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『遠い夜明け』(87)(1988.4.5.丸の内ピカデリー1)リチャード・アッテンボローの一貫性1970年代、アパルトヘイト(人種隔離政策)下の南アフリカで、人種差別と闘った白人ジャーナリストのドナルド・ウッズ(ケビン・クライン)と黒人運動家スティーブ・ビコ(デンゼル・ワシントン)の信念と友情を、実話を基に描く。アメリカは先住民であるインディアンを駆逐しながら国を作っていった。そしてアフリカなどから連れてきた黒人奴隷たちの存在も含めて、移民の国として発展してきた。現在も、さまざまな人種的な問題を抱えながら、多民族国家として成立している。そうした矛盾は、数々の映画やメディアによって、われわれ日本人にも、比較的身近な問題として知られているが、この映画で描かれた南アフリカの実情はあまり知られていない。実際、これ...「BSシネマ」『遠い夜明け』