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『さかなのこ』(2022.7.26.映画美学校)「好きが、人生を決めていく」さかなクンの自叙伝『さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!~』を原作とし、少年ミー坊がさかなクンに成長するまでの過程を描く。監督は沖田修一。最初に「男か女かは、どっちでもいい」という字幕が出る。確かに、この映画の最大のポイントは、女性ののんが男性のさかなクンを演じるところにあると思ったのだが、少年時代の子役(女子)も含めて、見ているうちにそんなことはどうでもよくなってくる。つまり「男か女かは、どっちでもいい」と思えることが、この映画の最大のポイントだったのだ。その点、どこか中性的で、不思議キャラののんの魅力が存分に発揮されている。沖田監督に『子供はわかってあげない』(21)についてインタビューをした際、「生活感やコメディーを映...『さかなのこ』