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よしなの音楽帖 https://yoshina447.fc2.net/

クラシック音楽を自分の心が感じたそのままに記す事をモットーにしています。 クラシック・ギターのアナリーゼの考察実践の練習風景や、作品演奏動画、自作品をアップしています。 お知らせ下さればフォローいたします。

DAWソフトに詳しい方、是非お友達になってください。 オンラインで一緒にジャンル問わず何でもありのバンド演奏も如何ですか? 私はアコギ、エレキ、ベース、クラシック・ギターは演奏可能です。 自作品への参加も、お手伝いしてくださると助かります。

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2019/12/12

1件〜100件

  • ピアノ協奏曲 ヘ長調をノリで聴かせるか、ムードで聴かせるか(アメリカのオーケストラによる)/G.ガーシュウィン

    第1楽章のティンパニから2つの盤のリズムのノリが違うと気付かされます。スウィングするようなプレヴィンの弾き振りと、端正な現代の都会風グリモー&ジンマンの、どちらもガーシュウィンの魅力が伝わる演奏です。これら2つの演奏が楽譜を音に変換するだけでは再現できないフィーリングを直に知るボルチモアとピッツバーグの交響楽団によるアメリカ的な(本場JAZZが自然に染み込んだ)響きの特徴で楽しめる事も魅力に思えます。何よ...

  • エリザベス組曲/サー・ジョン・バルビローリ編/バルビローリ指揮による2つの別世界

    指揮者バルビローリがバードやファーナビー、ブル、作者不詳のエリザベス朝時代の作品(「フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック」より/1曲は不明)を集めて5曲の組曲に編曲したとあります。一聴して英国の響きが(RPGの雰囲気もたっぷりの)心地良い作品です*G.ファーナビーの作品など、この組曲以外でも聴く事があり、英国では広く知られる旋律なのかも知れませんね。この組曲からは懐かしさと哀愁の中にも風格のようなものが感...

  • 弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 op.18/第2番 ト長調 op.36(4)/J.ブラームス/ウィーン・コンツェルトハウスSQ(1951/54)

    例えば大好きなアマデウスSQの演奏が柔らかで濃厚なロマンにより、時にむせ返るような想いを聴かせるのに対し、ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団は淡い想いをひたすら歌わせる事で人の想いに潜む哀愁とか儚さを紡ぐように感じます。それはブラームスがチェロとヴィオラを増強して中・低域の充実を図った厚い響きが表面に出る効果自体とはもしかすると別の道を行くものかも知れません。しかし、ここに聴こえて来る6つの弦楽器...

  • 神秘家 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン の修道女としての顔、才女としての顔

    ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)について辞典で調べるていると、辞典には掲載されていませんでしたがビンゲンの更に約150年前の重要な人物を知る事となりました。それはトゥオティロという修道院僧で、多分私の辞典に記された最も古い記録となるものと思われます。本線からは外れますが彼の事も少し・・。トゥオティロ(850?-915)スイスのザンクト・ガレン修道院の僧。諸般の学芸に通じ、グレゴリオ聖歌におけるトロープ...

  • 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D.87(3)/F.シューベルト/アルバンベルクSQ(1997L)

    スケルツォ楽章をアルバンベルクSQで聴くと、彼らの演奏には技巧的なもの・表現的なもの共に洗練味というものを感じます。アンサンブルの素晴らしさと1997年という録音状態にも耳を奪われるのですが、同時にシューベルトにある生活感とお人好し感は少し薄められ、これが現代的洗練と呼ばれるものに近いのかな?と思う事があるのです。アルバンベルクSQのライヴ録音はハッとさせられるほど美しく整った第10番像を浮かび上がらせます...

  • 3人が描いた「三重協奏曲(合奏協奏曲) イ短調 BWV.1044」/J.S.バッハ

    BWV.1044は日本での呼ばれ方が幾つかあるのでしょうか?バッハの協奏曲中、「ブランデンブルク協奏曲」や「○○(楽器名)協奏曲」たちの中で一つだけ「協奏曲」*とだけ記されたこの作品は辞典の中でも目に付くものとなっています。*「Concerto」の原題を持ちますが、例えば所有する辞典では「合奏協奏曲 イ短調」、CDには「三重協奏曲 イ短調 BWV.1044(フルート・ヴァイオリンとチェンバロのための)」と日本語表記されていたりします(...

  • 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D.87(2)/F.シューベルト/ラルキブデッリ(1993)

    古典派のハイドンやモーツァルトの均整を残し、美しい歌謡性によって古典とロマンを上手に橋渡ししてくれるのもシューベルトの弦楽四重奏曲の魅力だと感じています。それらに共通するのは構成の明快さと愉悦感、そしてくつろぎまでも備わっている事で、オーケストラによる響きや器楽独奏とはまた違う別の世界観でゆったりと聴き入る楽しみがあります。そうすると、ベートーヴェンの中・後期の強い個の意志というものに比べ穏健とも...

  • 音楽の冗談 K.522 (4)/W.A.モーツァルト/ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(1954)

    音楽の冗談は音楽の知識をまだ持たない頃に聴いた時にはどこが冗談なのか分からず、それでも楽しい・・くらいに思っていました。調子っぱずれなホルンなどの表面的なものだけでなく、音楽の構成など少し高度な事を知って本当の意味や面白さ、そしてその頃に流行っていたであろう誰それの書いた

  • 雉の祝宴/1454年ブルゴーニュ公の宮廷における祝宴の音楽

    1450年を西欧音楽史におけるルネサンス様式の大まかな開始とすると、多分ここに聴こえる1454年の祝宴では過渡期であり、丁度、ゴシック期最後からルネサンス期初期と重なるブルゴーニュ楽派の響きそのものであったのではないかと推察されます。その頃に実際に演奏された音楽はどのようなものであったのか、このCDの成り立ちは考証が新しく、祝典という実用の場での様々な趣向の凝らされたものの再現である事が興味深く、作品自体の...

  • 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D.87(1)/F.シューベルト/ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団(1953)

    シューベルトの弦楽四重奏曲 第10番は変ホ長調が変ホ長調たる最良の音楽だと信じています・・ぇ?それは家庭の木製のテーブル、それもフキンで何十年も拭かれて使い続けられた、そう、顔を近づければ家庭の匂いの染み込んだ木の少しすえたものに似た響きと言えば伝わるでしょうか?これがホ長調の色彩ある柔らかさであれば、一気に懐かしくも大切なものが失われる絶妙な響きでシューベルトは第10番を、心底慈しみながら作曲して行っ...

  • 歌劇「マリターナ」序曲/W.V.ウォレス/バルビローリ(1929)

    ある作品が指揮者の興味を引いて演奏され、その後再び忘れられた状態になる事があるという事もあるのかな・・と、ふと思いました。現代作品では親しい作曲家と演奏家によって録音された、その演奏家だけのステータスのような作品はいくつか見る事が出来ますが、この作品はどういった経緯で取り上げられたのかなど、鑑賞以外の興味も持たせてくれるものだったのです。そして、この作品が単なる珍しさに終わらず興味深いものであった...

