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マハロ船長の航海日誌2 https://blog.goo.ne.jp/captain_mahalo

マハロ船長は ミニチュア・シュナウザー の船乗り犬です。 毎日たべものの匂いをたよりに 大海原を航海しています。

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2020/03/03

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  • 曇天の相模湾を独航

    2042/4/23キャプテントヨシマが風邪気味とのことで、今日はシングルハンドにてドックアウト。曇天の相模湾は穏やかな海況のようです。シングルハンドの時は軽いヤンキージブと決めてますが、視界が良くて安全だと思います。前回は相模湾独り占め状態でしたが、今回はヨット2隻、パワーボート1隻、その他漁船を見ることができました。このヨットはクルージング帰りなのでしょうか?機帆走で葉山方面に向かっていました。青空が見えず晴々としない重苦しいような海でしたが、風は一定していて、安定したセーリングができました。私にとってのセーリングの楽しみは"ぼーっとする"こと。石原慎太郎氏は、ヨットに乗っている時の自分の顔写真は、いつも"つまらなそう"なのだそうです。ご本人の弁によれば、それこそ自分の"素の顔"なのだそうです。それ以外...曇天の相模湾を独航

  • 黄昏時の徘徊

    2024/4/20 ドックアウトするつもりもなく夕刻に諸磯に行ったのですが、ちょっとだけ出してみました。帆も揚げず、ドッグハウスのカバーさえたくし上げただけで、油壺湾内でUターン。こうして少しでもエンジンを回してあげるのがエンジンの調子を保つ秘決かと思ってます。それに精神衛生上も大変よろしいのです(笑)黄昏時の徘徊

  • 相模湾を独り占め?

    2024/4/10朝はクッキリと見えていた富士山ですが、諸磯に着いたお昼ごろでも、まあまあ良く見えています。昨日から続く強風がまだまだ残っている証拠でもありますが、天気予報ではそろそろ風が落ちてくる筈です。湾外に出ると、ほどほどに強い風。ビューフォート風力階級でGentlebreeze時々Moderatebreezeといったところでしょうか?珍しくキャプテントヨシマがヘルムを取りたいというほどの良い風です。今日も相模湾上のヨットはAlizeのみ。文字どおり"独り占め"です。富も名声も独り占めすることは叶わないし、そうしたいという欲もありませんが、海を独り占めするのは最高に気分良です!『少しは帆影が見えて欲しいなぁ』と思ってしまうのはワガママというものですね(笑)オカでは桜が咲き誇ってますが、海から見える大...相模湾を独り占め?

  • 白いジブ

    ところで、ショートハンドのセーラーにとって、ロープ一本で簡単にリーフできるジブファーラーは便利このうえない装置です。しかし、デメリットもあることは事実。その長所と短所を理解した上で使用すれば大変便利なものになりますね。長所1.1枚のセイルでオールラウンドに使用できる。2.風力が増しても簡単にリーフィングすることができる。3.少人数でセイリングができる。4.キャビンの中を広く利用できる。5.セイルの取付け準備やあとかた付けがいらない。短所1.ファーリングドラムとハリヤードスイベルがあるため通常よりラフが短くなる(セイルエリアが減る)2.リーフィングした時、セイルシェイプが崩れるためクローズホールドの性能が落ちる。(リーチングでは大きな影響は無い)(以上コチラより引用)この「セイルシェイプの崩れ」の影響は...白いジブ

  • Alizé3ヶ月ぶりの出航

    2024/3/26寒さに縮こまっていて、気づけば3ヶ月ぶりの出航となりました。朝方はまだ強い北東風が残るがお昼頃から次第に風が落ちるとの天気予報を信じての出航です!しかし、湾を出ると北東風はまだ残っていて、迷わずにメインセイルのみでの帆走とし、クローズリーチより落とし気味に走ります。佐島沖に達する頃、徐々に風が落ちてきたようなので、ジェノアも揚げます。キャプテントヨシマの華麗なバウワーク!?ヨットが進むと、ビールもすすむ?船底の汚れ(海藻の付着)も、今日の走りでだいぶ落ちた気がします。上架はGW明けになりそうです。連休前に整備したい艇が多いのです。今シーズンも多いにヨットライフを謳歌したいと思います♪Alizé3ヶ月ぶりの出航

  • Alizéでカニカピラ

    2024/3/17今日は諸磯ヨットAlizéにてウクレレ練習会。天気晴れて菜の花も満開なのですが、10m超えの強風なので出航は無理なので浮いてるだけのヨット上での開催になりました。(以上©︎R.Nakamura)こんな非日常的ロケーションでのカニカピラ(ウクレレ・セッション)も”アリ”ですよね。Alizéでカニカピラ

  • Alizé目覚める

    2024/3/15久しぶりの諸磯行き。そろそろ我らがヨットAlizéグループも活動開始します。まずは、汚れきった船底をキレイにしたいのですが、とりあえずラダーとプロペラの海藻を掻き落とさなければ!去年は船底汚れが酷く、春先と秋口の2回上架したのですが、夏の間の牡蠣を落としたら、秋冬の間に海藻が付くという、踏んだり蹴ったりでした。今年は観念して、評判のシージェット33プレミアムを塗ろうと思います。それで一年持つなら結果的には安くつく筈です。とりあえず目立つ場所の海藻を掻き落としました。上架までは、この程度でなんとかなるでしょう。レースに出る訳じゃないですからね。冬場の工作でビミニトップのカバーを作ったので、取り付けてみました。今までのシルバーシートのあり合わせを巻き付けた代物からすれば、はるかに見栄えが良く...Alizé目覚める

  • PHUKET KING'S CUP REGATTA

    先日、プーケット旅行の件をSNSに投稿したところ、プーケットでのヨットレース"キングスカップレガッタ"に出た方からコメントをいただきました。そのヨットレースの存在は知ってはいましたが、プーケットで行われていること以外いつどこで行われているのか、詳しくは知りませんでした。そこで調べてみると→タイ国政府官公庁サイト→プーケットキングスカップレガッタサイトこのレース(レガッタ)は、故プミポン王国陛下誕生日の前後、12月の第1週から第2週にかけて開催される国王杯レガッタ、プーケット・キングス・カップ。1987年に国王60歳の誕生日を記念して開催されたのが始まりで、その後毎年恒例のレースとなり、世界各国からの参加者がプーケットに集うとのこと。そういえば、プーケットオールドタウンで撮ったディンギーの絵は、故プミポン国...PHUKETKING'SCUPREGATTA

  • 泰国普吉島旅行記⑦

    2024/2/7朝4時に起き、帰り支度の最終チェックしているうちに出発時間になりました。空港まではガイドさんのバンで送ってもらいますが、朝早いので渋滞もなくスムーズに到着しました。チェックインが済んだら、後はラウンジで朝食です。プーケット/シンガポール間のフライトでも朝食出ます。シンガポール航空の食事は美味しいので一応出してもらい、味見程度に食べました。シンガポールでのトランジットでは、いったん出国手続きして滝「JEWEL(ジュエル)」を見に行きました。滝と言っても、自然の滝じゃありません。巨大な人工滝です。「ジュエル」は10階建てのドーム型の巨大商業施設で、吹き抜けを利用した屋内庭園フォレスト・ヴァレー、その中心に世界最長の高さ約40mを誇る人工滝レイン・ボルテックスなのです。ターミナルはNo.1〜4ま...泰国普吉島旅行記⑦

  • 泰国普吉島旅行記⑥

    2024/2/6 実質的に今日が最終日。やり残したことの無いよう”やりたい事リスト”を消し込んでいきます。まずは、プーケットオールドタウンの博物館的なところに行ってみます。プーケットタウンの開発は、およそ100年前に錫産業の担い手として、当時イギリス植民地のペナン島からやってきたプラナカンという中華系移民で、西洋と中国の文化をミックスした独自の文化をもっていたそうです。プラナカン様式の建造物は、シノポルトギース様式と呼ばれていて、プーケット旧市街には、カラフルなショップハウスだけでなく、錫で財をなした富豪の元豪邸や錫鉱山会社の元社屋が歴史的建造物として保存されている。とのことで、見に行ってみました。ブルーエレファントレストランは、かつて知事公邸だった場所で、現在は高級タイ料理レストランと高級料理教室に...泰国普吉島旅行記⑥

  • 泰国普吉島旅行記⑤

    タイやベトナムのような国の食文化を知るために"フードツアー"というものがあります。現地の人の案内で食べ歩きをするのですが、自分で調べて行くより珍しいものを食べることができるんです。バンコクでも体験してみましたが、食事の量の配分を間違えてお腹パンパンになってしまいました。ホーチミンでは、大学生さんがバイクに乗せてくれて案内してくれたのですがこの時はちょっとお腹の調子が悪くて、あまり食べられなかったのが残念でした。今回プーケットオールドタウンのフードツアーは専門ガイドの人(名前がCATさん)が案内してくれました。ツアーには食事代込々なので、とても安心でお得なツアーなのです。2024/2/5朝はホテルの朝食を抜き、お腹に余裕を持たせて食べる気満々です。プーケットオールドタウンまではバス(ソンテウ)で行くので、...泰国普吉島旅行記⑤

  • 泰国普吉島旅行記④

    2024/2/4今日はピピ諸島へのボートツアーに。>ピピ諸島は北のピーピー・ドーン島を中心に[1]、ハートクラーン島、バンブー島、モスキート島があり、南にはピーピー・レー島を中心にサーマー島、マーヤー・ノーク島、ビーダー・ナイ島、ビーダー・ノーク島がある。とのことですが、大まかに言うと有人島のピピドンと、ちょっと小さいピピレイ、その他の小さい島。で構成されているのがピピ諸島ですね。プーケットからは約30浬の距離にあります。(画像借用先)ボートの種類は大型フェリーと小型スピードボートがあります。船酔いする人には小型スピードボートはおすすめできません(海が荒れた日はヤバそう!)が、小回りが効くし、迫力ある走りはそれだけで楽しいものです。それ以外に地元のロングテールボートのチャーターというのもあるみたいで、人数...泰国普吉島旅行記④

  • 泰国普吉島旅行記③

    今回泊まったホテルについて案内いたしましょう。TropicaBungalowResort&Restaurant(132ThawewongRd,PaTong,KathuDistrict,ChangWatPhuket83150タイ)プーケットで一番賑やかだと言われるパトンビーチのど真ん中に位置してるのに、緑に囲まれたレトロなホテルです。(ベランダからの景色)海岸通りから車一台がやっと通れる細〜いエントランスを通って入ってきます。通路の向こうにパトンビーチが見えますね。部屋は2階。清潔な部屋です。タイのホテルらしいベッドサイドの木彫。仏像もインテリアのひとつ。レセプションフロアは広くはないですが、落ち着いた雰囲気です。そしてスタッフはフレンドリーです。さすが微笑みの国。朝食付きプランでしたが、ビュッフェの料理は...泰国普吉島旅行記③

