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理解不可能(了解不能)な人間がこの世に存在しないことを、別のもっと簡単な仕方で確認する(1/4)【短編NO.5の補足】
*短編集「統合失調症と精神医学と差別」の短編NO.60 目次・医学は一部のひとたちに「理解不可能」の烙印を押してきた・「現実」が「イメージ」に合致するとは、しないとは ◆医学は一部のひとたちに「理解不可能」の烙印を押してきた この短編集「統合失調症と精神医学と差別」のなかで以前に確認したつぎの5つの基本事項をいま、そのときにもちいたのとは別の、もっと簡単なやり方で、順に再確認しているところです。 今回はとうとう最後の5を見る番となりました。 正常、異常とは何か(短編NO.1)。 異常なひとはこの世にただのひとりも存在し得ない(短編NO.2)。 医学に不当にも異常と決めつけられ、差別されるのは、…
「人間の欲望は他者の欲望である」といったのはフランスの精神分析家、ラカンの言葉である、他人が持ってるからこそ欲しくなる、あまりに遠くの人にはうらやましいと思わず、近い人に強い羨望を抱く。 同じものを手に入れれば今より幸せになれるのではないかという幻想から生まれる感情、しかし手にいれた途端、熱情から覚めてしまうもの、しょせんは一時的な感情である。 例えばどうしてあの人にあって私にないのか、恵まれた境遇、何不自由ない暮らし、こんな経験は誰にも経験があるはずである、こんな不公平感とどう向き合うか、そんなときその人が自分から何かを取ったわけでもない、要はいい意味で諦めることが大切、そして今いる場所でやるべきことをできる限りやっていくしかない、そんな切替が大切だと私は思っている。他人が持ってるから欲しくなる心理