  • グエッラの写本

    ケルティック・ハープと聴き比べると、スパニッシュ・バロック・ハープは金属的、そして少しダルシマーのような感じもします。何と言っても、この写本がハープの独奏や、伴奏で録音されている事による雰囲気と、統一感は独特で新鮮でした。そして、何より歌唱が濃厚に歌われても、一音一音がぼやける事無く粒となる明快な清々しさはこのアルバムの魅力だと感じました。17世紀の後半にマドリードで編纂されたグエッラの写本からの音...

  • 交響曲 第2番 ハ長調 op.61(5)/R.シューマン/バーンスタイン(1985)

    今年は24節気72候に助けられた・・ような気がする夏でした。8月の最も熱い頃に立秋となり、暑中の耐えられない猛暑を「もうすぐ秋になる」と耐えさせ、やがて「もうすぐお盆だから・・そこまでくれば」となり、今週は「処暑にやっとなってくれた」と夏バテの辛さにもうひと頑張りをくれるように感じたのです。急なにわか雨の中、今までの「濡れないように」はやめて「濡れてもいいや・・」と家路に向かう裏道にはそれまで見えなか...

  • ア・ラ・ミ・レの写本 [フランドル和声の財産]

    これまでボイレン写本やイートン・クワイア・ブック、個人的な所蔵による写本などを記して来ました。本来バラバラであった作品が纏められる事により、時代に埋もれてしまう作曲家やその作品が、また作者不詳ながら当時盛んに歌い継がれた作品たちを知る事が出来るようになりました。かなり古くより(1960年代?)それらの作品は試行錯誤されながら演奏されていたのですが、それが実を結び現在では考証がさらに深まり、新たな写本も加...

  • 交響曲 第2番 ハ長調 op.61(4)/R.シューマン/クレンペラー(1968)

    確かに秋の風を感じるようになったこの頃・・。それは薪で沸かしたお風呂のような、火が消えてからもいつまでも熱いお湯ではなく、電気温水器で沸かしたように、温度は同じでも温かさの勢いを削がれて直ぐにぬるくなるような感覚に近くなったと肌が教えてくれます。意識せずとも夏バテが出て午後が気怠くなる時に、半分寝たような夢うつつの中に聴こえる音楽は、窓から吹き込む風と溶け合って、汗ばみながらも心地良いと感じるよう...

  • 交響曲 第2番 ハ長調 op.61(3)/R.シューマン/カラヤン(1971)

    カラヤンの第1楽章出だしは、聴く度に「ツァラトゥストラ」のようだと感じます。そのまろやかで粘りある響きが、あくまで私個人の感覚ですが第2番に持つイメージとは異質と感じるのですが、それでもあれだけ響きにあれこれと言われるシューマンからこれだけ美しい響きを聴かせるのは驚きでもあります。カラヤンは美しく響けばマーラー編であろうとなかろうと、そちらを選択するのではないでしょうか。最初の印象的な主題が、まるで...

  • ナイトハルト・フォン・ロイエンタールの影響力と原初的音楽との接点

    それまで知る範囲であった(少なくとも学校で習い、よく知る作曲家たちという一般的なイメージの)クラシック音楽が、実はバロック様式のほぼ全てから古典派様式、そして前期ロマン派までも江戸時代(1603-1868)に作曲された事に驚いたのはつい最近のような・・。ギターの世界で意識せずとも接する事になったそれらより遥か昔のルネサンス様式も、室町(1336-1573)・戦国(1467-1603)時代と、一般的な歴史年表の半分以後の事である事に...

  • 交響曲 第2番 ハ長調 op.61(2)/R.シューマン/セル(1960+夢の52)

    セル/クリーヴランド管によるシューマンの第2番が今は最も好きな演奏だと記しました。ブログの大切なお友達であり尊敬する大先輩Y-XYZ様よりセルの52年盤の存在をお教え頂き、その一端に触れる事が出来た事はより第2番でのセルの素晴らしさを確信させてくれるものでした。シューマンから澱を濾過するばかりでなく、それによって人間的な尊い想いまでも香り立たせる見事さに感動します。もはやシューマンを聴く事にバリケードを用意...

  • 心の日曜日(14)/「カヴァレリア・ルスティカーナ」:間奏曲よりお気に入りの3枚を/カラヤン(1967)/バルビローリ(1931/58)

    幼少時代に暮らした田舎から県庁のある市まで出る時には、バスかJRでお出かけするのでしたが、そこはずっと長い海岸を通るので潮の匂いがして夕方だとオレンジ色のどよーんとした気怠く素敵な景色が続きます。今回、この「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲を記そうと思ったのは、その列車のガタン・ゴトンという音のようなSPの周期的なノイズと共に聴こえて来るバルビローリの1931年のMONO盤にその時の景色が蘇り、同じくSTER...

  • 交響曲 第2番 ハ長調 op.61(1)/R.シューマン/クーベリック(1979)

    シューマンの交響曲 第2番最初の印象的な音型は多分、人の潜在意識下に潜む何かを喚起するものなのではないでしょうか。古くはハイドンの104番「ロンドン」開始早々の印象深いもの、さらにギターを弾く者としてはソル「ロシアの想い出」にも現れる

  • イートン・クワイアブックからの音楽(2)

    「中世のアカペラによる作品が特別強烈な個性を見せない代わりに、その微かな違い・風土感を新鮮に感じる、季節を吹き渡る風のようなアルバムだと感じます。」これは、第1回の時に記したイートン・クワイア・ブックへの結びの言葉でした。イギリスのテューダー朝期(1485年-1603年)に様々な作曲家により聖歌隊用に作られた楽曲を写譜してまとめられた楽譜コレクションである「イートン・クワイアブック」(ウィンザーの名門、イート...

  • フランス山人の歌による交響曲 op.25 (セヴァンヌ交響曲)(2)/V.ダンディ/クリュイタンス

    この作品は、ピアニストが強い自己主張を控え、如何に背景の空気や水の煌めきとなれるかに大きく左右され、しかも、そのピアニストが微妙で繊細な自然と言うものを描く力量も問われると思います。そして、それは普段の研鑽やテクニックで表現できるものではなく、実際にそれを知る事の、いわば心と体が知っている事なのだと信じます。こうしてみると、音楽、ひいては芸術の習得には部屋の中で磨く技巧や楽譜の読み解きだけではなく...

  • J.オケゲム[オケヘム](6)/「レクイエム」と「比例ミサ」と聖母マリアのモテット「汚れなき神の御母」(2)

    4回にわたって記して来たオケゲム(オケヘム)の作品を気が付けばまた買っていました。第1回で記したヒリアードEnsは男声による落ち着いたオリジナル(当時の)美しさを聴かせてくれました。今回の女声も加わるムジカ・フィクタ盤は、キーが高くなっているので受けるイメージがかなり異なって聴こえて来るのも面白いと感じました。同時に旋法に於いても、近代和声の調の色のように音楽の本質に係る部分の変化を感じられるところがとて...

