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歌劇「タンホイザー」:序曲(5)/R.ワーグナー/帝王カラヤンと氷の将軍ムラヴィンスキー
ワーグナーの世界にある人の弱さや愚かさをことさらのめり込んで描く事なく、快楽を俗に陥らせずにかえって貴族の宴のようにしてしまえる指揮者は一体どれくらいいるのでしょう・・。その灰汁の混じったコクを分析しのめり込む指揮者のワーグナーの素晴らしさに対し、音の威力・色彩、そして絶妙なコントロールによってそれ以上のものを創り上げる事の出来るのは、帝王、将軍と例えられたカラヤンとムラヴィンスキーが私の中では浮...