  • 泰国普吉島旅行記②

    シンガポールのチャンギ空港では超早朝に乗り換え、プーケット国際空港には7:50到着。日本との時差は−2時間なので、乗り換え時間を除いて11時間近くかかりました。なかなかの時間がかかりますね。シンガポール航空の機内食の食器は竹製。SDGsが徹底してますね。機内料理の味も良かったです。プーケット国際空港到着。プーケット国際空港からお迎えのガイドさんのバンでホテルまで約1時間。ようやくホテルに到着。朝に着きましたので、14:00のチェックインまでの時間に、カタビーチまで食事に行くことにします。レッドチェアーレストランというレストランでマッサマンカレーを食べました。マッサマンカレーはタイ南部で食べられていた「ご当地カレー」ですが、アメリカの情報サイト『CNNGo』が「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World...泰国普吉島旅行記②

  • 泰国普吉島旅行記①

    先日、極寒の日本を飛び出してタイ国プーケット島旅行に行ってきました。タイ政府観光庁HPの記述によると・・・タイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島で、世界有数のリゾート地として知られるプーケット。エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」と称されています。年間を通してビーチリゾートやマリンスポーツが楽しめるほか、島内77%を山地が占め、熱帯モンスーン気候。うっそうと生い茂るジャングルを満喫出来る様々なアクティビティを体験することができます。島内で最も賑やかなパトンビーチでは、タイならではのエンターテイメントやショッピングなどが楽しめる施設が充実していて、アクティブ派の観光客に人気です。プーケット・タウンと呼ばれる旧市街は地元の人々の生活の場となっていますが、シノポルトガル様式...泰国普吉島旅行記①

  • 三崎方面へのドライブ

    2024/2/27は、北風がぴいぷうと吹いてましたが、三崎方面に2ワンコとお出かけしました。前に、船外機を積んでいる消防車を発見。水害時に使うのでしょうが、初めてみました。20hp位ありました。光る海の彼方には大島が。長閑に見えますが、すごい風が沖に向かって吹いてます。マハロとアロハ、海を眺めて何思う?北風を遮る建物のデッキでは春がもう直ぐやってくる気配を感じました。城ヶ島の交番は灯台のような建物ですね。三崎方面へのドライブ

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅻ 完)

    リベッチオからバンドフェットへの乗り換えの顛末は既に書きました→以前の投稿横浜ベイサイドマリーナの唯一の欠点は"東京湾にあること"なんですね。しかも私の住まいは相模湾に面しているのですが、ヨットに乗るためにわざわざ三浦半島を横断して東京湾に行くというのが、ずっとモヤモヤしていたのです。これでスッキリ!です。諸磯で"余生を過ごせる"ことはまことにありがたいことだと思ってます。・・・・・・・・・・・以上、12回にわたって長々と書いてきましたが、これがヨットに狂った男の末路です。(笑)(完)余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅻ完)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅺ)

    20年あまりのYBM暮らしでは、10艇を乗り継ぎました。金があるから10艇も乗り継いだのではありません。金がなくて納得いかない中古艇で妥協した結果10艇も乗り継いだのです。俗に言う"安物買いのゼニ失い"です。今から振り返れば、無理してでも納得のいく理想のヨットを新艇として建造して長く乗っていたほうが良かったのかも?とは思うのですが・・・・・今更もう遅い!今頃気づいたのか!バッカも〜ん!と、自分で自分を叱ってやりたいです。(苦笑)しかし、色々なヨットに乗ったせいで、見聞を広げることが出来たのはそれはそれで良かったのかもしれません。(と、自分で自分を慰めている今日この頃であります。)では、私が乗り継いだヨットを紹介しましょう!1.ヤマハ17このヨットは"沈しないディンギー"ですね。そのつもりで、あれこれ物を積...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅺ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅹ)

    ところで、横浜ベイサイドマリーナでは、懐かしい出会いもありました。ディンギーを自作した時に、お世話になった自作グループの方に再会したのです。ネバさんは、自作ディンギーからクルーザーにステップアップして、海賊船の船長になっていたのです(笑笑)聞けば、帆船"海星"に乗ってからすっかり帆船にハマり、ついには自分の船を海賊船にしてしまったのです(驚)海賊船の名前はネバーランド。大砲代わりのロケット花火や水風船を打ちまくったりで、周りは大層迷惑だと思ったことでしょうが、海賊仲間は少年少女のように楽しんでました。私もすっかり引き入れられて、自艇と、レース志向の他艇と、海賊船を交互に乗って、経験を広げることでヨットライフは充実していきました。(続く)余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅹ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅸ)

    横浜ベイサイドマリーナに空きバースあり!という好機を逃しちゃなりません。(厄年を乗り越えた頃でもありました。)慌てて購入したヨットはヤマハ17のセンターボーダーですが、あまりの性能の悪さに辟易して、すぐに買い替えたのがジャンカー19でした。タダ同然の価格で買った廃船寸前のオンボロヨットでしたが、このサイズであれば自分でリストアすることが出来ました。サビで痩せたフィンキールはパテ盛りしたり、汚れまくったハルは、窓も張り替え、ハケ塗りでハルを塗り替え、破れたセールはバイキングレッドの帆に作り替え、ジェネカーを張れるようにポールもセットして、とてもかっこいいヨットになりました。この頃は他のヨットにも乗せてもらい、レースの練習をさせてもらうことが出来たので、この19ftでクラブレースに出た結果、低いレーティングの...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅸ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅷ)

    岡本造船所の船だまり(YCC)での38ftヨット”グーンエラン”でのクルー活動は充実していましたが、結婚して千葉に引っ越すことになり、それを機にクルーを卒業して自分の船を持ちたいと思うようになりました。とはいえ世はバブル期。ヨットを係留出来るところはなかなかなく、我がヨットライフは迷走することに・・・ディンギーを自作してみたり、カヤックにのめり込んだりして無聊をかこっていましたが、あるとき、ふと横浜ベイサイドマリーナのホームページを覗いてみると・・・なんとバースに空きがあるじゃあありませんか!(マリーナ開業の時は抽選だったと聞いてます。バブル崩壊は、この時ばかりは私のヨットライフに味方してくれたのでしょうか?)ここから20年あまりの横浜ベイサイドマリーナでのクルーザーライフが始まることになるのです。(続く余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅷ)

  • 「春一番」の定義

    故野本謙作氏の愛艇「春一番」を例に取るまでもなく、ヨット乗りにとって春一番という風は重要な意味を持つ風です。春の嵐ですから危険であるということは言うまでもありませんが、待望の春の季節を運んできてくれるという意味で、ヨット乗りは春一番の便りを嬉しく思わないわけがないですね。下表の春一番の定義のように、各地方でも異なりますが、関東地方では「関東地方の春一番の条件は、次の事項を基本として総合的に判断。・立春から春分までの間・日本海に低気圧(低気圧が発達すれば理想的)・関東地方における最大風速が、おおむね8m/s以上の南よりの風が吹いて、昇温した場合」とのことですが、観測地点は東京であり、神奈川(我が家の相模湾に面する場所)で『春一番だ!』と思っても、春一宣言のないこともあります。今週あたり春一宣言ありそうな天気...「春一番」の定義

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅶ)

    シーマーチン(ディンギー)を楽しんでいた頃、しばらくしたら前のヨットでの先輩から「理想のヨットを見つけたので一緒にクルーにならない?」という誘いを受けて再度クルーになったのが横浜の岡本造船所の船だまりに浮かんでいた”グーンエラン”という艇名の38ftスループ型ヨットです。江の島で乗ったケッチは、総木製の台湾製クラシック・ヨットでしたが、グーンエランは香港の名門チョイリー造船(CheoyLeeshipyard)の建造によるもので、ハルは頑丈なFRP製で、その他はマストもデッキもキャビンも総木造の堅牢な造りのヨットでした。ところで、私を誘ってくれた先輩は、大学時代は神戸のほうで52ft木造ケッチのクルーに乗っていた骨の髄からクラシックヨットラバーなのです。そのヨットにはアーサーランサム全集が揃っていて、おそら...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅶ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅵ)

    厳しくも楽しい江の島ヨットハーバーでのクルー稼業でしたが、どうしたことか、オーナーがヨットチャーターを始めると言い出して、セールにはFelixのマークが入るということで、さらにヨット保険はクルーには掛けないと聞き及ぶに至り、フネを降りることにしました。(Wikipediaより)ちょうど就職のタイミングで、仕事に集中したいという格好の理由があったので、わだかまりなく降りることができたのです。そして、初めてのボーナスで買ったのがヤマハ・シーマーチンでした。このディンギーに乗ったり、友人のミラー・ディンギー製作を手伝ったりしていたのですが・・・(続く)余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅵ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅴ)

    高校生〜大学生の頃はヨットからは離れてましたが、大学4年生になったとき、就職活動をすべき時に、突然ヨットに乗りたくなりました。それは失恋(苦笑)を癒すために外房の海を見に行った時、なぜか無性にヨットに乗りたくなったのです。なんでかな?この頃、学生ヨット部経験のない人間がヨットを始める時の常套手段は、舵誌の"売りたし買いたし"欄の"クルー募集"で乗る船を探すのでした。私が「これだ!」と飛びついたクルー募集は、「江ノ島YH、木造52ftケッチ」その頃のヨットライフを、坂本九さんの「明日があるさ」の替え歌として作ったものがあるので、恥ずかしながら歌詞を掲載させていただきます。<明日があるさ(ヨット編)>ヨットを初めて気がついたヨットをやるには金かかる若いボク金はないあるのは元気だけ金がない金がない明日があるさク...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅴ)

  • カイヨワの遊びの分類をヨット にあてはめると

    哲学者ロジェ・カイヨワによる遊びの分類というものがあるそうです。(Wikipediaより借用)「アゴン(闘争)」「アレア(偶然)」「ミミクリ(まね)」「イリンクス(めまい)」の4分類で、アゴン(Agon):競争を伴う遊びex:サッカー、チェスなどアレア(Alea):運や賭けを伴う遊びex:じゃんけん、サイコロ、賭け、などミミクリ(Mimicry):真似・模倣を伴う遊びex:ごっこ、空想、仮装、演劇などイリンクス(Ilinx):目眩やスリルを伴う遊びex:ブランコ、スキ、サーカスなど(引用リンク先)ヨット遊びは、アゴンとイリンクスが主要な要素となるのかと思います。ヨットレースはアゴン。荒れた海でのスリリングなセーリングはイリンクスですね。我らがアリーゼ(バンドフェット)では、「レースはもういいや」ということ...カイヨワの遊びの分類をヨットにあてはめると

