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(今回は以前放送された「希望の歴史」http://kiyokutadasiku.seesaa.net/article/511331349.html の続きの内容となる。前回も今回もタイトルは「希望の歴史」なので、それぞれのネタ本に従って「上巻」「下巻」としておく) 上巻をお送りしたばっかりという感じだが「希望の歴史」下巻の方に入りたいと思う。 「これは善だ」「これは悪だ」 我々は善悪で行動を決定しているが、ちょっとその考え方、あんまり急ぐのやめた方がいいぜ というルトガー・ブレグマンさんがお書きになった「希望の歴史」、文藝春秋社刊。 Humankind 希望の歴史 下 人類が善..
これの続きです。 ルトガー・ブレグマンの「希望の歴史」を三枚におろしている。 その第16章。 変わったタイトルが付いている。 「テロリストとお茶を飲む」 この中でまたルトガーはルトガーらしい希望の見つけ方を語っている。 これは読むとハッとする思いに駆られる。 それぐらいルトガーには説得力がある。 そのルトガーが激しく疑った定説こそ「割れ窓理論」。 ハーバード大学の政治学教授だったウィルソン(162頁) 一九八二年、ウィルソンは−中略−こう記した。「割れた窓をそのまま放置したら、じきに他の窓もすべて破壊されるだろう」。−中略−道端に散らかるゴミ、路上の浮浪者、..
これの続きです。 先週はとても大きな問題を提出して。 かつてニホンザル、ゴリラ、チンパンジー、様々なサルが。 あれと同じで人間もホモ・エレクトス、ホモ・フローレシエンス、ホモ・デニソワンなどいろんな種類別があった。 それが現生人類、今の私達のみが生き残って、他はみんな死に絶えた。 では何で我々は生き残ったのか? 弱肉強食説というのがあって「喰っちゃったんじゃないか?」と。 もういっぱい説があったのだが、どれもぴったりこない。 そこでこんな実験をやった人がいるそうだ。 ここで話は一九五八年の春にさかのぼる。モスクワ大学で生物学を学ぶリュドミラ・トルートは、ドミトリー・..
大きいタイトルの本。 これはもうそのものズバリ 文藝春秋社、上下巻ルトガー・ブレグマンさんという方が書いた「Humankind(希望の歴史 )人類(が善き未来をつくるための18章)」という大きいタイトルの本。 Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章 副題が「希望の歴史」。 (多分副題ではない) 人間というのをどう見るか? 大上段。 こういう本を見るとうずく武田先生。 でっかいタイトルが好きなので、自分の些末な出来事を一瞬忘れさせてしまう大きいテーマの本。 これはどんなふうに水谷譲に説明しようかなと思ったのだが、とにかく1ページ目から書いて..
ノルウェーのリゾートのような刑務所 「希望の歴史」が教えてくれた人間関係のひけつ
「リゾートのような刑務所」があるそうです。知ったときはとてもショックを受けました。 これが刑務所? ノルウェーのバストイにある刑務所。島のほとんどが刑務所の施設になっています。 受刑者たちは木造住宅一