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相続?なにそれ、おいしいの? 23.犬神佐兵衛の養子縁組? その弐(特別養子)
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 「相続? なにそれ、おいしいの?」シリーズ23/52となります。 前回の養子縁組の続きとなります。本日は特別養子について解説したいと思います。 ↓前回記事 佐兵衛が珠世を普通養子にとることは可能か、その条件など...
相続?なにそれ、おいしいの? 22.犬神佐兵衛の養子縁組? その壱(普通養子)
ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『相続?なにそれ、おいしいの?』シリーズ22/52となります。 原作を読んでいく限りでは、おなじみ松子・竹子・梅子の三姉妹は認知された婚外子(非嫡出子)であろうということは、以前の回でも言ってきましたので、この三姉妹には今回...
(再)相続? なにそれ、おいしいの? ㉓犬神佐兵衛の養子縁組? その弐(特別養子)
ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 「相続? なにそれ、おいしいの?」シリーズ再配信23/52となります。 オリジナルに若干の修正および加筆をおこなっています。 前回の養子縁組の続きとなります。本日は特別養子について解説したいと思います。 ↓前回記事 sukekiyo-kun.hatenablog.com 佐兵衛が珠世を普通養子にとることは可能か、その条件などについて、前回は解説しました。さらに、養子には特別養子という種類があるのですが、その代表例が里子に出された子を養子に迎えるというものです。 例えば、親の虐待から引き離す必要があるとか、実親のもとでは、満足な養育を受けられない子…
(再)相続?なにそれ、おいしいの? ㉒犬神佐兵衛の養子縁組? その壱(普通養子)
ω・) ソーッ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『相続?なにそれ、おいしいの?』シリーズ再配信。 22/52となります。 加筆部分はピンク色文字にて表示。 原作を読んでいく限りでは、おなじみ松子・竹子・梅子の三姉妹は認知された婚外子(非嫡出子)であろうということは、以前の回でも言ってきましたので、この三姉妹には今回ご登場は遠慮して頂くことにします。 そこで今回は、身寄りを失って、犬神家で養育されていた野々宮珠世を養子にとりたい。と佐兵衛が思った場合どうなるか考えてみたいと思います。まずは、民法792条。 民法792条:二十歳に達した者は養子をすることができる。 となっています。 令和4年4月1…
らしくもなく、現状の親族・相続法の問題点に物申してみる...特別養子というもの
ω・) ソーッ 皆様こんばんわ、あるいはこんにちは。 数日前ですが、名古屋地裁で「同性婚の婚姻届け不受理は違憲」という判決がでた模様です。残念ながら、判旨を見ると憲法24条1項の「性の解釈を拡大する」という部分は含まれていなかったようです。 憲法24条1項:婚姻は、両性の合意にのみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。 しかし、これはこれで、画期的な判例にはなったと思っています。少し前に『ニュース23』で、女性同士のカップルに養育される養子の話が出ていました。その養子君、パパママともに女性なので、違和感、また違和感からくるコン…
相続?なにそれ、おいしいの?・・・㊲犬神家の未成年後見 その壱(二種類の注意義務の一つ目・善管注意義務)
皆様こんばんわ、あるいはこんにちは。今回のシリーズは正確に言うと「相続法」ではなく「親族法」のお話となります。どんな話かと言うと「未成年後見」の話です。前回の記事でちょろっと「善管注意義務」という言葉が出てきましたので、それの続きと言う意味合いもあります。 久しぶりに出てきましたが、犬神家の関係図。 小説では、野垂れ死に寸前だった佐兵衛を救い養育してくれた、大恩人の神職・野々宮大弐のお孫さんである珠世が早くして身寄りを亡くしました。 この珠世を、佐兵衛が恩返しとして犬神家に引き取り養育し、全財産を与えようという旨の遺言を遺したのは以前にも触れたとおりです。 図で分かる通り、珠世は野々宮姓そのま…
相続? なにそれ、おいしいの? ㉓犬神佐兵衛の養子縁組? その弐(特別養子)
皆様こんばんわ、あるいはこんにちは。前回の養子縁組の続きとなります。本日は特別養子について解説したいと思います。 sukekiyo-kun.hatenablog.com 佐兵衛が珠世を普通養子にとることは可能か、その条件などについて、前回は解説しました。さらに、養子には特別養子という種類があるのですが、その代表例が里子に出された子を養子に迎えるというものです。 例えば、親の虐待から引き離す必要があるとか、実親のもとでは、満足な養育を受けられない子を保護する目的で里親を募り、里子として養育してもらうというのが、里親制度です。 ただでさえ不幸な身の上の子どもを、自身の養子に迎えることになりますから…