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【感想】(ネタバレあります) 加藤健一事務所公演「灯に佇む」千穐楽を紀伊國屋ホールで観てきました。 観る前は漠然と丸山ワクチンの話かな~と思っていたのですが、命の灯が消えようとしている時間をどう過ごすのか?ということを感じ考えさせてくれるお芝居でした。 本人、家族、そして医療従事者、それぞれの立場によって想いや考えが食い違うことがあるけれど、”本人の意志”をないがしろにしないことが何より大切だということをあたらめて感じました。 篠田先生(加藤健一)はどの人に対しても、話しかける一言一言が優しいな~と思いました。篠田先生に診てもらえる患者さんはもちろん、関われる人たちは幸せですよね。 篠田先生は、6年前、町村紘一さん(新井康弘)の奥さんの治療の進め方について、紘一さん、肇さん(加藤義宗)親子と意見が食い違ってしまい絶縁状態だったけれど、奥さんの時の後悔が紘一さんの時にいかせ..
加藤健一事務所vol.118 「灯に佇む(ひにたたずむ)」 作:内藤裕子 演出:堤 泰之 CAST 加藤健一 加藤 忍 阪本 篤(温泉ドラゴン) 占部房子 加藤義宗 西山聖了 ・ 新井康弘 STAFF 美術:乘峯雅寛 照明:古宮俊昭 音響:秦 大介 衣裳:友好まり子 舞台監督:笹原久義 ウイッグ協力:アトリエレオパード 協力:有限会社名取事務所・井口民樹 制作:加藤健一事務所 上演時間:1時間50分(休憩なし) 【あらすじ】 宮城県角田市にある診療所、篠田医院。秀和(加藤健一)は院長業を息子に任せ、土曜日のみ診察を担当している。患者一人一人に対してじっくりと時間をかける診察スタイルを貫く秀和は、病院経営を軌道に乗せた息子には少々煙たがられているが、家族ぐるみで昔から付き合いがあり、そして今は患者となった友人にも、医者として寄り添いながら真剣に向き合っている。 秀..