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『マキシー素敵な幽霊』(85)(1995.10.31.午後のロードショー)わが偏愛の作家ジャック・フィニイの『マリオンの壁』を映画化したもの。といっても、タイトルは改題され(何でマキシーなの?)、日本では劇場未公開でビデオも未発売という“幻の一作”だった。実際に見てみると、妻と幽霊の二役を演じたグレン・クローズの一人舞台で、主人公の夫婦が映画マニアという大事な設定もなくしていたから、フィニイの原作にあったノスタルジックな甘さも、クラシック映画への愛も弱く、結果的には、またしてもフィニイ原作の不幸な映画化に終わっていた。この映画、当初はライザ・ミネリ主演で企画されていたという。『マキシー素敵な幽霊』