3年前のワセリンを捨てる。
あっても邪魔にならないけれど、あっても使わないモノ。 例えば、古いワセリン。 パッケージに張られた感熱紙はすれて文字が消えかかっているけれど、かろうじて「令和2年5月」の表示が残っています。 令和2年は西暦2020年。新型コロナウイルス感染症の拡大による一斉休校や「不要不急」の外出自粛要請など混乱の真っ最中だった時期です。 常時マスクを着用する生活で、ひどく唇が荒れてしまった時期に、駆け込んだ皮膚科で処方されたワセリン。 白い容器に、赤いふた。なんだかレトロなたたずまいが郷愁を誘います。 皮膚科で処方された薬を塗り、日中はワセリンで保湿。受診から数週間で、荒れた唇はきれいに治ったことを覚えてい…
2023/10/04 06:38