メインカテゴリーを選択しなおす
『アシスタント』(2023.6.9.オンライン試写)名門大学を卒業したジェーン(ジュリア・ガーナー)は、映画プロデューサーを目指して有名エンターテインメント企業に就職した。業界の大物である会長の下でジュニア・アシスタントとして働き始めたものの、仕事は雑用ばかりで職場ではハラスメントが横行していた。だが、ジェーンはチャンスをつかむためには会社にしがみついてキャリアを積むしかないと耐え続けていたが、会長の許されない行為を知り、ついに立ちあがることを決意するのだが…。2017年にハリウッドを発端に巻き起こった「#MeToo運動」を題材に、憧れの映画業界が抱える闇に気づいた新人アシスタントの“ある1日”を通して、多くの職場が抱える問題をあぶり出した社会派ドラマ。製作は2019年。ドキュメンタリー作家のキティ・グリ...『アシスタント』
2023/1/28 池袋HUMAXシネマズで鑑賞してきました。 上映館でも上映回数が少なかったり、割と記憶に新しい実録物なのでもう少し上映館数が多くてもいいのではないか?と思いましたが、休日昼の回で2割程度の客入りでした。 【あらすじ】 ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが数十年にわたり、権力を笠に着た性的暴行を重ねていたという情報を得る。取材を進めるうちに、彼がこれまで何度も記事をもみ消してきたことが分かる。被害女性たちは多額の示談金で口を封じられ、報復を恐れて声を上げることができずにいた。問題の本質は業界の隠ぺい構造にあると気付いた記者たちは、さまざまな妨害行為に遭いながらも真実を求めて奔走する。 本作は#Me too運動のキッカケとなった映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる性暴力の告発記事を公表するまでの新聞記者たちの奮闘を描いた作品であり、私自身も記憶に残っていた事件であったため鑑賞してきました。 作品として素晴らしかったのですが、被害者の一人であったアシュレイ・ジャッドが本人役で出演しているなど、意欲的な作品であると感じました。 そしてプロデューサーにはブラッド・ピットが名を連ねており、おそらく同じ時代に仕事をしていたであろう立場の人間としてもこの映画に関わる事は、すごい覚悟だと思いました。 しかし、今回のアカデミー賞で本作がどの賞にも全くノミネートされなかった事が個人的には残念でした。 しかし、一般社会でも性差別問題などは今も根深い問題ではあるので、他人事ではない問題であるとも改めて思い知らされました。 原作本も絶対読もうと思いました。
共同通信社が発行する週刊誌『KyoudoWeekly』(共同ウイークリー)1月23日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2023年1月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。天から選ばれた映画音楽の巨匠に迫る『モリコーネ映画が恋した音楽家』☆☆☆☆「#MeToo運動」の火付け役となった女性記者『SHESAIDシー・セッドその名を暴け』☆☆☆少年の目を通して映画への愛を表現『エンドロールのつづき』☆☆☆☆東映70周年記念作『レジェンド&バタフライ』☆☆不条理で異様な“小さな戦争”『イニシェリン島の精霊』☆☆☆☆クリックで拡大↓『映画の森』「2023年1月の映画」
「SHE SAID」ハリウッドの大物のセクハラを明るみに出した女性記者の奮闘を描いた作品です。邦画には真似できない、実名公開にゾクゾクします。
【ほぼ週刊映画コラム】『モリコーネ 映画が恋した音楽家』/「#MeToo 運動」の火付け役となった2人の女性記者『SHE SAID シー・セッド その名を暴け』
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は天から選ばれた映画音楽の巨匠『モリコーネ映画が恋した音楽家』「#MeToo運動」の火付け役となった2人の女性記者『SHESAIDシー・セッドその名を暴け』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1367253&preview=true【ほぼ週刊映画コラム】『モリコーネ映画が恋した音楽家』/「#MeToo運動」の火付け役となった2人の女性記者『SHESAIDシー・セッドその名を暴け』