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅳ)

    中学卒業から高校入学までの間の春休みにやったことは、実際に人間が乗って走れるヨット作りでした。とは言っても、タイムリミットは春休み中。即席で作った代物はヨットというより"棺桶"のようで、池に浮かべたらグラグラして、ホントの棺桶になりそうで、急きょアウトリガーを追加してなんとか進水。静々とセーリングしたものの、怖くて乗ったのはその時一回でやめときました(笑)後年作ったディンギー(キットです。)。これは小さいけど良く走った。(続く)余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅳ)

  • 言霊の幸わう国 のこと

    たまたまニュースを観ていたら、"福山雅治が、自ら監督を務めて映画化したライブフィルム「言霊の幸わう夏@NIPPONBUDOKAN2023」が公開中"なんて情報が流れてました。(拝借画像)"言霊の幸わう夏"・・・ん?なんか違うなぁ?元々はなんだっけ?・・・と調べたら、「言霊(ことだま)の幸(さき)わう国」でしたね。"言霊の霊妙なはたらきにより、幸福の生ずる国"という意味です。言霊とは「言葉には魂が宿っている」と信じられていて、良い言葉を言えば良いことが起こり、逆に悪い言葉を言えば悪いことが起こるということを示しています。私は、だから言葉はいったん口を出たら、(たましいがあるがごとく)ひとり歩きすることがある(から気をつけよう)という意味合いで使うことがあります。そう言いながら、何度失言したことか(言霊の暴...言霊の幸わう国のこと

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅲ)

    中学3年になって、高校受験に悩む時期に、私はヨット漫画の執筆にとりかかりました。来る日も来る日もヨットのことを考えていたら、とてもリアル且つ奇想天外なヨットの冒険譚の夢を見てしまい。それを漫画にしたのです。毎晩机に向かって勉強するフリをしつつ親には内緒で完成させた、最初で最後の最高傑作のタイトルは『マイ・ヨット・ライフ』。タイトルだけカッコ良いのですが、ストーリーは無茶苦茶!当時はその地方の方言である”みーせ、みーせ!(見苦しいの意)”が仲間内で流行したものでした。そんなワタシの「15の夜」の作品なのでしたが、いつの間にか散逸してしまったのが残念!理想のヨット・ライフ(拝借画像)現実のヨット・ライフ(桟橋での焼肉パーティなんですが、漂流難民の食事風景のよう?)(続く)余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅲ)

  • ”真白き富士の嶺”のこと

    1910年(明治43年)1月23日114年前の今日、七里ヶ浜沖で逗子開成中学(旧制)のボートが転覆し、生徒12名が亡くなるいう海難事故が起きました。「真白き富士の嶺」という歌でご存知の方も多いと思います。当時の逗子開成中学(旧制)は、校長が海軍将官だったため、海軍軍人の子弟が多く通っていた学校でした。この日、少年たちは、軍艦「松島」から払い下げられたカッターで、自分達だけで葉山から江の島までの航海に出るが、その帰路、七里ヶ浜沖で転覆事故を起こしてしまうのです。遭難事故は、江の島や七里ヶ浜の漁村で目撃され、漁師たちが悪天候の中、漁船を繰り出したが、海に投げ出された少年たちを発見することはできません。翌日、横須賀軍港から掃海艇が派遣され、12名の遺体が発見されたということです。この時期の湘南の海は、午前中は...”真白き富士の嶺”のこと

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅱ)

    ヨットの魅力(魔力)に取り憑かれた中学2年生ですが、そうそう本物のヨットに乗る機会は多くなくて、その代わりに夢中になっていたのはヨット模型作りです。(拝借画像、表紙絵も同様)模型と言ってもプラモデルのようなものではなく、手作りの実際に走るヨット模型です。大きさは10cmから30cmくらいで、週末の学校のプールにしのび込んで遊びました。以前はモーターで動くプラモデルで良く遊んだものですが、風だけで走るヨットは新鮮でした。形だけ真似ても、実際に走らせようとするとウェザーヘルムが強くてダメで、試行錯誤したものです。(拝借画像)トリマランを作った時は、そのスピードに喜んだのもつかの間、フロートの浮力が足りずに、あえなく沈。多胴艇の難しさを思い知った中学生なのでした。もし私が"理系脳"の子供だったら、きっと船舶工学...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅱ)

  • 余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅰ)

    1971年、中学2年生の時、ヨットの神(または悪魔?)が私のもとに降臨して来ました。その神(または悪魔?)は、友達の姿をしていて、なぜか"オーシャンライフ誌"を手にして、「ヨットって面白そうじゃね?」と私を誘ったのです。まんまとその誘い(あるいは悪魔の誘惑?)に乗った私は、書店で『ヨットのABC』(吉野令ニ著、金園社刊)を購入し、ヨットの操縦法を独学猛勉強!(奇跡的に今も持ってる!)価格は350円!著者検印がある!そして夏休みに、親友(悪友)3人で住まいからバスで1時間の野尻湖という湖に行き、レンタル・ヨット(当時は貸ヨットと呼んでました。)にいきなり乗ったのです。最初、湖は霧に包まれ何も見えなかったのですが、しばらくすると霧があがり視界は確保されたので、いよいよ乗ってみることに。艇種はA級ディンギー。貸...余は如何にしてヨット狂徒となりしか(Ⅰ)

  • リノの婿入り

    11月12日にアロハがリノを出産後、約2ヶ月育てていましたが、本日ついに飼い主さんのもとにお届けしてきました。わが家での三匹そろっての記念写真です。飼い主さんのお宅。近隣のシュナも集まりワチャワチャ!これならリノは寂しい思いをすることはないでしょう。ご飯も食べてくれました。マハロは「やっと静かな日常が戻ったワン。」とでも思ってるでしょう。アロハは子育てが終わって、「やれやれ。」と思いつつも、少し心に穴が空いたような「なんだかブルー!」気分かもしれませんね。マハロ家としては、なんだか寂しい気持ちもありますが、大きな仕事を完遂させたという充実感もあります。リノの婿入り

  • ムアリングフック

    油壺湾内には係留ブイが浮いていて、台風避難のために漁船が係留するのでプレジャーボートが入り込む余地はないのですが、普段は短時間なら勝手に泊めても大丈夫なんです。(泊りはダメみたいです。)とはいえ、デッキよりも低い位置にあるブイに舫をとるのは、少人数ではなかなか難しいところがあります。そこで登場するのが「ムアリングフック」ボートフック一本でリングを舫綱(MooringLine)を"行って来い"(バイトに取るとも言う)に通せるというもの。尤もメイドインチャイナの安物を買ったので、そのままでは使えません。可動部分がガタガタするのでワッシャーを使って隙間調節することでしっくりきました。"安物買いのゼニ失い"と笑い者にはならずに済みそうです。油壺の係留ブイにはまだ試してないのですが、わざわざムアリングフックを使わな...ムアリングフック

  • learn the ropes

    ”learntheropes”とは、帆船時代の新入りの船乗りがまずロープの種類を学んで航海の仕方を学んでいくことを意味していて、”コツを覚えて一人前になる”という意味の慣用句になっています。現代のヨットにもロープは多いですが、帆船のロープの数はその比ではありません!(旧帆船日本丸の例、借用画像)私は、2003年に”帆船海星”に乗船し、大阪から韓国釜山まで航海しましたが、最初はロープの名称を覚えるのに苦労しましたよ。覚えておかないと、作業を指示されてもどのロープを引っ張れば良いのか判りませんからね。それが判ってからバウスプリットに乗り出したり、マストに登ったり、ヤード作業をすることができます。ヨットの場合、数は帆船ほど多くはないのですが、各々のヨット毎にロープの配置が違っていることが多いです。長年乗りこなし...learntheropes

  • 母犬アロハが仔犬のリノを連れて里帰り

    2024/1/7母犬アロハが仔犬のリノを連れて里帰りアロハは三姉妹で、時々姉妹会を開いているのですが、もうじきリノを飼い主さんに引き渡すので、ブリーダーさんへの報告を兼ねてC県A市にあるペットギャラリーに遠征しました。トリミング待ち&完了のシュナウザーでワチャワチャ!お母さん犬クルミちゃん(向かって右)と、アロハ&ラムネちゃん(真ん中)です。クルミ/アロハ/リノは祖母/母/仔の三世代!クルミちゃんからすればリノは初孫なんです。とっても若いおばあちゃんですね。両親と一緒のリノ。父親エス君は最速チャンピオンの超イケメン!そしてアロハとはラブラブ❤️リノが下ばかり向いてるので頭をチョンとしたら顔を上げました(笑)3週間違いの叔母さんにも会いましたよ。正月だけに、たくさんの親族が集まったのです。帰りは近くのペット...母犬アロハが仔犬のリノを連れて里帰り

  • 謹賀新年2024

    謹賀新年昨年は仕事をリタイヤして、毎日が日曜日!でもなにかと忙しい毎日でした。秋〜冬には愛犬の初の出産・仔育ての毎日。貴重な経験でした。まもなく飼い主さんの元にお届けしますので、平常生活が戻ります。本年も体と精神ともに健康第一でいくつもりですので、よろしくお願いします。謹賀新年2024

  • 貿易風(日)Trade winds(英)Alizé(仏)Aliseo(伊)Passat(独)

    Tradewinds ・・・日本語で貿易風。日本では昔は恒信風とか定風とか言ってたらしいですが、今はTradewindsを直訳した貿易風と呼ぶようになってます。しかし、Tradeというのはもともと貿易・売買という意味ではなくて、進路・経路といった意味合いだったのが商船におけるTradewinds(=偏東風)の重要性が認識されることで次第にforeigncommerce(外国との商業的取引)と同じ意味を持つようになったそうです。(拝借画像)我々の艇の名前はAlizéと言います。フランス語で貿易風という意味です。イタリア語ではAliseoが貿易風になります。ドイツ語ではPassatが貿易風ですが、VWの車種にありますね。(ちなみにVWゴルフは、芝刈り遊びのゴルフではなく、ガルフストリーム=メキシコ湾流のこと...貿易風(日)Tradewinds(英)Alizé(仏)Aliseo(伊)Passat(独)

