とともに一旦帰国したのだが、ほとんどとんぼ帰りのように再びローマ、リヴィエラに飛び、イタリアロケが終るとその足で一人ミラノからニューヨークに渡った。 そちらはLA、ニューヨ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light2 BL小説 弱小とはいえ数名のタレントを抱えたこの会社の社長工藤高広は、自身は敏腕プロデューサーとして業界に名を馳せ、手掛けた仕事は必ず当たるとまで言われた男である。 この夏公開された、工藤プロデュースによるベストセラー作家小林千
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light1 BL小説 九月に入っても、酷暑の夏は依然続いていた。 そんな中、 絶好調! そんな言葉をついつい口にしそうなほど、広瀬良太は調子がよかった。 ミラノから帰ってきた良太は、張り切っていた。 「ハイ、それでは明後日の午後三時に
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Moon Light(工藤×良太7) BL小説 昭和なオヤジ工藤と、部下で秘書兼プロデューサー元野球少年で直球な良太のすったもんだラブ。ドタキャンした俳優の代役で良太がCMに出る出ないで工藤とひと悶着のあとイタリアでのロケを終えて会社に戻ってきていた良太は
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない33(ラスト) BL小説 とりあえずナータンを肩に、良太はしばし呆然と自分の部屋を見回した。 炬燵は、ある。 ナータンのトイレやご飯の器やトレー、窓際にはネコタワーもある。 だが、それ以外の全てがまるで嘘のように変貌していた。
月夜の猫-BL小説です お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)31まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)31 ほんの少し届かない32 まで更新しました 長い酷暑の夏がようやく終わるのでしょうか 10月です 今年は暑い夏だっ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break31 BL小説 「まあ、千雪くんも良太ちゃんを危ない目に合わせるようなことはしないはずですから、そこのところは信用していただいて」 工藤が良太のことを気にかけているのだと、紫紀にはインプットされているようだ。 それがどういう意味
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない32 BL小説 「メリークリスマス」 藤堂が言うと、良太も「メリークリスマス」とドアを閉じた。 「このワインもさっきいただいたけど、美味しかったですよ」 機嫌よさそうにひょこひょこ歩く良太の腕を掴み、工藤はタクシーを拾う。 「お前の猫
「指原莉乃がヤングジャンプ45周年記念グラビアに再登場!アイドルからプロデューサーへ転身した彼女の新たな魅力と挑戦を徹底解説します。国内外で大注目の彼女の最新活動を、ファッションやメディアの視点から深掘りし、その独自の魅力をお届けします!」
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない31 BL小説 グラスを前に、工藤はひとみの隣でそんな藤堂と良太のようすを面白くもなさそうに見やる。 「ちょっと、せっかくのクリスマスパーティにそんな仏頂面、やめてよね、高広」 ひとみの辛らつな声が工藤の眉間にまた一つ皺を刻む。 「せ
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない30 BL小説 「かおりちゃんから、こないだ、肇とつき合うことになったから、良太のことよろしくって」 沢村がしれっと答えた。 「はああ? 何だよ、俺のことよろしくってのは」 「沢村くんなら許してもいいって、お墨付きが出たぞ」 「だから、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない29 BL小説 「そういえば、玄関にかかってる絵、五十嵐さんですよね?」 思い付いて良太は悠に聞いてみた。 玄関の鏡の向かいにかかっていた楕円形の額に収まった絵は愛らしい猫の絵だ。 「おう……」 一見して華奢な美少年は、相変わらず挑
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない28 BL小説 妙に勢い気味に、俺も行く、と沢村は駄々こねのように喚いている。 「藤堂さん、実は友人が来てもいいかって言うんですが」 良太は一旦携帯を切ってカウンターに歩み寄る。 中でバーテンダーよろしくカクテルをシェイクしている
