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異径”チーズ”の接続方法典型3パターン 突き合わせ溶接/ノズル溶接/ハーフカップリング
配管設計(piping design)に関して異径チーズ配管について解説します。配管のルートを枝分けするために使うチーズですが、主配管と枝配管の口径が違う場合に異径チーズを使う場合があります。異径チーズ(径違いチーズ)として販売されています
“配管”どうしの近接間隔設定で失敗しないために。範囲を限定するための設計思想 ヘッダー/千鳥
配管設計(piping design)の基礎的な部分である、配管と配管の間隔を設定するための思想を解説します。ここを失敗したら、化学プラントの配管工事では「あっ」という間に失敗します。とりあえず広めに設定していれば良いだろうこんな風に考えら
これだけ”溶接”記号 化学工場の設備で使う部分に限定して解説 I型/V型/L型/K型とルート間隔
溶接記号(welding symbol)について解説します。溶接記号は溶接の仕方を図面上で表したもので、化学プラントの設備図面や配管製作図面で登場します。詳細はJISに定められていますが、種類が多くてどれを使うのか分かりにくいでしょう。そこ
耐酸性材質としての”FRP”と”フッ素樹脂ライニング”の比較 設備/配管での使い分け
FRPとフッ素樹脂ライニング(Fluororesin lining)の比較について解説します。どちらも耐酸性の材質として有名です。ほかにグラスライニングがありますが、ガラスでは使いにくい場所に対して次の候補として上がる材質がFRPとフッ素樹
“配管”サポート設計のための支持間隔の計算例を解説 機械力学における梁の両端支持の等分布荷重
配管サポート(Piping support)について、支持間隔の計算例を紹介します。配管を撓みなく適切に固定するためには、サポートで支持することが不可欠です。でもどれくらいのサポートを作ればいいのか、意外と適当に施工されることもあります。手
プラント設計に関わる”エレベーション”基準の考え方 GL/EL/COP/TOB 地面の水平・勾配
プラント設計ではエレベーション(level)をちゃんと設計することはとても大事です。設計のかなり初期から決める事項です。エレベーションを決めることはプラントの寸法を決めるほか、設備の大きさや配管のルートなど設計の多くの場面に影響を与えます。
配管ライン中に設置する”サイクロン”セパレータのかんたんな設計方法を解説 ミスト/固形物の分離
サイクロン(Cyclone)について解説します。熱帯性低気圧であったり、掃除機であったりと何かと有名になってきたサイクロン。サイクロンは化学プラントなどの設備としても使います。アナログな設備ですが、だからこそ効力は発揮するときは絶大です。か
【スラリー対応】竪型”キャンドポンプ”の概略構造と特徴を紹介 シールレス/高耐食材質
竪型キャンドポンプ(canned pump)について解説します。腐食性の高いスラリー液を扱いたい場合に、最後の手段的な視点で選ばれるシールレスポンプです。取り扱いが難しく、そもそも構造も分かりにくいポンプですので、少し解説して上手に使うため
【消防法】危険物”一般取扱所”の要求事項の基礎を分かりやすく解説 危険物製造所との比較
消防法の危険物一般取扱所について解説します。多くの化学プラントは危険物製造所でしょうが、危険物一般取扱所という扱いの工場も存在するでしょう。かくいう私も、「あ、このプラント一般取扱所だったっけ・・・?」と自社のことでも調べないと分からないで
“ブースターポンプ”が失敗しやすい理由を性能曲線を使って解説 2台直列/配管抵抗曲線/配管口径
ブースターポンプ(pump)を使っても上手くいかないことはありませんか?渦巻ポンプを設置したけど、流量が足りずにブースターしたい。こんなニーズは工場では結構あります。そこでブースターポンプを設置しても、あまり変わらないね・・・と悲しい結末に
日野自動車の不正問題にみる”プロジェクト”遂行の課題 化学工場に対して振り返ってみます
日野自動車の認証不正問題(fraud problem)の件は、みなさんご存じでしょうか。製造業に勤める人なら誰もが要約版、特に第6章と第7章は目を通しておきたいです。プロジェクトという点では化学プラントの各種プロジェクトも例外ではありません
