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中世説話「トリスタンとイズー」/トリスタンとイゾルデ原初の姿を感じた一枚
馴染みある尺八と琴の音のような、古い民話の世界が浮かび上がって来るような素朴な「トリスタンとイズー」は (Vienna, B.N., ms. 2542)を元に淡々とした語りと共に中世の物語が展開されて行きます。琴のような響きと記したのはアイリッシュ・ハープであり笛、そして時にドローン効果を持つフィドルが加わり民族色が濃くなるという、まるで「日本昔話」の世界が展開されると記せば伝わりやすいでしょうか。ワーグナーが濃厚かつ倒...