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抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)のページを更新自己免疫性甲状腺疾患であるバセドウ病や橋本病の患者血清中に多く存在する抗マイクロゾーム抗体は、甲状腺マイクロゾーム分画の甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO:thyroidperoxidase)に対する抗体であることがわかり、抗TPO抗体と称するようになった。抗TPO抗体は甲状腺細胞に対する細胞障害作用を有し、自己免疫性甲状腺疾患が疑われる場合に行なわれる。甲状腺組織の崩壊に伴う腫大(甲状腺腫)がみられ抗体陽性の場合は、バセドウ病や橋本病を考える必要がある。また治療経過観察にも有用であると評価されている。<出典:日本リウマチ学会>■異常値バセドウ病,橋本病,甲状腺腫,糖尿病,特発性粘液水腫,膠原病⇒抗原と抗体抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)
新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与えるという記事で、『SARS-CoV-2BNT162b2mRNAワクチンは、TgAbは3回目の投与で増加させて、甲状腺自己免疫を破壊することができる。』と記載されています。なぜTgAb増加で甲状腺自己免疫を破壊されるのでしょうか?TgAb(抗サイログロブリン抗体)とは、甲状腺細胞が産生するサイログロブリン(Tg)に対する自己抗体である。半定量法に比べて感度の高い測定法で行われるTgAbは、バセドウ病や橋本病(慢性甲状腺炎)などの自己免疫性甲状腺疾患において、自己免疫の存在や程度を知る目的で実施され、各疾患において高い陽性率が得られています。サイログロブリンは甲状腺濾胞内のみで合成される糖蛋白で、甲状腺濾胞内コロイドの主成分となります。抗Tg抗体と抗TPO抗体はともに...新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与える(3)
抗サイログロブリン抗体(Tg-Ab)のページを更新橋本病、バセドウ病の診断に有用な自己抗体。TPO抗体と同時に測定すると陽性率がアップ。サイログロブリンは甲状腺濾胞細胞に含まれる分子量約330,000の糖タンパクで、これに対する自己抗体を抗サイログロブリン抗体といい、マイクロゾーム抗体と共に代表的な甲状腺の自己抗体である。自己免疫性甲状腺疾患において古くから間接凝集法による抗サイログロブリン抗体(TGHA)が測定されてきたが(サイロイドテスト)、より高感度な定量測定が主流になってきている。自己免疫性甲状腺疾患が疑われる場合はTPO抗体(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)を同時に測定するのが望ましい。橋本病での陽性率は75~80%、バセドウ病では50~60%程度といわれる。びまん性の甲状腺腫を触診し硬度が固い場...抗サイログロブリン抗体(Tg-Ab)