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『友よ、風に抱かれて』(87)(1991.3.21.ビデオ)ベトナム戦争真っただ中の68年。戦死した兵士たちが眠るアーリントン墓地に、葬儀を行う儀仗兵士としてやってきたウィロー(D・B・スウィーニー)は、その部隊の曹長で歴戦の勇士クレル(ジェームズ・カーン)と出会う。先の『ゴッドファーザーPARTⅢ』(90)の余韻が残り、フランシス・フォード・コッポラ監督作で唯一未見だったこの映画を見てみた。この映画の頃のコッポラは不調だったので、見逃していたのだ。ベトナム戦争関連では、すでに超大作『地獄の黙示録』(79)を撮っているコッポラだが、この映画は本当に同じ監督が撮ったのかと思うほど、淡々としていた。そして、その分『地獄の黙示録』の支離滅裂さが影を潜め、ひしひしと心に迫ってくるような、説得力を持った映画に仕上が...ジェームズ・カーンの映画その4『友よ、風に抱かれて』