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない27 BL小説 良太が麻布にある河崎のマンションに着いたのは午後十時を回った頃だった。 「メリークリスマス! やあ、良太ちゃん、来てくれてありがとう。仕事は終わったの?」 テンションの高い藤堂の声がドアフォン越しに聞こえてくる。 良
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない25 BL小説 「ドラマでNTVです」 工藤はマネージャーの小杉の携帯に電話を入れた。 「工藤だ。フジタのCMの件で今夜会食だ。志村になるべく顔を出すように言ってくれ。『雅楽』に七時半だ」 「小杉さん、捕まりました?」 工藤が携帯を切
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない22 BL小説 「良太も二十六だからもう結婚を考えていい頃だとか、かおりって子とはどうなったんだとか、俺の背中を追いかけたって将来がないとか、やっぱり沢村のプロジェクトに入れてやればよかったとか、斎藤ジイのたわ言に煽られて愚にもつかないこと
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break30 BL小説 秋山にしてももほとほと自分の親に嫌気がさしているようで、工藤と似たり寄ったりなのかも知れない。 沢村も家とは縁を切ったとか言っているらしいし、幸せな家族の方が今は少ないのだろうか。 ただ、良太の一家をみるたび、
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない21 BL小説 若い頃なら、ちょっと強気な発言で強引に変えさせることもあったのだが。 ここはだが、ひとみの機嫌を損ねてドラマを台無しにするよりはいいだろうと工藤も考えた。 母親の設定は原作ではもともとなかったが、ひとみを気に入ってい
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない20 BL小説 時計はそろそろ今日の終わりを告げようとしている。 工藤には食事を取れと言ったものの、目まぐるしさにほとんど乾杯の時のシャンパンを口にしただけだった良太は、急に空腹を感じた。 「カップ麺あったかな~」 空調を落とし、灯
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない19 BL小説 良太はスタッフの一人を呼んで、下柳らにグラスを用意させた。 「何、工藤のやつ、いないの?」 「ええ、ちょっとはずせないアポがあって」 すぐ横に立ってこそっと聞く下柳に、良太は苦笑いする。 「良太ちゃんも苦労するな~」
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない18 BL小説 「藤堂ちゃん、こないだはごちそうさま~」 「はいはい~」 「そだ、藤堂ちゃん、来年早々、奈々ちゃんのCMやるでしょ? 『ロンド』のチョコケーキ、期待してるからねぇ~」 「ほいほ~い」 にこにことお姉さま方にも藤堂はのん気
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break29 BL小説 それに、ホールスタッフに一人、猫の手軍団のメンツが混じっている。 ということは千雪や京助も絡んでるに違いない。 一体今度は何をやらかす気だ? 工藤は険しい目つきでホール内を見回した。 紫紀と小夜子はやって
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない17 BL小説 忘年会は昨年より招待客の数も多く、いつにも増して盛大になった。 司会はいつもどおり良太が務め、もともと短い工藤の挨拶は年々さらに短くなっている。 「皆様方のお蔭をもちまして無事年を越すことができます。今夜は大いに楽し
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です ほんの少し届かない16 BL小説 「すまん!」 いきなりカウンターに頭をつけんばかりに言われても良太にはさっぱり何のことかわからない。 「あのな、肇、俺お前に何もされた覚えはないけど………」 「かおりのことだ」 肇は声を振り絞るように言った。 「かおり
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました BL小説 Summer Break(工藤×良太)28まで更新しました 暦の上ではとっくに秋、ということで、 2024automne を設置、 ほんの少し届かない(工藤×良太23)15 までを
お立寄り有難うございます。お気楽ハピエンBL小説です 月夜の猫-BL小説です BL小説 「仕事は順調のようだね」 柔らかい口調で紫紀に尋ねられて、良太ははっと顔を上げた。 「はい、お陰様で、いろいろ勉強になっています」 そこへ小夜子がやってきて、「あら、今日のネクタイ可愛いわね。よくお似合いよ」といつものよう