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【他人のふんどし】太平洋を横断するぞ!(私じゃないセイラーさんがね)
先週は iPhoneやStarlinkでの人工衛星経由の緊急通信やインターネット接続について書きましたが、これは話題を引っ張るための伏線。 1ヶ月前、SNSでちょっとだけ交流のありますセイラーさんが日本を発ち、シングルハンドでサンフランシスコに向けて現在も航行中です。 特段大きなヨットではなく、VENT DE FETEという30ftのミドルサイズボート。 最新型というわけではなく、30年物の艇です。 しかし素材と通信技術を中心に大きく進歩したヨット。 1960年代に、世界で初めて小型ヨットで太平洋を渡った堀江健一さんの艇は木製(しかもラワン材よ!)でしたが、今は強固なFRP製
我らがヨットのVENTDEFETE(バンドフェット)について調べてみました。単純な(外形的な)印象としては、リベッチオをひと回り大きくしたヨット。という程度の認識しかありませんでしたが、そう単純なものでもなかったです。VENTDEFETE(バンドフェット)はフランスのヨットデザイナーGROUPFINOT設計による、ニュージャパンヨット株式会社(NJY)製造によるヨットです。VENTDEFETEは英語でFESTIVEWIND、日本語にすると「祝祭の風」でしょうか?ニュージャパンヨット(株)はクォータートンクラスに旋風を起こしたエクメドメール(Ecumedemer海の泡)を1971年に販売、以降一貫してGROUPFINOTのヨットを造り続けています。なかでも1978年(昭和53年)『SOLEILLEVANT(...VENTDEFETE~祝祭の風~
前のオーナーさんは大変物持ちの良い方で、バンドフェットのカタログが残っているのです。エスプリデュバンのカタログも残ってました。この姉妹艇の違いを仔細に比較してみると結構面白いです。カタログを一読して気づいたのは、カタログの艇と自艇とでは仕様が異なっている部分があることです。1番目立つ違いは、キャビンテーブルの真ん中にあるステンレス棒の支柱が無いこと。後継艇のエスプリデュバンにはないので、途中で仕様が変わったのでしょうか?強度のことはよくわかりませんが邪魔な支柱がないのはありがたいです。こちらがエスプリ。これが我らがゴンベⅢなのです。ステンレス支柱が無く、テーブルの大きさもエスプリ寄りですね。あと、自艇には物入れが多く造作してあります。バンドフェットには、S,L,CS,CL,L-SHタイプの5つのタイプがあ...バンドフェットのカタログ