メインカテゴリーを選択しなおす
『アリス・クリードの失踪』(09)(2011.5.19.京橋テアトル試写室)冒頭の約10分間、セリフも音楽も一切なく、整然と部屋を改装する2人の男、ヴィック(エディ・マーサン)とダニー(マーティン・コムストン)の姿が延々と映される。ところが、ただそれだけの描写なのに、きっちりと計算された構図とテンポの良さで見る者を引き込む。一体これから何が起きるのかとゾクゾクしてくる。実は2人の目的は、アリス・クリード(ジェマ・アータートン)という名の女を誘拐することで、部屋の改装は彼女を監禁するための準備だったのだ。そして2人はアリスの誘拐に成功するが…。登場人物はこの3人のみ。アリスが監禁された部屋と2人の男がいる隣の部屋だけでストーリーが展開する一種の密室心理劇なのだが、ストーリーが二転三転し、3人の立場もくるくる...『アリス・クリードの失踪』
洞窟探検家・吉田勝次の狂気じみた探検の様子を見せる「探検アドベンチャー魅惑のポッカリ穴」(NHK)というドキュメントを見ながら、思い出したのが、この2本の映画。『サンクタム』(11)(2011.9.17.MOVIX亀有)「なんで洞窟なの?」(旧ブログ「お気楽映画談議」から)妻:3D好きとしては、押さえておきたい『サンクタム』ということで…。洞窟探検家父子のお話。夫:『アバター』(09)のジェームズ・キャメロン、今回はプロデューサーのみだけど、地下水、地下湖、大雨、海とくれば、過去の監督作である『アビス』(89)『ターミネーター2』(91)『タイタニック』(97)に続く“水を使った特撮もの”の流れを汲んでいる映画だとも言えるね。妻:洞窟ものを3Dにするって微妙ね。アリの巣のような巨大洞窟探検を映像でリアルに...洞窟映画『サンクタム』『ディセント2』