  • 北風セーリングと陽だまりビール

    2023/12/19今日はキャプテントヨシマ氏とのダブルハンドでセーリング。天気予報はかなり寒くなるとのことで、北東風が吹いていましたが、それほど冷えることなくセーリング日和でした。ジェノアを張ってのフルセイルで、なかなか快適なセーリングになりました。この風がもうちょっと長続きしたら文句なかったのですが・・・(笑)亀城礁を過ぎたあたりでUターン。残念ながら小網代沖で風が落ち、機走に切り替えて帰港。陽だまりのような自バースに着いてから食事。バースは風もなくビールを飲む気になりますね。冬の風は北東風で、相模湾では陸から海に向かって吹くので、波は小さく、重い風が一定して吹くので、セーリングには絶好なんです。とはいえ北風小僧に立ち向かうのはやはり寒くて気持ちが萎えますので、"ほどほどの北風"で楽しんでいくつもりで...北風セーリングと陽だまりビール

  • 諸磯湾内でのセイル揚降作業

    2023/12/14今日もせっせとシングルハンドでセーリング。湾内の風はごく弱くて、懸案の"いかに早くセイルアップできるか?"を実践。セオリー無視して、まずはジブを揚げます。そして風の弱いエリアでメインもアップ。とはいえエンジンをカットする勇気なく、広い海水面までは機帆走しました。海面を観察すると、湾内と外では波の立ち方が全然違うので、湾内でのセイル揚降作業をするのはおおいにメリットがある!と思います。帰港時は小網代湾沖でメインセイルを降し、諸磯湾内でジブを巻きました。湾内で風が正面になったので、メインセイルも湾内でいけたかな?と思いました。まだまだAlizéの二酸化炭素排出削減は可能でしょう。気まぐれでカニンガム・ホールを引いてみました。心なしかセイルカーブが良くなった気がします。メインセイルはドラフト...諸磯湾内でのセイル揚降作業

  • ヨットはエコな乗り物ではありますが・・・

    今年は地球温暖化を超えて"地球沸騰化"とまで言われるほどになってしまいました。ヨットは風をとらえて走る乗り物なので、二酸化炭素を排出しないエコな遊びだと思いますが、セーリングクルーザーは入出港時にエンジンを回すのでCo2ゼロというわけではないのが罪悪感が残るところであります。とはいえ、同サイズのモータークルーザーが50〜100L/hほども燃料消費するのに対してヨットは1〜2L/hですし、使用時間は入出港時の1時間程度ですから、"ヨットはエコな乗り物"と言ってもかまわないかなと思います。今考えているのは、"入出港時の1時間程度"という使用時間をもっと短縮できないか?ということ。今はだいたい赤マルあたりでセイルを揚げ降ししてますが、できれば黄マルあたりにしたいのです。そうすればエンジンを回す時間を半減できると...ヨットはエコな乗り物ではありますが・・・

  • リノ 三しゅうにして立つ

    孔子は"三十にして立つ"と言いましたが、アロハの仔のリノは三週にして立ちました。まったく、成長の早さには驚かされます。離乳食も始まっていて、母犬アロハからの独立(断乳)も近づいてます。リノ三しゅうにして立つ

  • リノ開眼す

     わが家のおてんば犬のアロハが出産したパピー♂は正式な飼い主さん(産まれる前から決まってたんです。)の命名によりリノ(Lino=ハワイ語で光る・輝く・奇跡の意味)と命名されました。(平安時代ならきっと光源氏と名付けられた?)①かいげん【開眼】《名・ス自》1.仏教仏道の真理をさとること。転じて、一般に芸道にさとりを開くこと。2.新たに作られた仏像・仏画に仏の魂を迎え入れ供養する儀式。 「大仏―」②かいがん【開眼】目が見えるようにすること。 「―手術」2023/11/27産まれて2週間。ついにリノの目が開きました。開眼(かいがん)です。産まれた直後はハツカネズミくらいだったのが、今は500g(モルモットくらい?)まで大きくなったムチムチのワガママボディのリノです。目が開くとグッと仔犬らしくなりますね。(数日は...リノ開眼す

  • アロハ母になる

    このところ家にこもってました。というのも、わが家のおてんば犬のアロハが出産し、1匹のパピーを24時間体制で世話しているのです。なにしろ112gで産まれたパピー♂は、手のひらに入ってしまうほど小さくて、まだ目も開かず、アロハの下敷きになってしまうのではないかと心配でなりません。なので、夫婦交代で夜昼問わずに見守っているのですが、10日目で体重が3倍になり、段々と犬らしくなってきました。 2023/11/21ということで、少し余裕が出来たので久しぶりに諸磯へ。シングルハンドで、風も弱いのでセイルも揚げずに機走でちょこっと走ります。あんまり早くてご近所さんに『もう帰ってきたの?』と聞かれてしまいました。でも、船底の藻が少しは落ちたかと思います。このところ毎回オートパイロットの調整をしています。というのも、機種...アロハ母になる

  • さむらい(Samourai)という名のヨット

    「翔んで埼玉」という大ヒット映画の続編がまもなく封切りになるということで、テレビでしきりにコマーシャルを流しているのですが、こんな”画像”を観て思い出したことがあります。1970年(昭和45年)からニュージャパンヨット(NJY)から『さむらい(Samourai)』という名のQトナーが販売されたのですが、そのヨットのセール・マークがこんなマークだったのです。(実際のさむらいは見たことがありません。)『さむらい(Samourai)』はMichelBigoinというヨット・デザイナーの設計で、800隻も売れたそうです。MichelBigoinは日本贔屓だったのか、その他に「合気道(Aikido)」「空手(Karate)」「剣道(Kendo)」「帝(Mikado)」「将軍(Shogun)」なんていう日本名のヨット...さむらい(Samourai)という名のヨット

  • スピンネーカー・ポールとの決別

    タイトルが少々過激になってしまいましたが、多分もう使わないだろうスピンポールを先日からリップルタウンに売りに出していたのですが、本日売却できました。買主さんは磯子にある横浜ヨット協会(YYC)に陸置きされている方で、長尺物の配送手段に悩んでおられたので、当方にて車のルーフキャリアに積んで磯子まで届けてきました。スピンポールがなくても、"タッカー"というポールなしでもスピンネーカーを張ることができる道具を持っているのでスピンは揚げることができます。それと、デッキを歩くのに邪魔なスピンポールがなくなって、デッキがスッキリした(躓くリスク減)のが最大の利点です。我が艇では一年に一回使うか使わないか?という程度のスピンネーカーですが、たまには爽快なスピン・ランを楽しみたいという気持ち(だけ)はあります。しかし、ス...スピンネーカー・ポールとの決別

  • 「ツバメ号とアマゾン号」と『かもめのジョナサン』のこと

     『ツバメ号とアマゾン号』(アーサー・ランサム全集第1巻)という物語は英国では児童文学として著名なのですが、その冒頭に次のような記述があります。『湖からハリ・ハウ農場までの急勾配の野原を、ロジャが右、左と大きくジグザグに横切りながら走ってきた。(中略)ロジャは、小道のきわの生け垣ぎりぎりまで走っていくと、むきを変えて、こんどは反対側の生け垣ぎりぎりまで走る。そこでまたむきを変えて、もう一ど野原を横ぎる。横ぎるたびに、だんだん農場が近くなる。風は真むかいから吹いているので、ロジャは、風上に間切りながら、農場にむかっているのだった。農場の門では、おかあさんが、がまんづよく待っていた。ロジャは、いま、帆船ーー茶摘みの快速帆船カティ・サーク号になっていたから、風にむかってまっすぐに進むわけにはいかなかった。け...「ツバメ号とアマゾン号」と『かもめのジョナサン』のこと

  • ワッチ(見張り)忘るべからず

    Watch・・・・・「時計」という意味では"ウォッチ"と言いますが、船の世界では"ワッチ"と発音します。意味は、ヨットでは「見張りすること」です。あるいは「当直」という意味になりますが、主な仕事はやっぱり「見張り」ですよね。ゼロヨンワッチという場合、0時から4時までの真夜中のつらい当直になりますね。 私が初めてクルーザーのクルーになった時、出航中のほとんどの時間がワッチでした。新人クルーの定位置はバウスプリットの最先端。この場所で、ワッチ(見張り)の重要性を教え込まれた気がします。それとすっかり船酔いには強くなりました。後年、ある初心者クルーにワッチを命じたところ、はるか遠くの点のような船を見つけて「○時方向に本船いま〜す。」なんていちいち報告してくるので、イラッとしてしまいました。でも、"この子は丁寧に...ワッチ(見張り)忘るべからず

  • 諸磯で「トルコ料理の昼さがり」

    2023/10/29トルコ共和国は日本との歴史的交流が深い国で、親日国家と言われておりますが、そのきっかけは"エルトゥールル号遭難事件"と言って、1890年に和歌山県串本町の沖合で沈没したトルコ船の乗組員を、現地の日本人が献身的に救助した出来事です。95年後、トルコ共和国は日本に対して恩返しをしてくれました。イラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、イラクのサダム・フセイン大統領が「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃する」という声明を発表しました。イランに住んでいた日本人は、慌てて首都テヘランの空港に向かい出国を試みましたが、どの飛行機も満席で搭乗することができませんでした。世界各国は自国民を救出するために救援機を出しましたが、日本政府は、航行の安全が確保できないとの理由...諸磯で「トルコ料理の昼さがり」

  • グーグルマップで見るマウイ島の山火事

    2023年8月8日からハワイのマウイ島で発生した大規模な山火事により97人の死亡が確認され、31人が行方不明、2,200棟以上の建物(このうち86%が住宅)が損壊しました。アメリカで起きた山火事としては、過去100年で最悪の被害で、マウイ島ラハイナは大部分が焼け野原と化してしまいました。Googlemaps(&GoogleEarth)は、ラハイナの航空写真については火災後の写真に更新されているようです。先日マウイ島ラハイナの大火災について書きましたが、(→ここをクリック)その時に、以前泊まったアイナ・ナルというコンドミニアムが全焼したことを記しました。アイナ・ナルは焼け落ちたようですが、その隣のマリア・ラナキラ教会(赤い屋根)は、焼け残っているように見えるのです。どうやら奇跡的に焼けずに残ったようなのです...グーグルマップで見るマウイ島の山火事

  • 光る海

    2023/10/24今日はシングルハンドで出航。朝から医院に行って、買い物したりしたので、諸磯に着いたのはお昼近くなってしまったので、そそくさとドックアウト。シングルハンドの時は、ハイカットのヤンキージブを使います。軽くて扱いが楽です。光る海にヨットのシルエット。やっぱり絵になりますね〜。できれば、このヨットが我が艇Alizé(バンドフェット)だったらいいのになあ!しかし、風のないのは如何ともし難い事実。出航が遅かったので、躊躇なくセイルダウン。機走でさっさと帰ることにします。短いセーリングでしたが、穏やかな秋の海に”余は満足じゃ”!光る海

