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2023/1/28 池袋HUMAXシネマズで鑑賞してきました。 上映館でも上映回数が少なかったり、割と記憶に新しい実録物なのでもう少し上映館数が多くてもいいのではないか?と思いましたが、休日昼の回で2割程度の客入りでした。 【あらすじ】 ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが数十年にわたり、権力を笠に着た性的暴行を重ねていたという情報を得る。取材を進めるうちに、彼がこれまで何度も記事をもみ消してきたことが分かる。被害女性たちは多額の示談金で口を封じられ、報復を恐れて声を上げることができずにいた。問題の本質は業界の隠ぺい構造にあると気付いた記者たちは、さまざまな妨害行為に遭いながらも真実を求めて奔走する。 本作は#Me too運動のキッカケとなった映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性暴力の告発記事を公表するまでの新聞記者たちの奮闘を描いた作品であり、私自身も記憶に残っていた事件であったため鑑賞してきました。 作品として素晴らしかったのですが、被害者の一人であったアシュレイ・ジャッドが本人役で出演しているなど、意欲的な作品であると感じました。 そしてプロデューサーにはブラッド・ピットが名を連ねており、おそらく同じ時代に仕事をしていたであろう立場の人間としてもこの映画に関わる事は、すごい覚悟だと思いました。 しかし、今回のアカデミー賞で本作がどの賞にも全くノミネートされなかった事が個人的には残念でした。 しかし、一般社会でも性差別問題などは今も根深い問題ではあるので、他人事ではない問題であるとも改めて思い知らされました。 原作本も絶対読もうと思いました。
『SHESAIDシー・セッドその名を暴け』(2022.12.22.東宝東和試写室)映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる性的暴行を告発し、#MeToo運動の火付け役となった2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマ。ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、大物映画プロデューサーのワインスタインが、数十年にわたって、複数の女性たちに行った性的暴行について取材をする中で、彼が、これまで何度も記事をもみ消してきた事実を知る。被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば訴えられるという恐怖や、暴行によるトラウマによって声を上げられずにいた。問題の本質が映画業界の隠蔽体質にあると気づいた記者たちは、取材を拒否され、ワイ...『SHESAIDシー・セッドその名を暴け』