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今回のお題は『夕陽に向って走れ』(69)幾つか落穂拾いを『明日に向って撃て!』と同年に製作されたニューシネマ西部劇。撮影はどちらもコンラッド・ホール。当時キャサリン・ロスの恋人だったからか、両作とも彼女を目いっぱい美しく撮っているように見える。監督のエイブラハム・ポロンスキーは赤狩りでブラックリストに載り、長い空白を経ての監督作ということで、赤狩りへの怒り、差別、デマが広がるさま、被害者意識といったものを、この映画の主人公ウィリー(ロバート・ブレイク)に仮託して描いたのだろうと思われる。この映画のプロデューサーのジェニングス・ラングは、1951年、彼と妻のジョーン・ベネットとの不倫を疑った『駅馬車』(39)のプロデューサーのウォルター・ウェンジャーに銃で脚を撃たれた。スーザン・クラークは、ラングがプロデュースし...ビデオ通話で西部劇談議『夕陽に向って走れ』