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柏市のキネマ旬報シアターで「悪は存在しない」を見てきました。濱口竜介監督がベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した作品で、前々から公開を楽しみにしていましたが、一方で「偶然と想像」のように難解で理解できないのでは?という不安もありました。見終わった感想は、「え?もしかしてこれで終わり?」「あまりにも分からなすぎる」というものでした。案の定というか、やっぱり理解できませんでした・・。長野県の高原の町に、東京の芸能事務所がグランピング場を作ろうとします。しかし実態はコロナの補助金目当ての事業であり、その計画のずさんさから、環境破壊を恐れる住民たちが強く反発する・・、という話です。…
『悪は存在しない』(2024.2.8.オンライン試写)自然豊かな高原に位置する長野県水挽町は、東京からもそう遠くないため移住者が増加し、緩やかに発展している。代々その地に暮らす巧(大美賀均)は、娘の花と共に自然のサイクルに合わせた慎ましい生活を送っていた。ある日、巧の家の近くでグランピング場の設営計画が持ち上がる。それは、コロナ禍のあおりで経営難に陥った芸能事務所が、政府からの補助金を得て計画したものだった。しかし、彼らが町の水源に汚水を流そうとしていることが分かったことから町内に動揺が広がり、巧たちの静かな生活にも波紋が生じる。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(21)の音楽を担当した石橋英子と濱口監督による共同企画。石橋がライブパフォーマンスのための映像を濱口監督に依頼したことから、プロジェクトが...『悪は存在しない』