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『ティル』(2023.11.28.東宝東和試写室)1955年、米イリノイ州シカゴ。夫を戦争で亡くしたメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメット(ジェイリン・ホール)と平穏に暮らしていた。ある日、エメットは生まれて初めて故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。しかし彼は飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて口笛を吹いたことで怒りを買い、キャロリンの夫らに拉致されて凄惨なリンチの末に殺されてしまう。変わり果てた息子と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世間に知らしめるべく、息子の遺体を公開することにするが…。1950年代アメリカで、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実際の事件「...『ティル』
1962年のアメリカ映画「アラバマ物語」(原題:To kill a mockingbird) 「アラバマ物語」は映画も小説もすばらしい 映画と小説のわずかな違い 裁判の場面は映画に軍配 暮らしの手帖社は絶版 「アラバマ物語」は映画も小説もすばらしい 小説と、その小説をもとに映画化された映画を比べれば、小説の完成度に軍配があがるのがよくあるパターンではなかったか? 世紀の大作、「風と共に去りぬ」だって主役の二人のインパクトの強さはあるものの、小説のほうが面白いし。 でも私は最近の映画、特に邦画をあまり見ていないので、単なる固定観念かもしれないが。 しかし、つい最近みた1962年のアメリカ映画「ア…
2023年3月31日 しばらく前の晩御飯時、夫が「おい、小説の中のfat(太っている)という言葉を書き換えるんだってよ」と言う。「じゃ、なんと表現するわけ?」とわたし。「enormous(とても大きい)」と夫は答える。enormousだとわたしなどは「巨大な、大力な」を想像するのだが、まぁ、背が高くて太っている場合はそれでもいいだろう。では、fatがみな大きい人ばかりではないからして、「小太りの人」は「太る」を使わず...
≪ 番外編 50・60年前・第45・35回1973・1963年のアカデミー賞!!! ≫
いよいよ近づいてまいりました!!今月12日にアカデミー賞が発表になります今回は、大昔、観ている映画があるかどうか疑問!?ですが、50・60年前の受賞作品の記載をしますカラー付きが受賞作品です≪50年前・第45回1973年のアカデミー賞!!!≫【作品賞】『ゴッドファーザー』『キャバレー』『脱出』『移民者たち』『サウンダー』【監督賞】ボブ・フォッシー『キャバレー』フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』ジョセフ・L・マンキーウィッツ『探偵スルース』ヤン・トロエル『移民者たち』ジョン・ブアマン『脱出』【主演男優賞】マーロン・ブランド『ゴッドファーザー』マイケル・ケイン『探偵スルース』ローレンス・オリヴィエ『探偵スルース』ピーター・オトゥール『TheRulingClass』ポール・ウィンフィールド『サウ...≪番外編50・60年前・第45・35回1973・1963年のアカデミー賞!!!≫
世界サブカルチャー史 欲望の系譜 「アメリカ 闘争の60s」
映画を中心に、流行、社会風俗、サブカルチャーなどから時代の欲望を読み解くドキュメンタリーシリーズ。語りは玉木宏。第2回は、東西冷戦、キューバ危機、ベトナム戦争、公民権運動、ジェネレーションギャップなどを背景に、激動のカウンターカルチャーの時代を描く1960年代編。登場する主な映画やドラマは『アラモ』(60)『サイコ』(60)『ウエスト・サイド物語』(61)『ティファニーで朝食を』(61)「ベン・ケーシー」(61~66)『アラバマ物語』(62)『博士の異常な愛情…』(64)『サウンド・オブ・ミュージック』(65)『俺たちに明日はない』(67)『卒業』(67)『猿の惑星』(68)『真夜中のカーボーイ』(69)…。そして、ジョン・F・ケネディ、マーティン・ルーサー・キング、ザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、モハメド・ア...世界サブカルチャー史欲望の系譜「アメリカ闘争の60s」