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人生、限りあればこそ…『海の上のピアニスト(イタリア完全版)』
🎦今日ののぶちゃんの映画鑑賞録は、1998年に公開されたイタリアのドラマ映画『海の上のピアニスト』の当時の劇場鑑賞や再上映(午前10時の映画祭)、DVD視聴からの感想・考察を投稿しています。 懐かし度 🎦🎦懐かし度はアイコン1個が10年周期。古いほど懐かしアイコン🎦個数が増えていきます【海の上のピアニスト:作品の概要】『海の上のピアニスト』 は、1998年のイタリアのドラマ映画。監督はジュゼッペ・トルナトーレ、出演は...
出典元:あらすじ バルコニーから海が見える部屋、老婆が電話をしている。「サルヴァトーレ・ディ・ヴィータをお願いします。私は母親です」妹のリアは、電話番号を書き留め、兄は30年も帰ってきてないのに無駄だというが、母マリアは知らせなかったら悲し
映画の中の誰かが言っていました。エンニオ・モリコーネは、200年後にはモーツアルトやベートーベンと同じように語られる偉大なる作曲家だと。157分という長編ですが、モリコーネへのインタビューでは葛藤、仕事の信念が伝わってきて・・・
『モリコーネ映画が恋した音楽家』(2022.11.20.リモート試写)ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、師であり友でもある映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。これは大傑作だった。ちなみに『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)以降、『みんな元気』(90)『明日を夢見て』(95)『海の上のピアニスト』(98)『マレーナ』(00)『シチリア!シチリア!』(09)『鑑定士と顔のない依頼人』(13)と、トルナトーレの映画の音楽はモリコーネが担当している。1961年のデビュー以来、生涯500作品以上もの映画やテレビの音楽を手掛けたモリコーネ。この映画は、彼へのインタビューというよりも“独白”を中心に、関係者の証言、作曲した映画の名場面、ワールドコンサートツアーの演奏などを織り込みながら、作曲の秘...『モリコーネ映画が恋した音楽家』
『明日を夢見て』(95)(1995.12.25.ヘラルド試写室)1953年シチリア。ある田舎の村にやってきたジョー(セルジオ・カステリット)は、自ら映画プロデューサーを名乗り、中央広場にテントを張り、カメラを構え、俳優の新人オーディションを行うと大々的に宣伝を行う。オーディションに参加するには1500リラが必要だという。村中大騒ぎになり、人々は「夢」を求めてオーディションに参加し始める。だが、実はジョーは詐欺師だった。言わずと知れた、あの『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)を撮ったジュゼッペ・トルナトーレの新作。今回も、彼の映画(フィルムというべきか)への偏愛に満ちた、ノスタルジックでイタリア色の濃厚な映画に仕上がっていた。そして音楽は、またも見事なエンニオ・モリコーネだった。ただ、トルナトーレは、自分...『明日を夢見て』
『みんな元気』(90)(1991.1.26.シネスイッチ銀座)イタリア版『東京物語』この映画を見ると、前作の『ニュー・シネマ・パラダイス』(88)にも増して、ジュゼッペ・トルナトーレという監督は、自分とそう年が変わらない、まだ30そこそこなのに、何と老成した映画を撮るのだろうという、驚きにも似た印象がさらに強まった。今度は、イタリア映画の歴史ともいうべきマルチェロ・マストロヤンニを起用して(かつての二枚目の好々爺ぶりに、時の流れを感じさせられる)、まるで、小津安二郎の『東京物語』(53)のイタリア版みたいな映画を撮ってしまったのである。こういう映画を見せられると、小津の映画が、日本よりもむしろ海外での評価が高いという現象についても、なるほどと思わされる。われわれが、どうせ日本人の心情は、日本人にしか分から...『みんな元気』