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神さまは五線譜の隙間に 感想 レビュー 著者:瀬那和章 メディアワークス文庫 小説
メディアワークス文庫から発売されている小説 著者:瀬那和章 神さまは五線譜の隙間にを読みました。音楽がテーマになった小説を読みたくて手に取りました。すごく良かったです。 感想、レビューを書いて行きます。いつも通り個人的な評価です。多少のネタバレが含まれるかもしれません。 それは、ピアノに神様をおろす仕事。心に触れる「音」を作る調律師の物語。 念願かなって町の小さな調律事務所に就職が決まった幹太は、業界内で「エスピー調律師」と揶揄される時子の助手として働くことに。シンプルな黒スーツに鋭い目つき、無愛想な態度――時子の醸し出すエスピーのような雰囲気に最初は尻込んでいた幹太だが、彼女の天才的な手腕と真摯な仕事ぶりに尊敬の念を抱き始める。 依頼人たちが望むさまざまな「音」を作り上げるために奮闘し、ときにピアノと音に隠された謎を解き明かしてゆく時子たち。そして調律が終わり、ピアノに神さまがおりた瞬間、それぞれの依頼人の心に小さな奇跡が訪れる――。