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伊勢鉄道の短い旅を終えて、県庁所在地にしては良く云えば落ち着いた雰囲気の津駅前。ほど近い懐石料理店の暖簾をくぐる。伊勢志摩の贅沢を楽しむ店にリーズナブルなランチメニューがあった。"るみ子の酒"は、伊賀は森喜酒造の酒、注ぐ特別純米生原酒がリーデルグラスを曇らしていく。紅が鮮やかな肉に青い刻みネギを散らして“松坂牛レアステーキ”が美しい。サッと青柚子を絞って準備万端。松坂牛の旨みに青柚子の酸味がちょっぴりきいて美味しい。追いかける純米酒のすっきりした味わいが合う。さて、腹ごなしに2キロほど南へ彷徨うと津城跡、丑寅櫓が復元されている。馬上の甲冑姿は藤堂高虎公、主家を転々とした後徳川に与し、伊予今治から入城して伊勢藩主となった。伊勢の酒肴と歴史にちょっぴり齧って、夏の終わりの伊勢鉄道の旅なのだ。file-098<...一酒一肴津「るみ子の酒+松坂牛レアステーキ」