  • 足漕ぎカヤックの試し漕ぎ

    2023/10/19足漕ぎカヤックの修理が終わったので、試し漕ぎしてみました。近くの漁港のスロープまで、カートで引っ張っていきます。予報でも風が強そうでしたが、やっぱり強くて、波の悪い港口で横波を受けると、ひやっとするほどなので、早々に帰ってきました。海で乗るカヤックは凪の日に限りますね〜。ちなみに、足漕ぎカヤックは2艇あり、1艇は売り払う予定です。どなたか買いませんか〜?足漕ぎカヤックの試し漕ぎ

  • 足漕ぎカヤック 修理

    2023/10/17古い足漕ぎカヤックがあるのですが、ラダー・システムが壊れてしまっていて、今日ようやく修理しました。ラダーの上げ下げができなくなってしまっているのです。ハル内を通っていたワイヤーを、思い切って外に出し、ブロックとカムクリートでテークルを組んで完成させました。ありあわせのロープを使ったので、適正サイズの伸びにくいロープを使いたいと思います。放牧された2ワンコ達は、草を食んでます(怒)足漕ぎカヤック修理

  • アンカー取り替え(その2)

    2023/10/16 白い帽子を被った富士山がクッキリと諸磯湾に現れました。今日は先日やり残したアンカーの取り替え作業の続きを行いました。また、古くなったジブシートの取り替えも実施。とはいえ取り替えたシートも古いもので、要するにコックピットハッチの奥のほうからまだ十分使えるシートを発見したという次第です(笑)それほど大した仕事でもないのに、めちゃくちゃ重かったアンカーの持ち運びに疲れ果てて写真も撮り忘れました(笑)アンカー取り替え(その2)

  • アンカー取り替え

    2023/10/13(金)今日は13日の金曜日なので、船は出さずに整備に徹しました(笑)Alizéに備えてあるアンカーは、古いブリタニーアンカーとブルースアンカーです。ダンフォースアンカーのストックの付いてないようなブリタニーアンカーは、あまり性能が良くないという評価も一部あり、できればオーソドックスなダンフォースアンカーを使いたいと思います。ブルースアンカーは性能的には高評価なのですが、30ft艇にはちょっと大きすぎる気がします。なにしろ重くて、チェーンも含めると持ち上げられないほどです。(腰を痛める危険性大なり。)ということで、大小2つのダンフォースアンカーに取り替えることにしました。前に乗っていたリベッチオのオーナーはアンカーを揃えるのが趣味なのかな?というくらいアンカーが4個も載せてあって、降ろ...アンカー取り替え

  • 箱根仙石原のススキ見物

    2023/10/10〜11に箱根に行って来ました。伊東マリンタウン。残念ながら今回は陸路です(笑)芦ノ湖は、霧が少し晴れてきました。快速の海賊船には海外からのお客様が一杯。インバウンド様々です。泊まった宿は広々していて、ワンコも快適に過ごせました。食事は本来は付いてないコンドミニアム形式なのですが、今回はケータリングにて。朝食も。ドッグランも広々!飼い主としてこういう施設はありがたいです。仙石原はススキが見ごろ。帰途では、小田原漁港のとと丸食堂にて。初秋の小旅行。気候が良いとこの時期のお出かけは快適ですね。箱根仙石原のススキ見物

  • 遊覧船アリーゼ パート2

    2023/10/8昨日からのお泊まりゲストの4人&シュナ4匹を諸磯にご招待。天気にヤキモキしましたが、曇天ながら出航可能でした。まずは油壺湾内に進入。まだこのブイに係留したことはないのですが、少人数でも係留できるよう今度練習してみたいと思います。緑ブイを回って湾外に出てみます。湾外に出ると結構波と風があり、ゲストが船酔いせぬよう早々にUターン。でも、ワンコは風が気持ちいいのか船酔いとは無縁のようでしたよ。今日はクラブレースでもあったのでしょうか?レース終わりらしきヨットが何艇もいました。それとも休日はいつもこれくらいはヨットが出航していることが普通なのかな?自バースに戻ってからランチタイム。ゲストさんが購入した横須賀地ビールです。ワンコ達もまったりして、ゆったりと過ごしました。そのうち雨がパラつきましたが...遊覧船アリーゼパート2

  • 遊覧船アリーゼ

    2023/10/6本日はニールママ&シュナのニールくん♂をゲストに迎え、トロトロ機走の遊覧船状態でご近所クルージングを楽しみました。3匹のシュナ達は、おとなしく乗ってましたが、ニールママがサツマイモのおやつを取り出すと途端に生き生きしてきましたよ。隣の小網代湾に入って行くと見えてくるのが美しいシナーラ号。いつ見ても美しいですねー。シナーラと初冠雪の富士山、絵になります。小網代のヨット群に人影は見えず、主人(オーナー)の来訪を待つように静かに浮いてました。ところで今朝、MYOCからこんなメールが飛び込んできました。>諸磯岸壁前に有るテトラポット周辺で「爆弾の様な物」が発見されました。>10月6日(金)8時から自衛隊が調査をします。>もしも爆弾だった場合、14時から16時の間に処理を致します。>その間は周辺海...遊覧船アリーゼ

  • ヒーブツーについてあらためて調べてみた

    我らがAlizéのヒーブツーは、ランチタイム限定なんですが、本来のヒーブツーは荒天下の運用法です。・・・というのはヨット乗りなら誰でも知っていることかと思いますが、ヒーブツーを日本語で言うと踟躊(ちちゅう)なのですが、それを間違って覚えていて、漂躊(ひょうちゅう)と覚えていたました。本来は、漂躊は"ライツー"で、ヒーブツーとはちょっと違う運用法なのでした。ここからは明和海運海運用語集からの引用です。踟躊(ちちゅうHeaveto)荒天に遭遇した時、続航が困難か航行に危険を感じた時、保安処置として風浪を船首から2~3点(1点=11.25°)付近に受けながら自力により操舵可能な速力でその場に停留し風浪に対しその姿勢を保つ方法のことをいう。漂躊(ひょうちゅうLieto)機関を停止して船を風浪下にそのまま漂流さ...ヒーブツーについてあらためて調べてみた

  • ピクニック・セーリングとソルティードッグ

    2023/9/26Alize本日のデイセーリングは、マハロママとマハロとアロハを乗せるので、いったん桟橋に着けます。隣にはエンジントラブルのエスプリデュバンが着桟してました。今日も軽風のピクニック・セーリング日和。なんでAlizéのセーリングはいつも軽風セーリングなんだろうと考えたら、なんのことはない、そういう風の日を選んで出航しているだけなのです。なにしろ現役引退後は、いつでも出航できるのですから・・・機走から帆走に入ると、とっても静かに走り始めましたが、そういえば船底塗装前は帆走時に"シャワシャワシャワ!"という音がしてたことを思い出しました。今日はその音がないのです。・・・そう、あのシャワシャワシャワ!はフジツボが波を切る音であって、キレイな船底だとそういう音は出ないのです!亀城礁沖あたりでランチタ...ピクニック・セーリングとソルティードッグ

  • フジツボ畑の収穫祭?

    2023/9/21トンネルを抜けると、そこは(有)油壺造船所であった。高い海水温の影響で、前回上架から6ヶ月で船底塗装せざるを得なくなりました。にっくきフジツボびっしりで、ここまでびっしりだとある意味”壮観”です。船底塗料は安価な「うなぎ一番レトロレッド」を使いましたが、塗料の選定を誤ったのか?でも、油壺造船所の社長の話だと、今年はどのヨットも軒並み酷い状態だそうなので、塗料の問題じゃなく環境の問題なのかもしれません。今回は今年2回目の上架であることと、秋から冬にかけてはフジツボの成長も鈍ると予測して、下地調整を省いて超いい加減に1回塗りで済ます予定です。(目論見どおりに行くかなぁ?)プロペラの表面も何かが付いてましたが、軽くこすったら落ちました。ペラコート塗装は次回に。キールには、フジツボの付いてない箇...フジツボ畑の収穫祭?

  • 多田雄幸さんの顕彰碑

    多田雄幸さんというヨットマンをご存じですか?今では、”白石康次郎さんのヨットのお師匠さん”と説明するのがむしろ分かりやすいかもしれません。多田雄幸さんのヨット経歴は「オケラグループ」と共にありました。”オケラ”というのはお金を持っていない状態を言いますが、「オケラグループ」も金のないヨットマンの集まりで、自作のヨット(23ft)を完成させたら金がスッカリ無くなったとの意味で、船名を「オケラ」と命名したのだそうです。オケラ1世は諸磯に係留し、相模湾でのセーリングを楽しんだそうです。やがてもう少し遠くまで航海できるヨットが欲しくなり、オケラ2世(31ft)を作ることになったのが、三浦の福寿寺の敷地だったそうです。ご住職が多田さんと意気投合し、敷地を提供してくれたのだそうです。実は、先日諸磯(MYOC)のO掘さ...多田雄幸さんの顕彰碑

  • 9月なのでSUPを

    8月は暑さに負けてやらなかったSUPをここのところ始めてます。インフレータブルのSUPは波風に弱いので、穏やかな海にピッタリです。日の短くなった夕刻は秋谷海岸まで散歩。あんまり気持ちが良かったので、ビール飲んじゃいました(笑)9月なのでSUPを

  • ヨットの楽しみはセーリングのみにあらず

    2023/9/10我らがヨットAlizé(バンドフェット)が所属する諸磯ヨットオーナーズクラブ(MYOC)は、100艇弱のヨットクラブですが、クラブとしての活動は活発で、今年は月例レースのみならず、児童招待セーリング、海上JAZZ演奏会、小パーティなど実に盛りだくさんのイベントを計画・実行してくださいます。まことに有りがたや〜有りがたや〜なのであります。今回の企画は「アジアンエスニックパーティ」と銘打って、アシアン・エスニック(タイ/ミャンマー/インド/シンガポール)な料理のパーティとなりました。それにしても、こんな料理を用意するのはさぞかし大変だったろうにと思いますが、我々は"食べる人"に徹しました?ちなみにミャンマー料理はミャンマーからの技能研修生が用意してくれました。(日本にはない麺なので、きしめん...ヨットの楽しみはセーリングのみにあらず

