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シネマヴェーラ渋谷で「失われた週末」が上映されていたので見てきました。ビリー・ワイルダー監督の1945年のアカデミー賞作品です。物語は、断酒中のアル中男性が主人公。彼の兄は、週末、弟の気晴らしにと田舎への旅行に連れ出そうとします。しかし、彼は兄や恋人の目を盗んで酒場に行ってしまい、気がついた時には汽車の時間は過ぎており、失望した兄は彼を置いて既に一人で発っていました・・。この映画では、街に残った主人公の週末の出来事。アルコールに思考も行動も支配され、酒代欲しさに盗みをはたらき、アル中治療施設に隔離され、そして絶望の中で最後の選択肢の実行を試みる、アル中の地獄がこれでもかと描かれます。昔の映画は…
1940年代と1950年代のレイ・ミランド主演野球映画2本立ての解説◆2024.06.08(土)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。私の映画感想は基本的に2本立てです...
『ダイヤルMを廻せ!』(54)(1975.1.25.土曜洋画劇場)ロンドンのアパートで暮らすトニー(レイ・ミランド)とマーゴ(グレース・ケリー)は、一見仲のよい夫婦だったが、関係は冷えきっていた。ある日、マーゴの浮気を知ったトニーは、妻を殺害する完全犯罪を企てるが、想定外の事態が発生、犯罪計画は思わぬ方向へと向かう。もともとは舞台劇。立体映画(3D映画)として製作されたアルフレッド・ヒッチコック監督作。ところで、初めてこの映画のノーカット版を見たのは、1983~84年にTBSで放送された「SONYPRESENTS名作洋画ノーカット10週」の中の1本としてだった。(1984.5.12.)この番組は、ソニーが自社のベータマックスのプロモーションを兼ねて提供したもので、ノーカット、ニュープリント、二カ国語、途中CMは...「BSシネマ」『ダイヤルMを廻せ!』