“エアコン”の冷却能力を設計するときに考えること 伝熱計算のイメージ 室内熱負荷・換気
エアコン(air conditioner)の能力設計の考え方を紹介します。夏場の熱中症が特に話題になっていますよね。エアコンメーカーに「とりあえずエアコンを付けてほしい!」って依頼します。工場ではこれだと失敗することがあります。なんかあまり
【”腐食”防止】工場内の「水たまり」ゼロ化に向けてできること 細かいところに気配りしたい
腐食防止のために工場内の「水たまり(puddle)」について考えます。細かい設計要素です。ここまで気を配れるようになると、機電系エンジニアとしては一人前だと思います。水たまり(puddle)は危険水たまりは化学プラントでは危険なものという扱
“スプレーノズル”の化学工場での使い方を機電系エンジニア向けに基礎からわかりやすく解説
今回はスプレーノズル(spray nozzle)について解説します。もともとかなり目立たない配管部品の1つです。化学プラントでも設計の機会が少なく、取り扱う時には試行錯誤しがち。難しいわけではありませんが、考えることはいくつかありますので、
【化学会社を志望する方へ】ある化学工場の”独身寮”の生活 会社としての位置づけも併せて紹介
私が独身寮に住んでいた時のことを思い出してみます。借り上げ住宅ではなく専用の独身寮を持っている会社は、ちょっとずつ減っているでしょう。化学プラントでは昔ながらの独身寮の形をとることが多いです。そこには意外な理由も含まれています。人生勉強と思
【機械工学の基本】”振動”工学の一自由度振動系の概要を化学工場の機械系エンジニア向けに解説
振動(vibration)について解説していきます。振動というのは地震の話として話題になることも多いでしょう。これは区別して震動と呼ぶ場合もあります。振動でも震動でも物理的な原理は割と簡単ですが、掘り下げると機械系の大学や大学院の専門的な分
「メンタルヘルス・マネジメント」公式テキストを読んで1年間管理職を実践してみた感想
管理職になると、メンバーの育成と同じかそれ以上の位置づけで、メンバーのメンタルヘルス(mental-health)が大事になります。管理職になる前からメンバーの指導を行っている人でも、管理職でない立場だと育成に重きを置いてしまい、メンタルヘ
【初心者向け】バッチ系化学プラントの反応器の”循環”ラインの使い方 流量調整以外の方法
反応器の循環ライン(Circulation)の使い方について解説します。循環ライン自体は化学プラント以外の一般の設備でも、特に液体ラインで一般によく使います。化学プラントでもバッチ系だとやや特殊な使い方をしています。機電系エンジニアとしては
タンクなど重量物をボルト固定するかどうか判定する耐震耐風計算(“転倒”モーメント)の考え方
タンクなどの重量物をボルト(tank bolt)固定するかどうかの判定をするための転倒計算を解説します。重量物をプラント内で固定するためにはアンカーボルトなどを使います。ところが、タンクではアンカーボルトを使わずに、地面に置くだけというパタ
2022年の年末になりました。2022年も振り返ってみようと思います。仕事関係でいろいろあったような気がしますが、今になってみると意外と大したことない気もしています。家と会社の往復2022年は家と会社の往復ばかりしていました。化学プラントの
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年最初の記事は、新年の抱負です。健康今年は健康に気を使おうと思います。具体的には以下の3つやや高血圧気味の数字を落とす。収縮時120mmHg以下、拡張時80mmHg以下体重を
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年最初の記事は、新年の抱負です。健康今年は健康に気を使おうと思います。具体的には以下の3つやや高血圧気味の数字を落とす。収縮時120mmHg以下、拡張時80mmHg以下体重を
【意外と少ない】人事評価の中で昇進や昇給のために1次評価者ができること JTCはどこも同じはず
人事評価の特に昇進や昇給に関する話をします。評価結果を受けた人は多かれ少なかれ不満を持ちます。その背景に評価プロセスが分からず勝手に評価されている、という部分があるでしょう。メンバー評価結果が悪いのは上司のアピールが悪い。というような主張も