  • True WindとApparent Windの差

    風の向くままセーリングしていると、クローズリーチあたりで適当に走って、「そろそろ帰ろうかな?」と考えてタッキングしても、やっぱりクローズリーチで帰ってくる。・・・なんてことは、"ヨット乗りあるある"な話ですよね。舵社から『セールトリム虎の巻』という本が発行されていますが、これは20年前(2003)に舵誌に連載されたものですね。この頃は舵を定期購読していたので、この記事は切り抜いてファイリングしていたのですが、久しぶりにファイルを開いてみたら、こんなことが書いてありました。「・・・これまでに解説してきたように、走るヨットの上では"真の風向"と"見かけの風向"は大きく異なる。見かけの風がアビーム(真横から吹く)だとしても、真の風向に対してはかなり落として走っているのだ。アビームで走ってアビームで帰ってくると...TrueWindとApparentWindの差

  • ラハイナ大火災〜諸行無常の響きあり〜

    2023/9/1関東大震災から100年経つのだそうです。「天災は忘れたころにやってくる。」と言いますが、けっして忘れてはいないのでまだ大丈夫でしょう。かなり根拠薄弱ではありますが・・・・・しかし先月、ハワイのマウイ島ラハイナは”山火事”という天災に襲われました。このTシャツの"AINANALU"というのはラハイナの中心部にあるコンドミニアムのTシャツです。ここに泊まった2017年が、一番ラハイナの街を歩き回った頃で、懐かしいですねぇ。このAINANALUにも、もう泊まることはできなくなりました。上空から見ると、二つの十文字の建物が特徴的ですが、火事の跡の航空写真では真っ白な灰のようになっています。消失してしまったとしか考えられない光景です。かつて捕鯨業で栄華を極めたラハイナは、クジラが取り尽くされて衰退...ラハイナ大火災〜諸行無常の響きあり〜

  • 相模湾と相模灘

    相模湾と相模灘という言い方があるのは知っていましたが、不覚にもその違いを理解してませんでした。相模湾は、城ヶ島と真鶴半島を結ぶ線の陸側。真鶴町までは神奈川県なので、神奈川県エリア内が相模湾なのですね。しかし、東京湾とか大阪湾とかいう湾と比べて、あまり”湾”と呼べる地形ではないですね。"椀"と"深皿"の違い程度に違う感じです。一方、相模灘は、剱崎と伊豆大島と石廊崎を結ぶ線の陸側なのだそうです。そもそも「灘」とはどういう意味か調べますと、「昔から海流・潮流が速い場所或いは風浪が激しい場所で航海が困難な海域を指します。海上保安庁が発行している海図に掲載されている灘は、全国で14箇所。内訳は、鹿島灘、相模灘、遠州灘、熊野灘、播磨灘、備後灘、燧灘(ひうちなだ)、安芸灘、周防灘、伊予灘、響灘、玄界灘、天草灘、日向灘で...相模湾と相模灘

  • Hot and Rain

    2023/8/21〜22Alizé(バンドフェット)で伊東クルージングに行ってきました。連日の猛暑で、病気持ちの高齢者としては「大丈夫かな?」という不安もありましたが、1泊2日の航海であればいけると判断し、キャプテンT島氏とのダブルハンドで決行しました。8/21諸磯ー伊東28マイルこのところ船底汚れでスピードが出ないので平均4ノットだと約7時間。9時出港、4時到着と計画しました。(実際には8時50分出港、4時20分到着となりました。)快晴微風の中、諸磯湾を出港。湾を出ると北東の風がそこそこ吹いているので、すぐにセイル・アップ!ゴキゲンなクルージングの始まりです。富士山もちょっとだけアタマを雲の上に出していました。風の振れにあわせて観音開きにしてみました。とはいえ、デッドランで走るには少々南に向きすぎ、南に...HotandRain

  • Small is beautiful

    知人が"幸せの国ブータン"に行った時に、学校見学したと気に、黒板に「Smallisbeautiful」と書いてあったことが印象深かったそうです。エルンスト・フリードリヒ・シューマッハー(1911-1977)はドイツ生まれのイギリスの経済学者で、「Smallisbeautiful」という著書があり、現代的な物質主義や消費主義を批判し、環境問題に取り組むことの重要性を訴え、世界的なベストセラーになったそうです。(イギリス石炭公社の経済顧問であった著者は、来るエネルギー危機を本書で予言し、それは第一次石油危機として現実化した。また、大量消費を幸福度の指標とする現代経済学と、科学万能主義に疑問を投げかけ、自由主義経済下での完全雇用を提唱した。経済顧問として招かれたビルマで見た仏教徒の生き方に感銘を受け、仏教経済学...Smallisbeautiful

  • 台風前の帆走三昧

    2023/8/10台風7号が来る前にデイセーリングしてきました。台風が来ると、風と雨による災害とともに、降雨で川から流れ出たらしい流木等のゴミがいつまでも海面に漂うため、台風が去った後も油断ならないのです。(7号進路は西に逸れそうで、進路の地方の被害は心配いたしますが、関東地方在住者としてはちょっと安心。)真夏のセーリングは、海に出てしまえば涼しい風が吹いて、ビミニトップの日陰にさえ居れば快適なのですが、出航の準備と帰港後の後片付けが暑くて大変!だから、ささっと準備、ちゃちゃっと片づけが、快適セーリングのために必要なのです。・・・・・と、タップリとジブセイルを張らない理屈を述べた次第です(笑)メインセイル一枚ではちとスピードが伸びないウィンドコンディションでしたが、今日も夏の日の”帆走三昧”を楽しんできま...台風前の帆走三昧

  • №13 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/14夜が明けると、潮岬、遠州灘、伊豆半島を越えたMSCベリッシマは伊豆七島の利島沖を航行中。伊豆大島のすぐ近くを横ぎり、どんどん東京湾に近づき、浦賀航路を通航。第2海堡を初めて上から見ることができました。大黒埠頭には到着予定の10:00を少し過ぎて着岸しました。スーツケースがフォークリフトで運び出されていきます。さて、到着したからといってすぐに下船できるわけではありません。9:00には船室を出なければなりません。しかし下船は11:00から順次開始。わが家は船尾のほうの船室なので、なんとほぼ最終順の13:20なのでした。なので、その間を船内の何処かで時間を潰す必要があります。わが家はブュッフェに陣取りひたすら時間を潰しました。部屋を追い出された5,000人の乗客が、船内に溢れかえるのかと心配したものの、...№13MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №12 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/13最後の寄港地である高知(高知新港)に到着です。午後3時には再び出航するので、観光できる時間はごくわずか。でも、ぎゅっと凝縮して高知のエッセンスを楽しんできました。まずは高知駅前の坂本龍馬・中岡慎太郎・武智半平太の像を見てきました。本当は桂浜の龍馬像を見たかったのですが、循環バスの通り道ではないので断念したのです。接岸埠頭から桂浜が見えるのですけどねえ。閑話休題坂本龍馬像というのは函館、東京、京都、高知、長崎など全国各地にあるそうです。そして、龍馬といえば、右手を懐に入れ、遠くを見つめている写真が一番有名かと思います。あの写真は幕末の写真家"上野彦馬"というわが国の写真の開祖が撮ったものなんです。(弟子の井上俊三の撮影という説もある。)この上野彦馬さんは、三谷幸喜が『彦馬がゆく』(ひこまがゆく)とい...№12MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №11 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/12 朝から強烈な太陽の下、一路高知に向けて航海してます。黒潮のDeepBlue水平線から立ち昇る積乱雲一日中水平線を眺めて過ごしますところで"水平線という線"は実際にはありません。ヨットマンの牛島龍介氏は「誰しも認めるように海の性格は水平線にある。はっきり、私は水平線を自分の指でさし示すことができる。ところでそこに辿り着いた人間は一人もいない。最も明晰に見えているものが、その実、最も曖昧なものに通じているのだ。」と自著の『水平線の少年』に書いてます。牛島龍介氏がヨットで世界一周してもたどり着けなかった水平線を、私も今船室のベランダから見ています。そして同じように、水平線を指差すことはできても決してたどり着くことはできません。でも、たどり着くことができなくても、真横に引かれたような水平線をながめている...№11MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №10 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/11 朝から強烈な太陽が差し込みはじめた那覇!クラクラするような暑さに負けそうになりながらレンタカーによる観光に出かけました。レンタカーも予約で一杯だったのですが、ネット検索して予約可能なレンタカーをようやく見つけて、モノレール(ゆいレール)に乗って行く街中のレンタカー屋さん(ファミリーレンタカー沖縄)から借りられました。最初に行ったのは首里城。ご存じのとおり首里城は火災消失していて、見どころは少なく、ざっと歩いて後にしました。首里城再建は2026年予定とのことで、その頃また来ることにしましょう!次に行ったのがおきなわワールド。施設内に玉泉洞という約30万年の年月をかけて創られた鍾乳洞があり、全長5,000m、国内最大級の規模を誇るとのことで、見ごたえありました。おまけに中が涼しいのはGOOD!おきな...№10MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №9 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/10 今日は那覇到着が15:30ということでほぼ一日中東シナ海を走ってます。海はとことん青く、太陽はジリジリ照りつけ、南の海の水平線はクッキリと海と空を区切って、ポツポツと白い雲が浮かんでます。まったくご機嫌な水平線ですねー。だからビールが美味い!飛行機の爆音が聞こえてくるようになると那覇が近づいた証拠。白砂の小島が見えたら間もなく港です。那覇クルーズバースにまもなく着岸。夕刻、循環バスにて国際通りに繰り出しました。郷土料理と沖縄民謡の店に入り、ちょっとだけ沖縄を堪能。沖縄民謡のなかで、特に耳に残ったのが「ゆいゆい(ゆいまーる)」という歌。(歌:山川まゆみ 作詞:坂田英世作曲:知名定男 2007年発表)ひらけポンキッキでも歌われたそうです。この「ゆいまーる」とは、沖縄の方言で「助け合う」「共同作業」「...№9MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • 今日もせっせとセイリング

    2023/7/27今日も諸磯に行ってしまいました!『暑いのにおつかれさま。ご精が出ますねー。』と自分に言ってやりたいです。キャプテンT島氏は陸上任務多忙につき、本日はシングルハンドにて出航!いくら海の上とはいえ、長い時間日に当たるのは避けて、短期決戦のセーリングとなりました。ちょっとズルしてメインセールだけでセーリング。しかし、風弱く、オマケに潮の流れが強いのかずいぶん北に流されたようです。お昼前に帰港したら、お隣さんの艇も帰ってきてメインファーラーの調子が悪くこれから修理とのこと。『体に気をつけて!』。私はさっさと家に帰りました。今日もせっせとセイリング