  • リケーブルで音は良くなったのか・・という結果

    私はオーディオのケーブルやコンセントなど電源回りには案外無頓着だと思います。ですから一度だけスピーカー・ケーブルもRCAケーブルも、音が良くなると聞いて買った事はありますが、最初から付いていたものとの

  • 抒情小品集(2) ピアノによる全曲盤と管弦楽への編曲版/E.グリーグ

    グリーグやシベリウスなど、北欧の作曲家たちの作品に接する度にいつも感じる事があります。それは、とても大きなマクロの自然と、身をかがめて注視しなければ見えない虫や花のミクロの世界の共存、そして雪に閉じ込められた家の中でふける夢想と暮らしの営みという対比する世界が違和感なく共存する事だと思える事です。なにより、そこには生き物も含め自然との闘いではなく共存が常に感じられ、また、民謡との結びつき、北欧神話...

  • ブルーレイ・オーディオを楽しむ

    現在では音源を手元に置いてハイ・レゾ音源を楽しむというものでは、レーベルの意図した(だから最良とは別の話なのですが)最良の方法はSACDかブルーレイ・オーディオ、USBなどのメモリ媒体と言う事になるのではと思うのです。それもTV用のBD再生機器ではなく、Pioneer製などのオーディオ再生・リッピングに最良の外付けドライブなどとバランス接続を持つDAC/ヘッドフォン・アンプという選択肢を持つPC環境の構築は、パーソナルに於...

  • 交響組曲「シェエラザード」op.35(9)/N.A.リムスキー=コルサコフ/バレンボイム(1993)

    第3楽章のロマンに憧れ学生時代はのめり込むほど聴いた「シェエラザード」フルトヴェングラーを信奉するバレンボイムの演奏に、その濃厚なロマンを求めてBOXにあったCDに針を下し・・ぁそこからはシカゴ響からとても肉付きの良い響きで真っ向勝負のような「シェエラザード」が流れて来ました。その事に「えっ!?」と思いましたが、シカゴ響の威力と、それに頼ることなくロマンとは別の

  • 交響曲 第2番 「ロンドン交響曲」(2)[1936年版]/R.ヴォーン=ウィリアムズ/バルビローリ(1957/67)

    ヴォーン=ウィリアムスの交響曲の中でも、写実性と情趣の両方に最も訴えて来るのが第2番「ロンドン交響曲」ではないでしょうか。風景と記憶というものが強く結びつく事を、過ぎ去った時代と共に確信した作品です。演奏ではA.デイヴィスの水彩画の(霧の?)中に浮かび上がるロンドンが大好きなのですが、バルビローリはどことなく懐かしい、そう一昔前の都会の情景と言うものが浮かび上がって来るように感じました。江戸時代の

  • 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(6)/A.ブルックナー/ワルター(1960)

    渡辺貞夫さんやJAZZ、ROCK/POPSをどちらかというと好む主人は、ワルターのブルックナー 第7番が好みになってしまい、その後カラヤン/ウィーン・フィルはじめどのCDを聴いても「これが一番気に入ってる」と見向きもしません・・あははその理由が知りたくて聞いてみると「ワルターは第2楽章が心に突き刺さるから」と、そして他の盤は「鳴り物が入るとそれまでゆったり浸っていた雰囲気が変わるから」との事で

  • 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(5)/A.ブルックナー/ギュンター・ヴァント(1998(L))/ヘッドフォンあれから

    ブルックナーの第4番は、以前にも記した通り、私の中では海そのものを感じる交響曲です。私の生まれ育ったのは、みかんの植えられた山が海と接する潮の香りが心地良い場所です。特に初夏のカァッと明るく波の静かな海は蝉の声と相まって楽園のようです。驚くほど透き通った波打ちぎわと、小さな波一つ一つがキラキラと輝く姿は子供の時より焼き付いたもので、冷たい井戸水で冷やしたすいかと、海で食べるおにぎりが一際美味しかっ...

  • レクイエム op.148/R.シューマン/サヴァリッシュ(1988)

    派手な所のない誠実なレクイエム、それだけに多くのレクイエムの陰にひっそりと咲くように思えたのかも知れません。それはシューマンそのものであると聴こえて来るのです。SpとAltを2人揃えた

  • 心の日曜日(13)/オックスフォード・ニュー・カレッジ合唱団/バーバー:アダージョ・他

    大学生の頃、グリー・クラブの方たちの合唱を本当に素晴らしいと思いました。何よりも女声にはない深いバスに驚き、音程の微かな変化にもピタリとつける精度、仲間を知り尽くした一体感は大学生の世界・レベルではないとさえ思えた程です。合唱の世界で次に感動したのがタリス・スコラーズであったのですが、少人数で女声が加わった時のバランスは(特にソプラノが突出してしまう事を録音の宿命のように思っていた私には)録音場所の...

  • スラヴ舞曲 op.46・op.72(2)/A.ドヴォルザーク/ノイマン 全曲(1985)/ワルター 第1番(1941)

    スラヴ舞曲集は、国は違えど共通した憧憬や郷愁、家族や暮らしという想いを感じます。作品自体もフリアントとドゥムカなど、独自のリズムが動と静で織りなされる基本3部というシンプルさも親しみ易いと感じるのではないでしょうか。ところが、この作品はただ単なる楽しい曲というだけでなく、オーケストラを聴く、指揮者を知る、何より作品の中に込められたコクというものを感じた時、なんとも素敵なオーケストラ・ピースである事...

  • ソナタ 第4番 op.1-3/J.マッテゾン/ブリュッヘン

    前回は3本のリコーダーによるフランス・バロックのソナタとしてL-A.ドルネルのソナタ 変ロ長調を記しました。今回はバロック後期のドイツのJ.マッテゾンのソナタ 第4番を記します。辞典によるとマッテゾンの歌劇にはムソルグスキーにも同名の「ボリス・ゴドゥノフ」を見る事が出来ます。こうしてフランスとドイツの3本のフルート(バロック・フルート/フラウト・トラヴェルソ含む)ソナタの、作曲家のみではなくお国柄と言う違いも(...

  • 交響曲 第1番 ハ短調 B.9 「ズロニツェの鐘」(1)/A.ドヴォルザーク/ノイマン(1981)

    第1番にはドヴォルザークの第9番が既に存在しているように感じます。彼が鐘の響きとリズムを作品中に

  • アルハンブラの想い出/F.ターレガ

    この2日間、ショップやお目当てのヘッドフォンを持つ友人やその知人を頼りに通い続けました。最初予定していた2機種と、クラスが上のものとどう違うのかなどを徹底的に、音源をとっかえひっかえして、家ではYOUTUBEの人間の頭にヘッドフォンを被せたバイノーラルでの録音比較を必死に聴き込みました。そんな私を見て、主人から「長く使うものだから、どうせなら良いものを買うべき」との援護をもらって予定より上のクラスを購入す...

