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化学工場の運転制御をするDCSと運転記録のPIシステムの使い分け 保存・解析・共有
化学プラントで使う範囲で"PIシステム"について解説します。DCSを持っているプラントではPIシステムも導入していることが多いと思います。特に大きな工場では必須レベル。機械系エンジニアとして実際どれくらい使っているかを解
化学工場の挟み込み部品とメンテナンス性 みぞ型・バタフライバルブ・ヘッダー・チャンネルカバー
バッチ系化学プラントの"はさみ込み"部品と典型的な配管構成について解説します。挟み込み部品は何も考えずに配管を取り付けると、後々大きな問題になります。挟み込みのことをジゴクと呼びこともあります。一度付けてしまうと取り外し
化学工場向け設備のオンライン立会(web立会・リモート立会)検査の手順 移動リスク・時間・費用のメリット
化学プラント向けの設備の"オンライン立会"(web立会、リモート立会)検査について解説します。移動の自粛・テレワーク・多忙などの背景でオンライン立会を好むユーザーは一定数います。立会検査の出張を旅行感覚で捉えるユーザーも
材質と伝熱性をバッチ系化学工場の範囲内でいろいろ比較 熱伝導率/熱伝達率・断熱/ガラス/カーボン
"材質"と"伝熱"性の関係をまとめました。伝熱性つまり熱の伝えやすさは、膨大なエネルギーを使う化学プラントではとても大事な考え方です。省エネから始まって今ではカーボンニュートラル。化学プラントでは多く
バッチ系化学工場の設備と配管で材質を微妙に使い分ける思想 SS400/SUS304/SUS316L/高耐食
設備"材質"と配管"材質"の選定・使い分けの思想について解説します。腐食性の高い薬液を多く扱う化学プラントでは設備の耐食性はできるだけ高くしたいもの。耐食性のランクを上げれば上げるほど、イニシャルコス
化学工場の溶接溶断で使用するアセチレンの特徴を解説 燃焼範囲/エネルギー/三重結合
化学プラントの工事現場で"溶接"・溶断の作業に使う"アセチレン"について解説します。溶接作業者なら誰もが理解していることです。化学プラントの化学系技術者も当然理解しています。化学プラントの技術系のン華
化学工場で地震・火災・津波・洪水が起きたときの緊急処置対応 生産/用役/貯蔵/入出荷/工事
天災関係が起きた時の"緊急処置"対応について解説します。製鉄所などでは地震が起きた時にフレアスタックのパージをしたりするのは、近隣地域に住んでいると割と常識的なことでしょうがそうではない人にとっては火事が起きたように見え
化学工場を安定的に稼働させるために「故障」の定義をしっかり定めよう 責任範囲/精神衛生
"故障"というのは化学装置に限らず、一般的に使う単語ですよね。私は会社である時期にこの「故障」と格闘していたので、人生でもう聞きたくないワードベスト10くらいに入っている嫌な単語です。さて、機電系エンジニアであれば故障と
化学工場の製缶機器(タンク・熱交換器)のメーカー見積書を査定するときに大事なこと 金額・納期・仕様
化学プラントの設備でも"製缶"機器と呼ばれるタンクや熱交換器のメーカー見積について解説します。ユーザーエンジニアとして何をどうやって査定すればいいか悩む人は多いでしょう。表面的に見える部分以外をどこまで深く見るかという、
シールレスポンプの予備部品の持ち方で変わるバッチ系化学プラントのメンテナンス性 インペラ・ベアリング・スリーブ
"シールレスポンプ"の予備品の持ち方について解説します。化学プラントのメンテナンスを考える上で、予備品の考え方はますます重要になります。設備の技術向上が望めない以上は、壊れてもプラントを止めないという方向でメンテナンスは
化学工場の土木建築設計に必要な機器荷重データの計算方法 外部委託・図面・空重量・密度
この記事では、土建設計に必要な"機器荷重"データの取得方法を説明します。化学プラントの建築プロジェクトをコンカレントに進めるためには、土建の設計や土建の工事を最短にする努力をすべきです。土建はいろいろな意味で曲者。最低限
化学工場の建設プロジェクトにおける土木建築エンジニアの立ち位置 優先度が高いけど目立たない
化学プラントの"土建エンジニア"について解説します。建設業界で土建というと主力中の主力ですが、化学プラントでは割と目立たない存在です。その割に重要度が高いのが土建です。一般には「土木」と「建築」に分けますが、「土建」とい
セルフスタンドでのガソリンの給油方法を静電気対策の視点で徹底して解説 車/ノズル/人