材料のクリープ現象の解説 金属だけでなくガスケットでも起こる【バッチ系プラントエンジニア向け】
クリープ現象(creep)について解説します。材料に関する一般的な話です。機械系のエンジニアなら目や耳に触れたことのある単語でしょう。ところが、バッチ系の機械エンジニアならほとんど出会うことがありません。10年くらいのベテランでも知らないと
液体の移送(liquid transfer)が化学プラントで危険な理由
液体の移送(liquid transfer)の危険性について解説します。プラントで何か問題があった時は、液体の移送をとにかく止めるように緊急処置します。プラントの運転をする製造部でないと、少し気が付きにくいかもしれません。特にプラント建設を
FS(Feasibility Study)を化学プラントエンジニアが担当するときの実態
FS(Feasibility Study)について解説します。プラント建設を実行に移すときに必ず話題になります。建設レベルになるとFSもプラントエンジニアリング会社に依頼するでしょうが、その手前にはオーナーエンジニアレベルでもFSをします。
流体エネルギー(fluid energy)を空気と水について考える
流体エネルギー(fluid energy)を空気と水の場合で考えます。気密試験や水圧試験で、水圧が安全という話を良くします。これを流体力学的に考えたことが実はありません。簡単に整理してみます。条件気密試験や水圧試験を想像しているので、とりあ
配管ドレンファンネル(drain funnel)の設計について考えます。化学プラントの配管でも必須の部品ですが、結構簡単に考えられて問題が起きていても放置されてしまいがちです。いざ問題が起きたときには、力技で何とか対応しようとします。スマー
化学プラントの設備管理(Equipment management)の仕事内容
化学プラントの設備管理(Equipment management)の仕事内容を紹介します。生産技術の保全とかなり近い関係にあって分かりにくいですが、違う部署として機能を持たせた場合を考えています。設備管理の仕事に興味がある方は、参考にしてく
就職氷河期が私の中で1つのテーマになっています。今さらかもしれませんが、この世代はいつ誰が直面してもおかしくありません。自分自身が仕事で就職氷河期とどういう関連があるか、振り返ってみようと思います。就職氷河期の世代就職氷河期の世代はおおよそ
手動弁(manual valve)の基本型式の選び方を解説します。化学プラントでは多くの手動弁・バルブを扱います。種類が多くと悩むのが人間。化学プラントのように投資金額が高く、買って失敗したらダメージが大きいものは、買う前にしっかり考えて納
工業用水(industrial water)の化学プラントで使い方
工業用水(industrial water)について解説します。化学プラントでは大量の水を使います。プラントで使う水がどういう用途で使われているかを知ることは、意外と軽視されがちです。近年では水のリサイクルはどんどん話題になっていっています
プラント製造技術(Manufacturing technology)の仕事
プラント製造技術(Manufacturing technology)の仕事を紹介します。この仕事は生産技術との立ち位置が、かなりあいまいです。生産技術の保全に対する製造管理の設備管理の関係と同じように、あいまい。組織によって、かなり分かれる
渦巻ポンプ(centrifugal pump)で理解したい部品名称
渦巻ポンプ(centrifugal pump)の部品名称について簡単に紹介します。プラント設計でも保全でも渦巻ポンプとは必ず関わります。流量・揚程・材質などのメインスペックも大事ですが、機械に関わるエンジニアとしては構造は知っておくべきです
ガスケット(gasket)係数と最小締付圧力の話をします。ガスケットの知識の基本よりはやや応用といった部分です。プラントの機械・計装系のエンジニアとして完成するころまでには、イメージが持てるようにしておきたい内容です。とにかく丸投げが可能な
化学プラントのスラリー(slurry)の怖さを身近な例で考える