  • ミニョンのためのレクイエム op.98b/R.シューマン/サヴァリッシュ(1988)

    シューマンが3年後に「レクイエム 変ニ長調」 op.148を書く前に、ゲーテ作品からそれは美しい「ミニョンのためのレクイエム」op.98bを作曲しています。最初の頃は、開始早々その美しさに聴き入ってしまうこちらの作品の方が好きだったのです。ミニョンのためのレクイエム op.98b - Requiem für Mignon編成 : 独唱/Cho/Orch詞 : J.W.ゲーテの「ヴィルヘルム=マイスター」より作曲 : 1849年(引用:クラシック音楽作品名辞典/三省堂)『...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(6)/W.A.モーツァルト/アーノンクール(1984)/ヘッドフォンが・・

    とうとうお気に入りであったオーディオテクニカのヘッドフォンが片方鳴らなくなってしまい、断線ではなくユニットが長年で駄目になっているとの事でした。本体を開けた中のドライバーの周りの防音材も酷い有様でボロボロと崩れる状態でそれを見て納得するしかなく、その木目美しくカーンと響く木だけを残して泣く泣くお別れとなってしまいました。漆塗りのアサダ桜ハウジングの音大好きだったのに・・。という事で、暫くはビクター...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(5)/W.A.モーツァルト/C.クライバー(1991L)

    この映像にはブラームスの第2番とモーツァルトの第36番が収録されています。クライバーの「リンツ」を初めて聴いた時は、他の盤に比べてごく普通に思えたのも確かでした。(クライバーにベートーヴェン第7番のようなカタルシスを期待してたのかも知れませんが・・)しかし、他の盤が増えると共に、段々と切り詰められた響きの中に溢れる愉悦感と爽快感をウィーン・フィルのライヴという中に感じられるようになって来たのです。解説書...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(4)/W.A.モーツァルト/クーベリック(1980)/+大人のお話し

    ある時期の録音がひと際輝いていると感じるのが、クーベリックがモーツァルトやシューマンの交響曲をバイエルン放送響との最後期にCBSに録音したシリーズだと思っています。それらはどれも確信を持って音楽性豊かに響いて来ると感じるものです。この当時は、全てがクッキリとした明快さを持ち、しかもオーケストラは美しく歌を紡ぐので、アンサンブルの素晴らしさ・旋律の味わいが合わさって爽やかに心に響くクーベリックの良さと...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(3)/W.A.モーツァルト/クレンペラー(1956)

    クレンペラーの「リンツ」は2本のファゴットの存在感が意識された、一見モーツァルトらしくない重量級の演奏で、舞曲までも少し重い足取りの一風変わった、しかし気品と愉悦感に溢れるモダンだけに出せる味わいを感じます。この作品の2本づつのオーボエとファゴット、当時の編成では一般的であったその響きが意味する所も理解出来たように思うのが(意味の有るように聴かせるのが)クレンペラーの「リンツ」なのだと思ったのでした。...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(2)/W.A.モーツァルト/ベーム(1966)

    いつもその時の心のままに書き記すだけの私は前書きをいつものように書きました。それはきっと、ベームの演奏に母がかけてくれたレコードでクラシックに親しんだ頃を思い出し、現在の当たり前という惰性、あの頃の新鮮さという驚き、その狭間を一瞬ですが彷徨ったからかもしれません。という事で、前書きを最後に移動させました。音楽を聴いている方は皆、多かれ少なかれ同じ想いを持った事があるのでしょうか・・。※各アルバムに...

  • 交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425(1)/W.A.モーツァルト/ワルター(1955/60)

    後期三大交響曲では第39番が最も好きだと記しましたが、その3つ前(37番が含まれない事から実際は2つ前)の第36番「リンツ」は、序奏から動き始めた時のワクワク感が大好きです。古典派の巨匠たちの中でもこういったスピーディーで明るい軽やかさはモーツァルトの独壇場だと思っています。交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425 Symphonie No.36

  • 彼はどうしてこのような・・。 ミサ曲 ロ短調 BWV.232/J.S.バッハ/クレンペラー

    師がかつて記されていた「レチタティーヴォを持たない事」、或いはその劇的なものにより「ミサ曲 ロ短調」はカンタータから受難曲へと、バッハの宗教曲大作への入り口となる貴重な作品とのお言葉が思い出されます。しかも、マタイやヨハネ受難曲が演奏を選ぶのに対し、ミサ曲 ロ短調は融通の幅の広さに於いても目を見張るものが有り、さまざまなアプローチによる名演奏を多く持つ作品でもあると思っています。最初に聴いた厳しさの...

  • 一般的なものとは少し違った2つの 組曲「ダフニスとクロエ」(2)/M.ラヴェル

    第2組曲のみ録音された盤(1)と記した組曲版が、クリュイタンスが第1組曲も録音してくれていた事、バルビローリも面白い事をしています。しかも、これら2つはそれまで聴いて来た第2組曲とは違うものであったのです。「水の戯れ」とバレエ「ダフニスとクロエ」は私の中でのラヴェルそのものであり続けると信じます。同時にバレエ版と組曲版という「ダフニスとクロエ」が存在するのはラヴェルが同じ作品に別の管弦楽法を施した(試した...

  • バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 (全曲版)(2)/M.ラヴェル/アンドレ・クリュイタンス

    ラヴェルを最初に好きになったのはブーレーズによるこの「ダフニスとクロエ」(全曲版)からでした。それも序奏からであった事はブログでも最初の方に記す程に大好きな作品でもあるのですが。当時は第2組曲はカラヤンとアンセルメ盤で持っていたので、序奏最初のほぼ無音からの起ち上がりのダイナミックレンジの幅と、合唱が加わって大きなうねりとなる効果に感動し、その部分に於いては強い拘りを持つようになったとも記しています...

  • 心の日曜日(12)/中央アジアの草原にて/A.P.ボロディン

    遠近法と経過する時間の存在する音世界 ボロディンの「中央アジアの草原にて」は子供の頃より異国への扉を開けてくれる作品でした(なのに、ずっと忘れてしまっている作品でもあります)「ペルシャの市場にて」や「イーゴリ公」、「シェエラザード」など、それらに聴く東洋の描写は色彩感が強く、且つ力強さや官能、どこか懐かしい情感まであり、そこには民族色の強い暮らしまで垣間見えるように思います。ボロディンは、ロシア5人...

  • M-A.シャルパンティエ作品(4)/主の御降誕のカンティクム/9つのルソン・ド・テネブレ

    シャルパンティエ作品を聴くということは、この2曲に出会うために有る・・。(よしな)なんて勝手なことを書いていますが、本人はいたって真面目に現時点ではそう思い込んでいます。バロック初期に於いて、鐘の音がこんなに情緒豊かに響く作品があるでしょうか。クリュイタンスがたった一度だけ録音した理由、それはきっとこの作品を演奏しなければと使命のようなものを感じたのではないかと・・勝手に思います・・ぁ「主の御降誕の...

  • M-A.シャルパンティエ作品(3)/死者のためのミサ(レクイエム)/他

    私の中のレクイエムのベストというものを整理しておきたいと思います。(ただ一か所の様式を未記入のまま)このブログにも多くのレクイエムを記して来ましたが、これらの作品に優劣をつける事など出来ないのを承知の上で、私の心に深く存在するようになった特別を確認したいと思ったのでした。[今まで]は3つの特別な作品があると記して来ました。あれから1つ加わり4つになりました。それらは、なんとも都合よく、それぞれの様式を代...