ガソリンの"給油"方法について解説します。何気なく車にガソリンを給油している人ばかりですが、化学プラント的には非常に危険です。化学プラントの製造経験者でも、無意識に危険な給油をしていたりします。あの何気ない作業にも恐怖感
入社試験の研究発表に対する質問作成業務というマニアックな課題から見えてくるもの 即興でお茶を濁す力
”入社試験”の問題について解説します。みなさんは試験問題って作ったことありますか?友達と勉強している時に1問1答式の問題を出したことがあるかも知れませんね。大学・大学院・資格試験など数多くの試験を受験していても、問題を作る側に回る人はそうは
設備が故障したそのとき 保全エンジニアの対応を初心者・中堅・ベテランの3ランクに分けて解説
プラント設備が"故障"したとき、化学プラントの設備保全エンジニアが最も活躍します。設備故障に対してどういう振る舞いをするかは、設備保全エンジニアの仕事の成果として明確に分かれます。初心者→中堅→ベテランという3段階にザッ
【入社動機とキャリア】化学工場の機電系エンジニアを私が選んだ理由を紹介 先延ばしを続けた末路
私が化学プラントの"機電系エンジニア"として約15年のキャリアを選んだ理由を説明します。就職活動で入社動機をよく考えなさいって言われませんでしたか?働き出したら入社動機を考える機会なんて、壁にぶち当たったときに困りますよ
化学工場の技術力の低下 機電系エンジニア目線で解説 少子化・不人気業界・時間的制約
化学プラントの機電系エンジニア目線で「技術力の低下」について思うことをまとめてみました。否定的な内容なので、「最近の若いものは・・・」という趣旨で感じる人もいると思います。遥かに昔から言われていることですよね。どちらかというと悲観的な内容で
中小化学設備メーカーの技術力低下をユーザエンジニアリングの目線で解説 製図・技術開発・報告・品質
化学設備メーカーの技術力にスポットを当ててみます。化学プラント全体的に技術力の低下が恐ろしい勢いで進んでいます。設備メーカーはそれより1歩か2歩は先を進んでいるという感じでしょう。ユーザーもメーカーも技術力が向上することは望めずに、妥協と発
アナログテスターとクランプメーターを機械エンジニアが知っておきたい範囲で解説 初心者向き
"電気測定器"の種類を解説します。機械系エンジニアならあまり詳しくなくても仕事はできてしまいます。それでも周辺知識として知っておきたいですね。アナログテスタークランプメーターの2つを解説します。アナログテスターアナログテ
電気工事初心者が化学工場の電気ケーブルの系統をザックリ解説 ダクト・ラック・電線管
電気"ケーブル"に関する超基本的な事項をまとめました。機械エンジニアが知っておくべき範囲で電気工事の現場を解説します。電気工事は電気エンジニアに任せてしまいがちですよね。化学プラントといえども電気工事は世間一般の工事と近
真空吸引用エゼクター/スクラバーの構造と特徴を解説 スチーム・水・エアーの使い分け
エゼクターの駆動源ごとの使い分けに付いて解説します。何となく理解しているだけでも使えてしまう便利な真空装置。反応で発生する排ガス吸収装置として化学工場で大活躍します。環境への配慮も相まって、今後もその地位は安泰でしょう。機械エンジニアならも
真空吸引用エゼクター/スクラバーの構造と特徴を解説 スチーム・水・エアーの使い分け
"エゼクター"の駆動源ごとの使い分けに付いて解説します。何となく理解しているだけでも使えてしまう便利な真空装置。反応で発生する排ガス吸収装置として化学プラントで大活躍します。環境への配慮も相まって、今後もその地位は安泰で
プレート式熱交換器のバッチ系化学工場での選定思想例 ガスケット/溶接・メンテナンス
"プレート"式"熱交換器"について解説します。化学プラントに限らず幅広い用途で使われます。熱計算の基本を学べる設備で、多管式熱交換器よりも先にマスターしたい設備です。原理と特徴プレート式熱交換器の原理
圧力容器の板厚メンテナンスのために強度計算書を一瞬で見抜くためのマニアックな確認ポイント
"圧力容器"のメンテナンスをしていく中で板厚の管理は非常に重要です。図面と強度計算を眺めつつ、板厚測定に望まないといけません。何も知らない設備の強度計算書を見せられて、「すぐに板厚がどこまで許容できるか判断して欲しい」と
【多管式熱交換器】ガラスライニングvsカーボン 耐酸性材質の2トップを独断と偏見で比較
熱交換器の中でも耐酸性材質の代表例である"ガラス"と"カーボン"について比較します。特にバッチ系化学プラントでは必須アイテムですが、どちらを選べばいいか意外と悩みます。独断と偏見交じりですが、ざっくり
FRPタンクで化学工場のユーザー設計上注意しておきたいポイント 圧力/温度/ノズル/作業架台