スラリー(slurry)の怖さについて考えます。化学プラントに限らず、プロセス系の製造業ではスラリー液としての取り扱いは多いです。プロセスエンジニアや製造関係者ならその怖さを知っているのですが、機電系エンジニアはあまりその苦労を知りません。
危険物屋外タンク貯蔵所の防油堤に関する要求事項をまとめます。屋外タンク貯蔵所は製造所と同じように多くの法的制約があります。この中でも防油堤に関する規制は、プラント建設だけでなく増設などでも考慮が必要な頻度の高い規制です。失敗しないように、重
塔(tower)でガスケットの片締めを起こさないためにできること
塔(tower)で起こるガスケットの片締めについて解説します。連続プラントのような大きな塔であれば、自ずと考えられていることですが、バッチプラントでは意外と注意してなかったりします。あるいは背景があって対応がとりにくいという場合もあります。
圧力容器(pressure vessel)強度計算の最重要部分を解説
圧力容器(pressure vessel)の強度計算を解説します。20号タンクや反応槽の設計をするときに、必ず使います。細かな部分の計算まで含めるとかなり複雑になりますが、オーナーエンジニアでもここは知っておかないといけないという部分を、計
プラント設備保全(device maintenance)の長期計画
設備保全(device maintenance)の長期計画について解説します。プラント建設をした瞬間から、プラント廃棄の時までずっと保全は続きます。保全を最初にしっかり計画することは、工場運営にとって非常に大事。その計画はタイミングを見て変
じーぴー03こんにちは!今日は、大成ラミックの株主優待についてお話ししたいと思います。大成ラミックという会社は、包装用フィルムなどを製造している会社で、東証スタンダードに上場しています。この会社の株主優待は、年1回3月末に権利確定し、100
人に教えることで、より深い復習が出来る。 予備校から帰ってきた娘のプリンちゃんが、パパが在宅勤務している部屋に入ってきました。 パパはまだ仕事が残っている。 …
プラントエンジニアの4大職種である機械・電気・計装・土建の、足並みがそろわない現状を考えます、よほど小さな組織を除いて、この4職種で足並みが揃っている状況を見たことがありません。なぜそうなるのかを言語化してみます。プラントエンジニアの4大職
P&IDを書くときに一枚に収まらない!よくあることです。この時にどうやって分割するかの考え方をまとめました。会社によってルールは違いますし、バッチや連続の方式だけでも違ったりします。個人的には一枚に集約しない方が見やすいと思っていま
The Engineering ToolboxのP&ID Templateを使ってみました
The Engineering ToolboxのP&ID Templateを書いてみました。P&IDをどのツールで書くか悩む人も居るでしょう。CADを使うのが最も確実ですが、そこまでではない場合にはこういうツールが使えます。
P&IDのラインスペックについて解説します。ラインスペックとは以下のようにP&IDの配管ラインに記載しているスペックのことです。明確な共通ルールが存在するわけではありませんが、記載すべき内容はほぼ決まっています。ラインスペッ
P&IDの計装記号について解説します。計装制御の内容を含んでいるとても重要な内容です。操作方法を決めるのがプロセスエンジニアなので、計装エンジニアとしては受け身の姿勢。計装設備は計装エンジニアのものと思って、さらに敬遠するのが機電系
P&IDのシンボルを解説します。シンボルは私は図記号とほぼ同じ意味で使っています。P&IDで最も目立つ設備を示すもの。一目で設備の特徴が分かることが最も大事です。いくらでも種類を増やすことは可能ですが、多くても覚えることがで
【7~10年目】化学プラントの機電系エンジニアが部下育成を始めました
私のプラントエンジニアとしての経験・キャリアの話です。今回は7~10年目くらいの間のことです。部下育成を行うようになった段階。シリーズものですので、先に以下の記事からご覧ください。入社7年目~8年目入社7~8年目は、入社5~6年目より若干大
禁水性物質について解説します。水と接触してはダメ。こういう物質があることは日常生活ではなかなか思いつかないでしょう。揚げ物など油を使った料理で火災が起きたときに、水を使ったらダメですよね。水と接触したらダメという物質は世の中には意外とありま