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どうも。すべての外国人観光客を好きになれとは言いませんが、「日本から出ていけ!」と排外主義をSNSで叫んで「いいね!」数を稼ぐバカより、観光客の財布からどれほ…
「淋しいのはお前だけじゃない」(82)(1982.6.4.)「港町純情シネマ」の名コンビ、脚本・市川森一、主演・西田敏行の復活である。前作は映画に対する思い入れやパロディに満ちあふれていたが、今回は旅芸人あるいは大衆演劇に対するものになっている。相変わらず見事な味を出す沼田薫役の西田敏行をはじめ、多彩な出演者が楽しませてくれるし、いかにも現代的なサラ金地獄を描きながら、どのように大衆演劇への思いを絡めていくのか、とても興味深いものがある。最終回(1982.8.27.)最近、唯一見続けていたドラマが終わってしまった。旅芸人あるいは大衆演劇に対する思い入れに、サラ金地獄という現代的な悲劇を盛り込み、現実と夢の世界が交錯する市川森一独自の世界が展開していく。前作の映画同様、毎回、実に見事にドラマと大衆演劇を組み...西田敏行「淋しいのはお前だけじゃない」
「港町純情シネマ」(80)(1980.5.28.)市川森一脚本の何とも楽しみなドラマが始まった。毎回ドラマの中に、照れも恥じらいもなく堂々と映画のパロディがあふれる(『地獄の黙示録』『トム・ホーン』『影武者』『復活の日』…)。出演者は、主人公・猿田禄郎役の西田敏行、父親役の室田日出男、妹役の森下愛子の珍妙な親子、木の実ナナのホステス、岸部一徳のキャバレーの店長兼痴漢、柴俊夫のやくざ、伊藤蘭のモギリ嬢、北林谷栄のいつものおばあちゃん、原保美の映画狂のセールスマン…。皆適役であり、妙演を披露する。これからどんなパロディが飛び出すのか、楽しみで仕方がない。【後記】室田日出男が今度は大麻で捕まった。前の「祭りばやしが聞こえる」や「黄金の日日」のように、このドラマからも消されてしまうのだろう。何とも残念だ。西田敏行「港町純情シネマ」