"FRP"タンクの設計について解説します。鉄系のタンクと違う独特性があり、気を使う部分が多いです。ユーザー設計者としては、こういう現場作業を意識した設計をしたいですね。そうでなければ、外部プラントエンジニアに委託する方が
冷凍サイクルとp-h線図の基本を解説 熱力学/等圧変化/断熱変化/エンタルピー/温度圧力体積
"冷凍サイクル"のp-h線図を勉強をする記事です。冷凍機の資格や熱力学の勉強で登場する分野です。オーナーエンジニア的にはメーカーに任せてしまえる部分なので、意識していないかもしれません。知っておいた方がちょっと便利な知識
バッチ系化学工場の総括伝熱係数(U値)の現場データ採取と計算方法を解説 温度計/流量計
工場現場での総括伝熱係数(U-factor)のデータ採取と解析の例を紹介します。計算式は教科書的ですが、データの採取はアナログなことが多いでしょう。現場レベルではどんなことを行っているのか、エンジニアは意外と知らないかもしれません。机上計算
オーナーエンジニアリングなどの中途半端規模のプロジェクトの「機器リスト」活用方法と注意点
化学プラントのプロジェクトで使う機器リスト(device list)について解説します。久しぶりに土曜日にしっかりと仕事をしていました。そこでプロジェクト向けの機器リストをいじっていましたが、あらためて何の目的があるか言語化しておこうと思い
移動式台車に設備を置くときの設計上の注意点 化学工場のエアー駆動ダイアフラムポンプを例に
移動式台車(platform trolley)の選び方について化学プラントで注意したい点をまとめました。移動式台車+ダイアフラムポンプは化学プラントの頼みの綱。適当に設置しても何とかなってしまいますが、真剣に考えるとそれなりの対策が必要です
減圧系の大気脚の原理と設計上の注意点 スチームエゼクターやバロメトリックコンデンサーとの接続
大気脚(atomospheric leg)について解説します。スチームエゼクタなど減圧系のラインで必要になってきます。物理的に単純な構造のはずですが、多少考えることがあるので見落としなく考えたいです。昔からある設備だから「既存コピーで」とな
断熱保温工事の「表面積計算」は意外と適当でも良いと思います タンク・熱交換器・皿型タンク
化学装置に断熱施工する場合、数量の見積として表面積計算(insulation surface)の実際を解説します。厳密な計算をしてもいいのですが、意外と適当でも良いと思います。断熱の量は厚み×表面積で決まります。厚みは最適保温厚みの計算をす
バッチ系化学工場の配管塗装の「色分け」を解説 塗装なし/全面/部分 危険性有無の把握
配管塗装(piping paint)の色分けについて解説します。化学プラントでは非常に多くの配管が這うように設置されています。中には危険な薬液も当然混じっています。数があまりに多すぎて、何が危なくて何が安全か一目で分かりません。運転時やパト
化学工場の5大用役(ユーティリティ)の概要と使い先を解説 水・蒸気・電気・空気・窒素
化学プラントの用役(utility)について解説します。用役はプラント運転では目立ちませんが、非常に需要です。これは一般家庭の生活でも水や電気がなければ、一瞬で困ってその時になって重要性に気が付くのと似たような話です。プラントレイアウトなど
プラントの配管中で使用するラインミキサーの考え方と簡単な設計例 温水製造用熱交換器
ラインミキサー(Line mixer) インラインヒーター・スタティックミキサーについて解説します。使用用途は結構多いわりに、選定できないエンジニアもいると思います。メーカーに依頼すれば解決しますが、基本的な設計部分は理解しておいた方が良い
「冷媒(フロン)」について化学工場の冷凍機向けに基本を解説 CFC/HCFC/HFC/HFO/自然冷媒
冷媒フロン(Freon)の話をします。フロンとか温暖化とか環境面の話ですが、化学プラント的には冷凍機として極めて密接に関係します。冷媒の型式はいろいろあって分かりにくく覚えるというものでもありません。一般的知識の範囲内で、機電系エンジニアも
粉体貯留ホッパーの形状とかんたんな容量計算 同芯・偏芯・安息角/空間容量・粉体容量
粉体貯留ホッパー(hopper)の形状の決め方について解説します。ホッパーの形状は安息角と深い関係があります。容量計算も設計上は大事ですが、とてもかんたんです。設計の考え方をまとめました。安息角安息角はホッパー設計上の粉体物性の重要な指標で
【保全エンジニア向け】定年退職によるメンバー入れ替え後5年~10年の設備保全はこうなっている・・・かも?