  • M-A.シャルパンティエ作品(2)/歌劇 「メデ」/歌劇「オルフェウスの冥府下り」

    古楽の演奏に於いて、ブリュッヘンやアーノンクール達の特別旋律を際立たせたり、表現の可能性追求による大胆な試みや、レオンハルトの厳しいまでの厳格さを持ち込む事、それより後のイタリアの奏者達が見せた過激性などが、クリスティではごく自然に、しかも表現したい事を語弊はありますが「より簡易に」成し遂げる術を身に着けたように感じられました。それによって現われる音楽は、確かな推進力と十分に歌う味わい深い歌を両立...

  • M-A.シャルパンティエ作品(1)/賢者の石 H501/エール/シャコンヌ

    ディヴェルティスマン(ここでは幕間劇)「賢者の石」は、以前スペインの作曲家リテレスの作品でも記した四大元素を題材としています。RPGにもそれらの要素を持つ属性・魔法が取り入れられたものも多く、それらによる攻撃の相性・耐性などが考慮される物を見かけます。シャルパンティエの妖精たちは中々キュートな(人格?)を持つ妖精たちではないでしょうか。特に火と水の精の二重唱「私たち二人が一緒にいるなんて」は作品が微笑まし...

  • 心の日曜日(11)/クラシックで聴くイギリスとアイルランド民謡編(2)

    イギリス民謡は日本の学校でもよく歌われる曲が多く、誰もが普通に知っているのも特徴でしょうか。今回は前回記せなかった曲、重ならない演奏を選んでみました。キリ・テ・カナワの歌、合唱の響き、そして少年少女合唱団の懐かしさ、音楽室の匂いと共に同級生たちの顔が思い出されます。そうそう、この間街で出会ったあの人、きっと同級生だと思う・・、相手も私を暫く見てたので間違いないとは思うのですが、何故か声をお互いかけ...

  • 3本のリコーダーによるフランス・バロックのソナタ/ソナタ 変ロ長調/L-A.ドルネル

    彼より5年後に生まれ、パリのサン・マドレーヌ教会やサン・ジュヌヴィエーヴ教会でオルガニストを務めたアントニー・ドルネル(1685-1765)と間違われる事の多いルイ・アントワーヌ・ドルネル(c.1680-after 1756)のリコーダー3本によるソナタは、ブリュッヘン達が取り上げた事で現在に聴かれるようになったのではないでしょうか。実は私はヴェルサイユ楽派のドルネル作品にこの1曲しかお目にかかった事が無いのです。辞典にもアント...

  • ピアノ作品全集(1)/A.シェーンベルク/グレン・グールド

    今日は帰宅してY-XYZ様https://yxyzusa.blog.fc2.com/の記して下さった嬉しいコメントを拝読させて頂きました。その時にご紹介くださったシェーンベルク作品を聴かせて頂いて、真夜中に彼の作品を聴きたいと思いました。というわけで、今夜はグールドの弾くピアノ作品全集を選んだのでした。(輝く夜景に浮かぶ冷たい鉄筋コンクリートの世界を思い浮かべるポリーニ盤と迷いました。その冷たい固まりの中にところどころ灯る、誰かが...

  • 弦楽四重奏曲 第10番 変イ長調 op.118/D.D.ショスタコーヴィチ

    この作品については辞典はじめwikiにも簡単な記録しか見つけられませんでした。しかし、毎度ながら一筋縄ではいかない何かが潜んでいるのを感じるのがショスタコーヴィチ作品で、最初の作品を取りやめ作り直した9番と、続けて書かれた10番は、それまでの総括のようなものも感じます。そう思うのは、単なる思い付きではなく根拠があるのです、それは前回の第9番で記した

  • ERATOレーベル Σ

    中学生の頃、1.000円や1,200円で名盤と呼ばれるものがシリーズとなったものを安い!と思って優先的に買ったものです。それが現在ではBOXで1枚当たりの値段を計算するようになり、1枚200円だと高い!と感じるのですから不思議です。大手レーベルでは古楽専門レーベルを別に持っていて、BOXでもそれらが区別され、偶に混在させたりして発売されています。最近の傾向としては初盤のジャケットと資料を付けたり、レーベルに録音されたも...

  • 楷書の「マタイ受難曲」と行書の「マタイ受難曲」BWV.244/J.S.バッハ

    タイトルは、リズムの刻みだけではなく、各パートの歌わせ方にもそれを感じるという事で、どこまでも横に滑らかに繋げるフルトヴェングラーと、一音毎に折り目正しいリヒター、その中間で我が道を行くクレンペラー、今回はモダンによる「マタイ受難曲」の中から3つを選んでみました。ピリオドから受難曲に接した私は、モダン・オーケストラによるミサ曲も含むこれらに最初は違和感さえ覚えたのですが、今ではモダンとピリオドとい...

  • パステルカラーのサティと不愛想なサティ/ピアノ作品集(2)/E.サティ

    GWの間、二人でルールを作りました。カーナビ以外、スマホはお店や施設の検索と緊急時の連絡用としてのみ使用、旅行を純粋に楽しむというものです。その代わり、最後まで守れればお互い夏のボーナスで好きな物を一つ買おうというご褒美付きです(私には見える・・バーンスタインCBS録音全集・・うふ、うふ、うはぁ・・ぁ)♪~♫~♩~パスカル・ロジェのサティ、それはパステル・カラーの柔らかさの中に小さなポップアートが現れるもので...

  • 巨匠たちがこぞって取り上げた? 歌劇 「アウリスのイフィゲニア」序曲/C.W.グルック

    なにかと共通点を持つ今回、トスカニーニとワルターは2年違いのカーネギー・ホールでのライヴ録音、また、ワルターとフルトヴェングラーは同年のライヴ録音である事が分かります。ワルターがコロンビアへ残した数少ないライヴ録音であると同時に、今回の中では唯一スタジオ録音で残されたクレンペラー盤の威容はこれらの中でも飛び抜けたスケールの演奏だと驚くものです。1952年から1960年の間に録音されたグルックの「アウリスの...

  • アルト・ラプソディー op.53(2)/J.ブラームス/ワルター

    このジャケットは、パッと見は地味なのですが、書かれている画のバランス、色調、そして何よりも雰囲気が心を惹き付けます。この絵の中に暫しの時を過ごし、心を彷徨わせていました、ですからバラの配置も(これ置く意味があるから置いています)ここでなければならなかったのです。自分が体験したことのない事でも、相手の気持ちを推し量れる人、理解しようとする人、そういう人を思いやりのある人と呼ぶのだと信じます。※各アルバ...

  • クリスタ・ルートヴィヒの2つのアルト・ラプソディー op.53/J.ブラームス

    ルートヴィヒの歌うブラームスやワーグナー、マーラーやリヒャルト・シュトラウスが大好きです。それらはドイツ・ロマン派の作品である事も特徴なのですが、濃厚なロマンの中にあって、その落ち着いた風格によって、それらに深みを増すのがルートヴィヒの歌唱なのだと感じます。ベームやカラヤン、クレンペラー、バーンスタインと、多くの指揮者たちにドイツ・ロマン派作品で抜擢された彼女の存在は大きなものだと知ると同時に、確...

