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過越の祭りでは、だれか一人をおまえたちのために釈放する慣わしがある。おまえたちは、ユダヤ人の王を釈放することを望むか。」すると、彼らは再び大声をあげて、「その人ではなく、バラバを」と言った。バラバは強盗であった。(18:39~40) ピラトの思い付きはイエスを釈放するためであったが、ユダヤ人たちはそれを許さなかった。彼らの欲望はイエスを殺すことであり、ピラトは支配しているはずのユダヤ人に支配されて計画は挫折した。罪なきイエスが殺されて、死刑になるべき強盗が生かされることを望んだユダヤ人の義は、此処で完全に倒錯している。それは神のかたちに造られた人を離れて、悪魔に心を乗っ取られたことを現している。 それでピラトは、イエスを捕らえてむちで打った。兵士たちは、茨で冠を編んでイエスの頭にかぶらせ、紫色の衣を着せ...憐みの無い獣の心(ヨハネの福音書19章)
シモン・ペテロは剣を持っていたので、それを抜いて、大祭司のしもべに切りかかり、右の耳を切り落とした。そのしもべの名はマルコスであった。イエスはペテロに言われた。「剣をさやに収めなさい。父がわたしに下さった杯を飲まずにいられるだろうか。」(10~11) ヤコブとヨハネが求めた杯。しかし、イエスの杯には恐怖が詰まっていた。それはイエスが経験したことのない罪が満ちおり、身代わりの十字架は、義であり聖である神に死にまで従順して、負った汚れのゆえに捨てられることであったから。 ペテロとヤコブが、イエスの左右の座を求めた時イエスは言われた。「あなたがたは自分が何を求めているのか分かっていません。わたしが飲もうとしている杯を飲むことができますか。」彼らは「できます」と言った。(マタイ20:22)彼らは誓った通りに自分...神がくださる杯(ヨハネの福音書18章)
これらのことを話してから、イエスは目を天に向けて言われた。「父よ、時が来ました。子があなたの栄光を現すために、子の栄光を現してください。(1) 父のみこころにより、人類の罪を負って十字架で死刑にされるためにイエスは産まれてくださった。これがクリスマスである。御子イエスの誕生を喜ぶのは、神の義を成す完全な聖さを持つお方であり、その聖さのままに人となってくださったイエスは、人類代表としてすべての罪を完全にあがなうことが出来ように、神がつかわしてくださった唯一の救い主。 神の栄光はご自身の作品である人類を、御子によってサタンの持ち込んだ死に勝利させ、創造の初めのご計画の通りに、神の子たちが主をあがめる賛美の中で永遠を共にすることである。 しかし、彼を砕いて病を負わせることは主のみこころであった。彼が自分のいの...メリークリスマス(ヨハネの福音書17章)