父親というもの
父との思い出はあまりいいものではない まず幼い頃から『父親』がいないのが当たり前で 急にパパだよと膝に乗せられた時は緊張した どうやら父は刑務所にいたようだ つまり出所して家に帰ってきたのだろう 所謂、反社だった父 幼い頃は刺青がカッコよく見えてそこは好きだった 小学生になると揶揄う人間が現れた 笑いながら「お前の父親ヤクザなんだろ」 子供にはよく分からない世界だったし 悪だとか反社だとか義理と人情とかよく分からない ただ…覚せい剤を妻である母の実家に隠した事があるらしく 母の家族にまで迷惑をかけたと知った時は 流石にアホかと思ったしクズだと思った まだ一緒に暮らしていた頃も特に良い思い出はな…
2025/01/20 05:49