  • №8 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/9  雨の釜山から南下して、雨は止んできました。しかし、もうちょっと北の福岡あたりでは豪雨だったらしいので、雨か晴れかは微妙な境界線があったのでしょう。今日の寄港地は熊本の八代市になります。地図で見ると、かなり内海にあたる位置にあるのですね。客船クルーズ時代の発着拠点として2020年にオープンした"くまモンポート八代"ですが、屋外に出てみると、いたるところにくまモン像があつて、ある意味壮観ですねー。今日は友人のみほさんが車で案内してくれるので、八代エリアからちょっと足を伸ばしてドライブを楽しみました。地元の人に案内してもらうと、所謂観光地でないけど面白いところを紹介してもらえて良いですね。逆に地元住民は観光客の”見たい”という場所に「前を通るばかりで、初めて入った。」なんていうところもあるようです。み...№8MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №7 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/8今日は唯一の海外である韓国釜山に停泊。国際旅客ターミナルに着桟したのですが、船室から見えるところに釜山海洋大学(한국해양대학교)が見えます。ココは20年ほ前に帆船海星で大阪〜釜山の航海をした時に到着した場所で、実に懐かしいですね〜。トレイニーとして同乗した海洋大の学生さんたちは今どうしているでしょうかね〜。奥方の体調はだいぶ回復したものの、今度は私がダウン。しかも天候は雨!いちおう街に出たものの、早々に帰船。日頃のおこないの悪さを韓国の神々は見逃してはくれませんでした。ところで、近くに海洋博物館があり、屋外にヨットが展示してあったので見てみました。案内板がないので何をしたヨットなのか分かりませんが、韓国版の堀江謙一や白石康次郎みたいな人のヨットなのではないでしょうか?きっとね!(後で調べたら、韓国人...№7MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №6 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/7 七夕は会えない男女が束の間の逢瀬を楽しむ日ですが、わが家は毎日毎日朝から晩まで一緒なので、七夕の神様が天罰をくだしたようで、奥様がすこぶる体調が悪く、境港は"鬼太郎ロード"をチラと見ただけで船に帰ってきました。鬼太郎半てん衣装の駐車場整理係駅前の巨大壁画鬼太郎の街の主”目玉オヤジ”妖怪神社もあります。鬼太郎ロードにはこんな妖怪ブロンズ像が177体あるそうです。妖怪世界会議が開催されていました。トイレのピクトグラムも妖怪空港名も鬼太郎。やりすぎだろ!ベタ踏み坂を越えて船に戻ります。お昼は停泊地近くの寿司屋に行ってみました。ネタの大きさにビックリ!出航時に水先案内人が下船し帰っていく様子をつぶさに見ることができました。タグボートは古タイヤのフェンダーにカバーをかけて仕事してました。確かに真っ白い船体に...№6MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №5 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/6富山寄港。大がかりな越中式定置網(ブリ漁?)の傍を静々と伏木富山港に入港。巨大な客船MSCBellissimaですが、それほど広くない港内を小さな漁船が行き交うなか、スラスターで方向転換して着岸します。見事なシーマンシップだと思います。江戸時代、北前船交易で栄えた高岡市の観光は見どころも多いです。全国各地で見かけるアーケード街。高岡にもやっぱりありました。あの「お菓子のホームラン王」とは別物の店だと思います。桃太郎ご一行様も休憩中。ここ高岡にも路面電車がありました。路面電車というのは歴史を感じさせますね。高岡市は、藤子・F・不二雄の出身地なのだそうです。大伴家持像も。リンク先によればかつて、高岡市の伏木の地には、奈良時代に越中国(現在の富山県)の国府が置かれていました。この国府に、わが国最古の歌集『...№5MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • 涼を求めて海へ

    2023/7/18 猛暑ですが、セーリングへの渇望を抑えがたく、諸磯に行ってしまいました(笑)出航さえしてしまえば海上の気温はそれほどでもないのは分かってました。問題は、出航準備と後片付け時の暑さですね。誰かがやってくれればこんな楽チンなことはないのですが(笑)南風を真横に受けてのウインドアビームでひたすら走り、タッキングしてウインドアビームで帰ってきました。「それの何が楽しいの?」などという質問は素人というもの。海を渡る涼しい風があればそれでいいのです。ところで、セーリング中ティラーはほとんど握っていません。オーパイ要らずなんです。バンドフェットの保針性は素晴らしいと思います。涼を求めて海へ

  • №4 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/5本日は新潟に寄港。市内から外れた東港で、周りは殺風景ですね。住所としても北蒲原郡聖籠町ということで新潟市でもありません。循環バスの循環エリアは新発田市が中心でした。朝食は日本食。ご飯がイマイチな見た目ですが、明太子のせのご飯は美味しかったですよ。まずは新発田城周辺を散策。赤穂浪士の堀部安兵衛は新発田出身の英雄なんですね。新発田藩主・溝口家の下屋敷だった清水園、足軽長屋を見学。王紋酒造で試飲。(買わずにスマン!)蔵春閣見学。これは新発田出身の明治の実業家大倉喜八郎の別邸を2023年にこの地に移築したものだそうです。硫黄泉の月岡温泉では高温の足湯に負けて3秒も我慢できず。以前は「美人になれる温泉」と言ってましたが、最近は「もっと美人になれる温泉」なんだそうです。(そうでない人は・・・それなりに・・・と誰...№4MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №3 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/4函館寄港波ひとつたたない港に静かな入港。地元の人には暑いらしいですが、晴れて爽やかな風が埠頭に吹いてました。循環バスで早朝の函館の町へ、あゝ、おいしい海鮮が食べたい!食べた!倉庫街こういうダジャレはやめてくだサイダー!ベリッシマは遠近感が狂うほどに街のどこからでも良く見えます。坂の街を歩き回って、クタクタになりました(笑)この坂を毎日通学するのは、女学生さんの足を鍛えそう!船魂神社に安航祈願函館はかつて捕鯨の町でもありました。珍しい帆船があったので近づいてみると函館丸のレプリカとのこと。ヨットハーバーがありました。ボートが多いのですが、ヨットもあります。エスカルゴ1という船名のエスカルゴ。バンドフェット。このハーバーには入り口がない?ドラゴン級がありました。まもなく乗船津軽海峡は波静かでしたが、潮流...№3MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • №2 MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

    7/3今日は太平洋岸(北関東〜東北地方)をひたすら航海。水平線からのサンライズはずいぶん久しぶりに見ました。この水平線を一日中眺めて過ごすことになります。ところで、巨大客船MSCベリッシマの揺れについてですが、一般的なローリング・ピッチングはまったく感じません。ただし細かな横揺れはあります。"細かな横揺れ"というのは、ちょうど震度1〜2位の揺れが続いている感覚です。あるいは新幹線とか飛行機に乗ってるときの揺れにも似ているかな?(荒れた海ではどうなのかというと、そもそも荒れた海には遭遇しませんでしたが、最大揺れた時でも、せいぜい東京湾フェリーの揺れ程度でした。)客船の大型化によるクルーズの大衆化が良く言われますが、やはり'揺れない"ことによる快適性向上というのは(慣れてるヨット乗りにはあまり関係ないけど)キ...№2MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)

  • MSC Bellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)7/2

    2023/7/2 クルーズの語源は、海賊が島から島へのジグザグ航海をすることに由来するのだそうです。現代の客船クルーズは、海賊の航海とはずいぶんイメージが離れてしまいましたね。一方ヨットによるクルーズ(ヨットではクルージングと言う場合が多いです。)は、海賊船の航海に近いものがあります。数日もすると"真っ黒に日焼けして髭面"という見た目も海賊化してますからね。飛行機による旅は、飛行機という乗り物はあくまで移動手段ですが、船旅は船に乗ること自体が目的でありレストラン、バー、プール、フィットネス、エンターテイメントの充実が重要です。一方ヨットも、乗ること自体が目的ですが、快適な施設は"皆無"です。ひたすら帆走するだけです。レジャーというよりむしろインドのお坊さんの難業苦行の修行に近いものがあります。だからとい...MSCBellissima航海記(客船クルーズによる日本周航)7/2

  • 江の島へのクルージング

    2023/6/26〜27一泊クルージングに行ってきました。とはいえ、行き先は江の島ヨットハーバー。諸磯から距離にして12浬弱。早起きすれば日帰りだって可能な距離です。しかし、我らAlizéチームは絶対無理しないのがモットーなので、のんびりとお泊りクルージングの行き先として江の島を選びました。天気もまあまあのコンディションで、3人と2匹の"のんびりクルージング"は楽しかったですよ。3〜5m/sの南風は江の島方向に行くのは何の問題もありません。11:45出港。もやっているせいで江の島はずいぶんと遠くに見えて、江の島沖の定置網をかわして入港するまでは気を抜くわけにはいきません。諸磯沖の定置網付近で謎の浮遊物を発見。近づくと死んだウミガメでした。この時期はウミガメの産卵時期で、陸に近づいて定置網等に引っかかって死...江の島へのクルージング

  • ゴンべあらため Alizé (貿易風)になりました

    「バンドフェット(Ventdefete)の船名として"風の名前"を付けたい。」というキャプテンT島氏のこだわりを尊重し、ゴンベからAlizé(アリゼ)に改名しました。(正直言って私もゴンベという"農耕民族的な名前"は少々気恥ずかしかったのです。)Alizé(eは、右肩上がりのチョン「´」=アクサンテグュ(accentaigu)付き)はフランス語で貿易風(Tradewind)という意味です。バンドフェットがフランス語ですし、設計者のジャン・マリー・フィノ氏もフランス人ですから、敬意を表して船名もフランス語としました。(それにトレードウィンドという英語名は会社名として目にすることも多く、単純な英語名は避けたかったのです。)(そういう名前のリキュールもある)ウィキペディアによれば、英語の"tradewinds"...ゴンべあらためAlizé(貿易風)になりました

  • シングルハンドで出航

    2023/6/20今日はシングルハンドで出航。思ったより曇り空。風はきわめて弱し。1m/sもない感じ。とはいえ今日は一人なので、メインセールのみで、音楽を聴きながら、のんびり且つ辛抱強く時々居眠りしてセーリングしました。いつまでたっても見える景色が変わらず、「潮流のせいか?」とも考えましたが、多分単純に遅いのだと思います(笑)面倒でもジェノアを張るべきだったかな?狂ったように走り過ぎるジェットスキー。「そんなに急いでどこに行く?」諸磯湾にディンギーが浮かんでました。珍しい。ところで、今回の出入港はかなりてこずりました。一人というせいもありますが、加えてポートサイドの隣艇がいないため、ロープの取り回しがいつもと勝手が違いました。こうした状況でもスムーズにできるよう段取りを考えておく必要がありそうです。シングルハンドで出航

