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#4280 卯の花を腐す長雨の始水に寄る木屑なす寄らむ児もがも
令和6年6月25日(火) 【旧 五月二〇日 赤口】・夏至 乃東枯(なつかれくさかるる)卯の花を腐《くた》す長雨《ながめ》の始水《みづはな》に寄る木屑《こづみ》なす寄らむ児もがも ~大伴家持(718-785) 『万葉集』 巻19-4217卯の花を腐らせるような長雨で流れた水に寄せら
もう梅雨の走りなのでしょうか?、近づく台風1号の影響もあって昨日から雨が降り続いている。爽やかで過ごしやすい五月ももうすぐ終わり、やがてまた鬱陶しい梅雨の季節がやってきますね~。梅雨に向かって咲く白い花の代表といえば・・・なんといっても、この卯の花(ウツギ)ではないでしょうか?。白い卯の花(ウツギ)この花は、「梅雨花」「田植え花」「早乙女花」などの季節を感じさせる別名があります。田植えの済んだ白いウツギ(卯の花)の咲く、谷戸の田んぼの風景。他にも見た目が白い雪のようなことから「雪見草」「夏雪草」ともいわれるそうです。「卯の花くたし」の”くたし”とは”腐し”、卯の花を散らし腐らせる長雨で、卯の花の散るころの雨のことをいいます。西の方では、梅雨入り前に一時的に現れる走り梅雨のことを指しますが、北の方では梅雨そ...卯の花くたし