  • 引っ越しで消えたレコードを入れたひと箱/スペイン舞曲集 op.37/E.グラナドス

    引っ越しをした時、LPレコードは3箱ありました。ひと箱無い事に気付くのは、それから数か月経ってからでした。そして今もCDで発売されるのを待つのですが、この一枚は一向に発売されません。確かエンジェルから発売されていたジャケットにスペインの宮殿の中庭の描かれたゴンサロ・ソリアーノの「スペイン舞曲(全曲)」です。この作品は、最初にギター演奏から出合ったもので、アルベニスやグラナドスのピアノ作品にある何かが、ギ...

  • ソナタ集 op.5/A.コレッリ/ブリュッヘン/レオンハルト/ビルスマ

    ほんの二日前にバルビローリ編曲によるop.5を記したのですが、そのop.5を既に記したと思い込んでいたおっちょこちょいの私がいます。ということで急遽変更しました。(間に合うかしら・・ぇ)出版年は一昨日の記事に記しています。このソナタ集は12曲より成り立っていて、本来は「ヴァイオリン・ソナタ op.5」となっているのですが、楽器編成Vl&ヴィオローネ(またはCemb)と辞典には記されています。ここではリコーダーとチェンバ...

  • 閑話休題/「復活」 第4楽章に指揮者の人間味を知ったような気がする/G.マーラー 交響曲 第2番

    人生は各々が答えを見つけるために有るのかも知れませんね。私が音楽を自分探しの中心となるものに選んだのは、とても小さいながらも

  • 夫婦で紡いだコレッリ/バルビローリ編曲版

    バルビローリは自身編曲によって色々な作品を録音に残しています。ワーナー録音全集のBOXからは、A.コレッリのヴァイオリン・ソナタ集op.5(「ラ・フォリア」が知られる)から編曲された2つの作品を聴く事が出来ます。その一つ、協奏曲としてオーボエ奏者であった妻イヴリン・ロズウェル(イヴリン・レイディ・バルビローリ)と3種類の録音、合奏協奏曲への編曲でハレ管弦楽団と共に1つの録音を残してくれました。A.コレッリのヴァイオ...

  • クラヴサン作品集/J.デュフリ/グスタフ・レオンハルト

    デュフリ、デュルフレ、デュプレ、デ・プレ、デュ=マージュ、デュランテ、デュレ、デュファイ、デュパルク、デュティーユ、デュアルテ・・。この中で作品が直ぐに浮かんでくる作曲家は何人くらいいるのでしょう?私は5人でした・・ぇ聴けば「あぁ」と思い出す作曲家も、まだ知らない作曲家も

  • ジークフリート牧歌(4)/R.ワーグナー/ワルター(1953/リハーサル/1959/リハーサル)

    ワルターは「ジークフリート牧歌」の録音と同じくしてリハーサルの様子も残してくれています。それらと照らし合わせながら聴くのももう一つの楽しみとなりました。発売盤を聴くだけでは、私には詳細に分からなかったワルターの意図(いえ想いでしょうか)を、驚きをもって、また共感をもって感じる事が出来たと思っています。[お知らせ]「CDを貰ってください]コーナー、皆様もう既に持っていらっしゃるようですね。これからもページ...

  • ジークフリート牧歌(3)/R.ワーグナー/クナッパーツブッシュ/クーベリック/カラヤン

    今回は演奏時間が近い3枚を選んでみました。同じジークフリートが愛嬌をふりまいたり、畏まったり、親しみを持った柔和さを見せたりと、なかなか幅広い人格の持ち主に思われます。ジークフリート牧歌は作品自体が持つ規模も含め多様な姿と楽しみを持ち、お気に入りの一枚で雰囲気に浸るのも、また、聴き比べをするのも満たしてくれる作品だと思っています。※各アルバムに張り付けてあるバラ飾りは

  • ジークフリート牧歌(2)/R.ワーグナー/クリュイタンスとフルトヴェングラー、或いはフランスとドイツのワーグナー

    こんな経験はないでしょうか・・、旅行へ出かける時の列車が、自分が普段過ごす場所を通過する時、いつもの景色と違って見える事を。ましてそこを離れる決意で別れの時には、人間関係などであんなに嫌いになった街が、走馬灯のように幼い頃の美しい風景のみとなり浮かび上がって来る事を。今回取り上げたのは、フランスとドイツの指揮者による「ジークフリート牧歌」が、その性格を異としながらも紛れもないワーグナーの陶酔の世界...

  • ジークフリート牧歌(1)/R.ワーグナー/トスカニーニ(1936/46/52)

    クーベリックのLPレコードに記されていた、まだ妻や子供たちが寝ている間に、自邸の階段にまで楽団員を配置してこの作品を演奏してコジマ(F.リストの娘)を喜ばせたという風景を思い浮かべた作品です。オペラ以外のワーグナー作品としても「ワーグナー管弦楽曲集」などのアルバムに収録される事が多いので自然に集まるのではないでしょうか。指輪4部作の一つ「ジークフリート」のモティーフが、ここでは何と家庭的で穏やかな響きと...

  • 24のカプリ-ス op.1/N.パガニーニ/アッカルド/パールマン

    ヴァイオリンの4本の弦から、重音奏法や様々なテクニックを駆使して浮き立ってくるメロディーに強く惹かれる作品です。これはバッハの無伴奏からも感じるもので、ギターを弾く私は、複雑な音型の中に明確に浮かび上がるそれに反応してしまいます。パガニーニのカプリースには、ショパンのエチュードに見るような分散和音上のメロディーから、バッハの対位法、オブリガートの妙、近くや離れた重音の連続、特殊奏法などなど、ヴァィ...

  • 心の日曜日(10)/クラシックで聴くイギリスとアイルランド民謡編

    民謡をオーケストレーションするのは編曲・演奏含めそのアプローチによって変わるのでしょうか。ドラマや「想い出の何々・・」という番組中では、映像も加わり思い切り情に訴えかけて来るように感じるものが多いようにも感じます。「マドンナの宝石」等でのアーサー・フィードラーはサービス精神あふれるそれの良さを発揮し、今回のバルビローリやプレヴィンは民謡を自身の中に有る姿で追い求めるように感じます。それも録音の時に...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(7)/J.ブラームス/ワルター(1953/60)

    ワルターの第3番に触れた時の感動は今も、いえ、一生残り続けると信じるものです。ニューヨーク・フィルとコロンビア響に録音された2枚は共に速めの歩みで毅然と刻まれるように感じます。そこにもし、表現への色気・サービス精神とでも記したらよいでしょうか・・、それが少しでも覗いたなら、私はきっとこの演奏に感動しなかったと思います。他にも感慨深く歌わせる盤は数多なのですから。ところが、ワルターのブラームスにはその...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(6)/J.ブラームス/ベーム

    ベームの第3番は、最初に触れた時の第一印象より、何度も聴くうちに段々とその魅力が溢れ出て来た演奏でした。そして気付けば第3番の大好きな演奏となっていたのです。こうして段々と好きになって来る盤は、やがて人生の一枚となる事も信じるようになりました。---------------------------------音楽に子供の頃のような素直な気持ちで接したい・・。[ジョークの欠片(イギリスの小さな女の子編)」「普通券の往復、お願いします」「...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(5)/J.ブラームス/カラヤン(1960/64/86)

    カラヤンの録音を記す時、今回は3つの会場の響きも加味したいと思いました。私は60年代の録音が、後の全方向に広がる抜けの良い響きより好きだと記しました。それでもシベリウスでは例外的にレーベルの違いだけではなく、その抜けの良いホールの特質により80年代の方が好きと記しました。また、近い年に同じベルリン・フィルにより録音されたベートーヴェン交響曲全集ではカラヤンとクリュイタンスの会場の特質による違いにも触れ...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(4)/J.ブラームス/ヨッフム

    ブラームスを内からではなく外から眺める事は、そこに含まれる彼という存在の証明でもあるかのような想いというものが薄れて魅力や愉悦感自体も希薄になるのかな・・、と思いきや、多くの指揮者による演奏のそれらには指揮者独自の想いとの結合、変容が有るようにも思えて来る今日この頃。ヨッフムがMONOで録音したこのブラームスからは、ソリッドな、言い換えれば楽譜の中のブラームスの想いというものが見晴らし良くなった・・?...

