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血栓性血小板減少症のページを更新ワクチンの接種を受けた数名が血栓症(血管の中で血が固まる病気)を発症したという症例が、2021年3月初めから欧州で報告されるようになりました。その多くが通常では血栓がみられない重要な部位に血栓ができ、とりわけ、脳からの血流を受ける静脈が血栓で塞がれる病態(脳静脈洞血栓症[CVST])が顕著に認められました。CVSTに関連して脳内出血がみられた例もありました。腹部の臓器や脚からの血流を受ける静脈に血栓ができた人もいました(MSDマニュアルの「深部静脈血栓症(DVT)」を参照してください)。症状としては、重度の頭痛、腹痛、吐き気と嘔吐、視覚の変化、息切れ、脚の痛みなどがみられました。この血液凝固異常について研究が進むに連れて、発症した人では血液中の血小板の数が少なかったこと(こ...血栓性血小板減少症