  • ヨットの上でウクレレ&ジャズ

    2023/6/17は、気まレレのウクレレ練習を船上で開催!少し風が強いのですが、キャビンに涼しい風が入り、心地よいひとときを過ごせました。ところで、船に乗るにはテンダーという小船に乗って渡る必要がありますが、はじめての人にはなかなか難しい。(慣れていても時々落水者があるそうです。)慎重に漕ぎました。ようやく全員乗船。ちなみに、帰りは管理人のH間さんがモーターテンダーで全員を送り返してくれました。練習はキャビン内でやりましたが、涼しい風が入って快適そのもの。充実した練習の合間に、ティータイム。そして、本日のメインイベントが「TwilightJAZZinMOROISOBAY洋上コンサート」諸磯の泊地に面したお宅のポンツーンからクラブのメンバーでもあるりJazzカルテット”OldFolks”が、ジャズの生演奏を...ヨットの上でウクレレ&ジャズ

  • 6月11日は「キング・カメハメハ・デー」

    6月11日は「キング・カメハメハ・デー(KingKamehamehaCelebration)」です。この記念日は、ハワイの島々を統一したカメハメハ大王の偉業をたたえるために、孫にあたるカメハメハ5世が制定したそうです。しかし、6月11日はカメハメハ大王の誕生日ではなく、カメハメハ5世の誕生日(12月11日)から最も離れた日である6月11日だったのだそうです。祝日を制定するにあたり、カメハメハ5世は自らを目立たせることなく、大王に敬意を払い、自身の誕生日から最も離れた日を選んだのだそうです。こういう感覚は、謙譲の美徳というやつで、日本人だったら比較的理解できる心情ですよね?同じように、カメハメハ大王の、”カメハメハ”の意味はハワイ語で「孤独な人」「静かな人」の意。なのですが、同じ謙譲心からじゃないかと思いま...6月11日は「キング・カメハメハ・デー」

  • FREE

    今年3月にサラリーマンを卒業し、”自由の身”になりました。定期的収入が無くなるという代償以上に"自由"というのは良いものですよ。でも、たんに自由の身であるというだけでなく"真の自由人"であるにはいくつかの"心の持ち方"があるんじゃないかと思うんです。Friendly自由の身になると、心に余裕ができるためかフレンドリーになれる気がします。職場というのはある意味競争社会ですから、無邪気にフレンドリーというわけにいかないのですが、これからは誰にもフレンドリーになれるかな?と思います。Relax心も体もリラックスしてこそ自由を満喫できるんじゃないでしょうか。私は心臓機能に障害を持つので、リラックスは病気にも効能があるんじゃないかと思ってます。Enjoy現役時代、自宅から最寄り駅までのバスの窓からせっかくのセーリ...FREE

  • 夏めく海で、のたりとセーリング

     2023/6/5穏やかな天気に誘われて、本日もデイセーリング。現役時代は天気に関係なく休日しか乗れなかったのが、今は天気の良い日を選んで好きな日に乗れるので、まさにセーリング天国の日々です。MYOC(諸磯ヨットオーナーズクラブ)のTシャツが出来上がってきました。ゴンベチームとして4色すべてそろえましたよ。背中側はこんなデザインです。緯度経度が明記されているので、海上で迷子になる心配はありませんね!出航後しばらくは無風状態です。エンジンでトロトロ走りながら風が吹いてくるのを待ちます。遠目に潜水艦の影が。走っている様子ではなく、ただ浮かんでいるだけに見えます。もしかして釣りでもしていた?・・・まさかね!三浦半島の山並みを眺めながらお昼ご飯を食べているうちに、そよそよと風が吹いてきました。ただ4〜5月の頃の風...夏めく海で、のたりとセーリング

  • 来ないといいな!台風2号

    2023/5/31午前中に雨が上がったので諸磯に行ってみました。ヨット泊地の横にある店(旧ソプラ)がiberis(イベリス)という名前のカフェとして開店したらしいです。(営業日は金土日月)我らが諸磯ヨットオーナーズクラブのヨット群を眺めながらのカフェということで、見られるヨット側としても、キチンとしたたたずまいを見せないといけないですね。とりあえずカバーのシルバーシートがなるべくデッキにフィットするようショックコードで工夫してみました。(ようするに気休めですね。それよりもチープな素材のシートをサンブレラにしろ!・・・っていうハナシなんですけどね。)船に乗り込んでから気づいたのが、台風対策のロープがヨットの前左右に張り巡らされていること。(MYOCではこういう作業は管理人さんがやってくれているのです。)出航...来ないといいな!台風2号

  • 諸事多忙につき・・・出航せず

    2023/5/25諸磯のヨット泊地に行きましたが、本日は整備に専念する日とします。セーリングしていると何もできませんが、「こうしたい、ああしたい。」という考えだけは次第に溜まってしまうものなので、時々は整備に専念する日が必要なんですよね。懸案の2GMエンジンの低回転時の振動について山下BSに相談しましたが、結論としてブルンッブルンッと振動の大きくなりがちな低回転時にハルに振動の伝わる現象はバンドフェットの宿命としか言いようがないようです。対策としてはアイドリング時の回転数を少し上げる方法があるとのこと。そう言われてみると整備前のエンジンのアイドリング回転数はもっと高かった気がします。今度チェックしてみるつもりです(また仕事が増えた(笑))。トランサムにぶら下げたフェンダーは、テンダーが当たってハルを傷つけ...諸事多忙につき・・・出航せず

  • 卯波立つ保田クルージング

    5/17〜18のスケジュールで内房の保田にクルージングしてきました。諸磯のバンドフェットに乗り換えてからはじめての泊まりがけクルージングということもあって、今回はYBM時代に何度も行っている保田漁港にして、まずは"肩ならし"することにしました。マハロママとマハロ&アロハも行くので、サービス桟橋に付け乗り組み12:00出航。メンバー3人ワンコ達はマハロママの足もとで昼寝専門です。キャプテンT島氏はお昼からビールで超リラックス。海況は波立たない微風。最初はのんびりとセーリングしてましたが、それでは日のあるうちに到着出来なさそうなので、機帆走にします。そのうちに、マハロ兄は抱っこ(笑)アロハ妹は、ヨットのヒールに合わせて独特のポーズでバランスをとります(驚)キャプテンT島氏は、キャビンで昼寝開始。起きてもらった...卯波立つ保田クルージング

  • 風薫る五月のセーリング

    2023/5/11一昨日昨日と伊豆にワンコ連れ旅行をしてきたので、今日は少々お疲れ気味。でも、温かくていい風が吹いているので諸磯行き!二度寝で出遅れたキャプテンT島氏の到着までにすべて出航準備を整え、12時に出航!5m/sくらいの安定した南風が吹き、ご機嫌なセーリング!ひたすら西に向かい!タッキングしてひたすら東に走っただけ、しかもオートパイロットを使ってたので、ただボーッとしていただけのリラックス・セーリングなのでした。風薫る五月のセーリング

  • 風待ち日和

    2023/5/6全国各地には「風待ち港」と呼ばれた港があります。冬の季節風(西風)が厳しい西伊豆にも風待ち港があって、たとえば天然の良港としてヨットの寄港地としても人気の妻良(めら)漁港は、かつては風待ち港として栄え、歴史上の人物が立ち寄った記録も多く、1855(安政2)年には勝海舟が長崎に向かう途中、風待ちのために1週間滞在したそうです。冬季の風待ちは、1週間程度は当たり前で、長ければ何ヶ月も待つこともあったようです。天気予報などなく観天望気に頼った航海でしょうから、安全との確信が得られるまではひたすら風待ちしたのですね。立夏の今日は朝から強い南西風が吹いて、ヨットを出そうという気にもならない"風待ち日和(ひより)"という感じでしたね(笑)(お借り画像、イメージです。)風待ち日和

  • ちょこっとセーリング

    2023/5/1ゴールデンウィークは、例年強風が吹くことが多く、ヨットで遠出することはあまりしないのですが、今年の天気予報も強めの風が吹き続きそうです。我らがセーリングチームは"白波立ったらさっさと帰る"ことを信条としているので、今年も泊まりがけはあきらめて、穏やかな天気の日を選んでディセーリングを楽しむことにします。キャプテンT島氏お手製のネットでフェンダーが落ちにくくなりました。今日はシングルハンドなので、ジブはハイカットワーキングジブを展開。残念なカーブを描いてシワができてますが、そこは我慢我慢。武山方面からデカい掛け声を出しながらカッターがやってきました。大きな声を怪しいと見た黄色いヨットに乗っているワンコが盛んに吠えました(笑)確かにそんな大声出す必要はないですよね。いつもウィークディの出航です...ちょこっとセーリング

  • メンテの休日

    2023/4/24木部の汚れが酷いので、今日はメンテナンスに専念することにしました。使うのはチークワンダー。この製品は、①クリーナー②ブライトナー③ドレッシング・シーラーの3ステップで手入れをするのですが、船の在庫は③のドレッシング・シーラーのみなので、そいつを塗ることにします。まずは軽くサンディング。そのあと、ドレッシング・シーラーを塗ります。これは、簡単に言うと、チークオイルのようなもの。ニスとは違います。乾燥は1時間位なので非常に手軽ですね。クリーナー&ブライトナーを使ってないので綺麗にはなってませんが、木部の保護はできていると思います。先週、オートパイロットを使用するもティラーブラケットがこんな風に曲がっているため外れやすく実用的ではないので、油壺造船所に持ち込んで曲がり角度を修正してもらいまし...メンテの休日

  • 春爛漫の快適セーリング

    2023/4/18今日は適度な風速の良い天気なので、キャプテンT島氏とのダブルハンドで出航しました。海上の風はまだまだ寒いですね。城ヶ島南西沖浮漁礁灯浮標(城ヶ島南西沖ブイ)まで行ってみようと帆走しましたが、近づくにつれ風が落ち、なかなか近づけない。そのうち風が西から南西にシフトし(先週と一緒!)ようやく到着!相模湾内の急潮観測と回遊魚を集め漁場として活用しているとのことで、神奈川県の水産課の管理。(クリックで参照先)ヨットレースのマークとして活用されることも多いようです。その後徐々に風速が上がるパターンに。オートパイロットを試してみますが、使い慣れたレイマリンとは勝手が違い、操作に苦戦。風向きとしては"観音開き"にちょうどいい感じなので、ヘルムに集中しました。春爛漫の本日も楽しいデイセーリングでした。で...春爛漫の快適セーリング

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