  • CDを貰って下さい 第1回

    以前記しましたように、私の買ったCDがBOX等の購入によって2枚以上(しかもリマスターが同じですから音の違いを感じるという事からも収集の枠を外れてしまった盤)が寂しそうに別の棚に並んでいます。地方での発売は、年代の古いものも混在していて、なんと1980-90年代というとても古いものもあります。大切に扱っていた国内盤でケースも綺麗なままだと思います。(唯一いつも表を向く片側の背だけは色褪せがひどいものがあります、盤...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(3)/J.ブラームス/バルビローリ(1952/1967)

    [演奏の欠片]楽器を好きになり演奏したいと思った時、そこには自分とその楽器との間に熱望のような何かを感じたのではないでしょうか。あんなに弾けていたのにと思った曲も、時と共に自分の中で移ろい、迷い、短いフレーズ一つさえ弾けなくなった経験は誰もが持つのでしょうか。それは多分、技巧ではなく表現的なものに突き当たり出口なく迷っているのだと思う時があります。ですから、それを人前で感動と共に披露して見せる演奏家...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(2)/J.ブラームス/フルトヴェングラー

    [価値観の欠片]芸術は個人個人の思い入れの非常に強く出るものだと思っています。著名な先生がそう書いたから、自分がそう信じるから、他人もそうであらねばならない、ある筈だと偏り易い、論争の元となるものでもあるのではないでしょうか。世の中誰が大切な者の死を嘆かない者があるでしょう、まして、そういった想いが表された作品に聴き手は自分自身の共感の強さは持っても、それらに格付けみたいな事など出来るでしょうか。仮...

  • 交響曲 第3番 ヘ長調 op.90(1)/J.ブラームス/トスカニーニ

    [ブラームス第3番の欠片]子供の頃は透明なままと信じたガラスも変色する事を知った田舎の景色、サッシではなく木枠の戸から隙間風が入るとガタガタと音を立てる中、透明さを失いかけたガラスから見える風景は何だかとても懐かしい感じがしました。この第3番の、それまで時代掛かったと感じていた第3楽章が、その時ほどその景色に似合うと思った事はありませんでした。音楽というものは、きっとそれぞれが持つ記憶や今持つ想いとい...

  • S.L.ヴァイス作品集(4)/クラシック・ギター編

    ギター版として録音されている、また、編曲され出版されるファンタジーはホ短調によるものが多いのですが、私はギタルラ社版のニ短調⑥弦をDに下げたものが好きで弾いていました。その厳格さを持った響きと、低音のオクターヴ変換が少しだけ自然に繋がるニ短調を選択したわけですが、最近はホ短調によるそこはかとない暗さもギター的だと思って良く弾きます。リュートによる原曲はハ短調という引き締まった調ですが、それでも鍵盤で...

  • S.L.ヴァイス作品集(3)/ユングヘーネル

    このジャケットは前日のキルヒホッフの1枚と同じものである事に気付きます。それに気付かない程、色あいのみが修復前の絵のように色褪せているというもので、似たような(実は同じ)女性の後ろ姿に私自身これキルヒホッフだったかしら、それともユングヘーネルだったかしら?と演奏者を確認するために2つのBOXを引っ掻き回す盤です・・ぇ(ブックレットが付かずサイトからのDLになっています)こういった楽しみもジャケットにはあるのだ...

  • S.L.ヴァイス作品集(2)/キルヒホッフ

    ルッツ・キルヒホッフ(キルヒホーフ)はVIVARTEに多くの録音を見る事が出来ます。特にBOXとなった1巻にはリュートの作品が多く収録されている事で憧れの箱でした。(2巻まであり、それぞれ60枚組で1巻は既に中古でしか見つける事が出来ず、しかも異様ともいえる高値が続くのでほぼ諦めていました)ヴァイスの作品を2枚に詰め込んだCD26-27は初めて出会う作品がほとんどで、バッハのリュート作品集と同じく組曲としての魅力を堪能でき...

  • S.L.ヴァイス作品集(1)/オイゲン・M.ドンボワ

    ドンボワ(ア)の弾く「ランフィデール」との出会いは衝撃であり、同時に心にいつまでも残る特別な演奏となりました。ヴァイスと言えばギターで弾く「ファンタジー」や「パッサカリア」、「ロジー伯の墓に捧げるトンボー」という大好きな作品を書いたバロック期のリュート奏者だとの認識でしたが、「ランフィディール」によってより大きな存在となり、同時にドンボワの演奏によってリュートという楽器の持つ響きを大好きにしてくれま...

  • ワルターBOX内の録音年の同じ演奏(正規盤とスペシャル・ディスク(仮))にも音の違いを見た・・気がする

    最近、BOXの大きなものが最新リマスターでたて続けに発売されるようになって、既に発売されている盤との音の違いについても感じるようになって来たと記しました。今回は同じBOX内に存在する既存盤(正規盤(仮))と、ワルターの誕生日などに特別に作られたスペシャル盤(仮)の中に存在する、元は同じ録音(※抜粋されたものではなく全曲収録された作品のみ)からも違いが感じられたので記そうと思いました。これは、BOXを最後まで数回にわ...

  • 前奏曲/子守歌/E.A.ヤイネフェルト(イェルネフェルト)

    さあ、もうひと頑張りしよっか!!、という時に聴きたくなるのがシベリウス「カレリア組曲」の行進曲だと記した事がありました。・北欧の厳しい冬がそうさせるのでしょうか、ヤイネフェルトの「前奏曲」も本当に楽しく元気が出る作品です。・「子守歌」は(とても)²懐かしさが溢れて来る作品で、疲れて帰った夜の癒しの子守歌となってくれるものです。これは以前記した「北欧の作曲家たちによる詩情あふれる管弦楽作品」と確かに共...

  • 弦楽四重奏曲 第9番 変ホ長調 op.117/D.D.ショスタコーヴィチ

    私はTHE BEATLESが好きで彼らのソロ・アルバムや海賊盤で出回ったらしいアルバムまで集めているのですが、彼らの最初の映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」と同じ年にこの第9番が作られていた事に驚くのでした。1960年代というSTEREO録音で聴くクラシックは、私の中では母や師の青春時代という一世代前の近しいものと感じているからなのです。そんな中、THE BEATLESの初期のシングルやアルバムはまだMONO録音であった事にも驚いて...