団塊世代の設備保全エンジニアが定年退職で完全に仕事を辞めてしまった入れ替わって数年。設備保全エンジニアの今後を勝手に想像してみます。弊部の設備保全エンジニアを見て感じたことです。独断と偏見だらけでしょう。世間で感じる保全の待遇とは徐々に変わ
化学設備メーカーPRを受けたエンジニアがその場の空気を持たせるために有効な5つの質問
設備メーカーのPRを受ける機電系エンジニアの地味な悩みとして、何を質問していいかわからないということがあります。PRを受けて質問がないか聞かれても何も質問が思いつかず、無言の空間が流れるなんてことも。技術の進歩が少ない「変わらない化学プラン
半導体需要などでPTFE系が手に入らない!バッチ系化学工場の場合でできる設備対応を考えました
フッ素樹脂(Fluororesin)の材料が手に入らないときにどんな対応をすべきかを、ユーザー保全目線で考えてみました。最近、あらゆる原料・部品の調達が怪しくなっていますよね。そんな中でもフッ素樹脂は半導体の需要急増に伴って、とても調達が困
多管式熱交換器(シェルアンドチューブ)の主要部品と機能を解説 図面をじっくり見る前に
多管式熱交換器(Shell and Tube)の主要部品とその機能をまとめてみました。プラントの機械系エンジニアにとって主要機器である多管式熱交換器。その構造はちゃんと理解しておきたいです。とはいえ、機械装置としては複雑です。初心者にとって
【初心者向け】渦巻ポンプの勉強ができるおススメのサイト5選 上司に聞く前に自主学習しよう
渦巻ポンプ(centrifugal pump)の勉強ができるサイトをまとめてみました。渦巻ポンプは化学プラントに限らず様々な業界で使う機械で、一般的な機械です。化学プラントの機械系エンジニアが入社してすぐに担当するのが渦巻ポンプだったりする
化学工場向けのフレキシブルチューブの簡単な選び方 用途・構造・材質・長さ・口径・接続方法
フレキシブルチューブ(Flexible Tube)について簡単な選び方を解説します。フレキシブルチューブは化学プラントの配管代わりにいろいろな場面で活躍します。多くの化学プラントの設備や部品は結構前から新製品の開発が止まっている感があります
【保全エンジニア向け】冷凍機の凝縮器/蒸発器の運転条件の変化と起こりやすいトラブル 水冷式・多管式
冷凍機(refrigerator)の中の熱交換器に着目します。熱交換器の中でも多管式は汎用性が高く、冷凍機の熱交換器部品としても使用します。設計上はあまり気にならないかもしれませんが、実際に運転・保全をするときには知っておいた方が何かと便利
【保全エンジニア向け】”冷凍機”の自動制御・監視の概要本 冷媒の温度圧力/冷凍負荷・冷却負荷との関係
冷凍機(refrigerator)の自動制御関係をまとめます。第一種冷凍機械等の学習をするときには無味乾燥的に記憶しないといけませんが、時代の変化もあって実務との乖離がしやすい内容です。工場の保全担当者として冷凍機のトラブルを経験するとき、
“熱量”の公式Q=mcΔtを使った設備設計をプレート式熱交換器を例に解説 質量流量・比熱・温度差
熱交換器(heat exchanger)の熱設計を熱量の公式Q=mcΔtに基づいて解説します。熱の基礎知識として義務教育でも学ぶ内容です。大量の熱を扱い化学プラントでは熱に関する設計は、競争力を左右する重要な要素です。熱の基本公式としての熱
槽型反応器の”伝熱計算”を解説 濃硫酸を希硫酸に希釈する場合を例に 希釈熱・物質バランス
槽型反応器内での伝熱計算(heat transfer)を解説します。硫酸希釈を例に紹介します。割と一般的な工程で、システムとして販売されていたりします。以下の硫酸を得る工程を考えましょう。硫酸濃度5%硫酸液量5m3温度30℃使用する原料、冷
それでも”日本製”が必要ですか? 化学工場の設備メンテナンスや安定運転を考えたベンダー選定
日本の化学プラントの設備は日本製(made in Japan)が多いと思います。日本製に信頼を置きすぎて、海外の工場でも日本製を輸出しようとする会社も多いことでしょう。そして痛い目を見た会社も多いことでしょう。やっぱり日本で日本のベンダーか
“インナーフィンチューブ”と冷凍機の熱交換器チューブとしての特徴 銅管/凝縮器/蒸発器
インナーフィンチューブ(inner fin tube)について解説します。インナーフィンチューブは冷凍機で登場するチューブです。割と目立たないかもしれませんが、実はとても重要な要素です。インナーフィンチューブ(inner fin tube)
“SS400″と”SUS304″ 炭素鋼とステンレス鋼の化学工場での使い分けの考え方について解説
SS400とSUS304の材質(material)を化学プラントでどう使い分けるか解説します。耐食性があるかどうかで使い分けるのだから、簡単でしょ?そう思われるかもしれませんが、実は使い分けはいくつもあります。鉄とステンレスという身近な材質