新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与える(3)
新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与えるという記事で、『SARS-CoV-2BNT162b2mRNAワクチンは、TgAbは3回目の投与で増加させて、甲状腺自己免疫を破壊することができる。』と記載されています。なぜTgAb増加で甲状腺自己免疫を破壊されるのでしょうか?TgAb(抗サイログロブリン抗体)とは、甲状腺細胞が産生するサイログロブリン(Tg)に対する自己抗体である。半定量法に比べて感度の高い測定法で行われるTgAbは、バセドウ病や橋本病(慢性甲状腺炎)などの自己免疫性甲状腺疾患において、自己免疫の存在や程度を知る目的で実施され、各疾患において高い陽性率が得られています。サイログロブリンは甲状腺濾胞内のみで合成される糖蛋白で、甲状腺濾胞内コロイドの主成分となります。抗Tg抗体と抗TPO抗体はともに...新型コロナワクチンが甲状腺機能に影響を与える(3)
2023/02/21 17:47