  • 歌曲集「当たりくじ」 FP178/F.プーランク/メスプレ/クレスパン/マイスキー

    モーリス・カレームの捉えどころのない詩に潜む小粋な洒落っ気と、プーランクの現代的エッセンスと印象派の残り香が混じり合い、これぞフランスという雰囲気が漂う歌曲集です。この中の「ハートのクイーン」は抜粋される事も多い曲でしょうか、今回はメスプレとクレスパンの歌とマイスキーのチェロによる演奏が手持ちに見つかりました。この作品の献呈*がフランスのソプラノ歌手ドゥニーズ・デュヴァルとリチャード・シリングであ...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(9)/サージェント/ウィーンの森少年合唱団

    小学生の頃に楽しんでいた、どこにいったか分からずじまいの2枚組EPレコード(PHILIPS)の指揮者が誰であったのかは当時の私は気にもかけず、結局今に至るもこれかな?あれかも?と推測するしかありませんが、発売されていた以上どこかで再会できる事を夢見ています。今回はそれと時を同じくして聴いていた筈のものなのですが、大きな箱にどれも文字だけのジャケットで入っていた事もあり、(フラゴナールだったと思い込んでいる)美し...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(8)/ワルター

    ワルターによるウィンナ・ワルツはキレが良くて、しかも低音も充実した素晴らしい響きに感じます。即ち音の厚みにより豪華さを備え、菅や高音部は機動力を持つスッキリとした感じがスピード感とキレとなるように感じます。ワルターのCDには音質とかバランスに不満を感じた事はありませんでしたが、新しいリマスターは聴き比べると更に良くなっていると感じられるものでした。(特に低域の沈み込みは小型のB&Wでは少しの違いに思...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(7)/C.クライバー

    [ニュー・イヤー・コンサート1989]ニュー・イヤー・コンサートを心底好きになったのは、クライバー1回目のこのDVDを観てからであったのかも知れません。少なくとも大学生になった頃からJ.シュトラウス作品たちを積極的に聴かなくなっていたように感じます。ところが、帰国してからはニュー・イヤー・コンサートを観ると懐かしい想い出が蘇るようになったのです、海外生活中は日本への郷愁にあんなに苛まれていたのに・・。この盤は...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(6)/ボスコフスキー

    「音楽の都ウィーン」 - ウィンナ・ワルツの調べにのせて -ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートが現在のように毎年の指揮者を楽しみにするスタイルになる前、毎年お馴染みの指揮者によるものであったそうです。それはクレメンス・クラウスであり(1946-47の2年間ヨーゼフ・クリップス)、55-79年までボスコフスキーが指揮していました。じっと耳を澄ませて聴く音楽とはまた違った皆で楽しむ音楽は、映像が加わるとより華や...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(5)/カラヤン

    1曲だけ調べても分からない録音があります。それはSTEREOではあるのですがホールの舞台に向かって明らかに左側の後方から狙ったような録音で、ウィーン・フィルとなっているEMI盤なのです。トリッチ・トラッチ・ポルカが含まれるプロムナード・コンサートのフィルハーモニア菅との録音はMONOとSTEREOで別の年代に録音され、その選曲にカラヤンは拘りを持っていたとされる2種類の盤を見つける事が出来たのですが・・。それが記され...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(4)/クナッパーツブッシュ「ウィーンの休日」

    クナッパーツブッシュによる「ウィーンの休日」とタイトルを付けられた演奏は最初の「ラデツキー行進曲」から途方もないスケールの大きさで楽しませてくれる、現在とは違った個性の強い巨匠たちがいた時代の演奏です。洒落た「バーデン娘」などは彼の演奏が最高に楽しめます。(海外生活中に記したもの) --------------------------------当時はこの演奏を確かにそう感じていました、それは現在もクナッパーツブッシュに感じる...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(3)/バルビローリ

    バルビローリには心の温もりが伝わって来るような優しさがジワリと滲むのですが、その優しさがサービス精神としても現れるのだと思った演奏です。指揮者にも近寄り難い指揮者と、人の方から集まって来る指揮者という両極端の人が多いように感じ、その中間には穏健で堅実な大器晩成の指揮者たちが多いと(私自身は)思う時があります。バルビローリのEMIとパイ・レーベルへの録音全集には2つのまとまったものと、様々な年代に散発的に...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(2)/セル(EMI)とクレンペラー

    BOXの中の一枚に、慎ましやかに収録された社交界の音楽、しかし、この中にはウィーンの人々の暮らしも誇りも想いまで共にあるのだと気付かせてくれた演奏を選んでみました。ウィンナ・ワルツとして編集されたものではない、言い換えればアルバムの中の一曲といった感じで収められたこれらの曲に、二人の指揮者の本気と意地を見たように思います。私の中ではウィンナ・ワルツは子供の頃に踊り真似をするくらい聴いてから一時離れて...

  • [番外編]ワーナーとソニーの最近のBOXの特徴

    このブログを記しだしてから後に発売された新しめのBOXからあれこれと感じた事です。※これから記す事はその指揮者が聴きたくて心から欲して購入したものであり、それに付随する事で演奏自体の評価や盤の値打ちが決められるものではありません。ワーナーはCD1枚に出来る限り詰め込んで値段を抑えるので、とてもお得感があると思っています。クリュイタンス、バルビローリはじめリマスタリングが素晴らしいと感じる事が出来た稀有なB...

  • ウィーンのワルツ・ポルカ集・他(1)/トスカニーニとフルトヴェングラー

    トスカニーニとフルトヴェングラーはシュトラウス・ファミリーをはじめとするウィンナ・ワルツ等の録音が少ないのではないでしょうか。少なくともトスカニーニはRCA全録音中に2曲しか存在しないようです。フルトヴェングラーに少ないのは、その時代に於いてシュトラウス一家がユダヤ系であった事から演奏を禁止されていた事の影響があったのでしょうか・・。第1回目を記すにあたり、シュトラウス・ファミリーの事で以外であったの...

  • オーディオ・ドキュメンタリー『ジョン・トランスキーによるジョージ・セルの思い出』(℗2020)

    今日、喜び勇んでBOX注文する時になって、この前までどちらにしようかとあんなに悩んでいたBOXの一つが、前日まで存在したのに売り切れて中古で値段が跳ね上がっていました。という事で、予定していた通り気持ち良く決まる事となりました。そして、消えたそれらがいつの日か、適正価格もしくは安くなって、必要な時に(何かの条件が満たされた時なのでしょうか)必ず手元に来る事も今までの経緯から確信しているのです・・ぇ[今回あ...

  • F.A.デルランジェ/「ミッドナイト」よりワルツ

    バルビローリは「ロンドンデリーの歌」等の民謡をはじめ、ライト・クラシックと呼ばれる気安く聴ける作品達も多く録音している事が分かりました。バルビローリのマーラーなどその暗さの中に灯る人肌とは別の魅力というものが、BOXというまとまりにより浮かび上がって来たように思います。それは「ウィーンの夕べ」(プロムス名物だったらしい)というパイ・レーベルから発売されていたものや、R.シュトラウスの「ばらの騎士組曲」(こ...

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