憐みの無い獣の心(ヨハネの福音書19章)
過越の祭りでは、だれか一人をおまえたちのために釈放する慣わしがある。おまえたちは、ユダヤ人の王を釈放することを望むか。」すると、彼らは再び大声をあげて、「その人ではなく、バラバを」と言った。バラバは強盗であった。(18:39~40) ピラトの思い付きはイエスを釈放するためであったが、ユダヤ人たちはそれを許さなかった。彼らの欲望はイエスを殺すことであり、ピラトは支配しているはずのユダヤ人に支配されて計画は挫折した。罪なきイエスが殺されて、死刑になるべき強盗が生かされることを望んだユダヤ人の義は、此処で完全に倒錯している。それは神のかたちに造られた人を離れて、悪魔に心を乗っ取られたことを現している。 それでピラトは、イエスを捕らえてむちで打った。兵士たちは、茨で冠を編んでイエスの頭にかぶらせ、紫色の衣を着せ...憐みの無い獣の心(ヨハネの福音書19章)
2025/01/23 11:15