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パゾリーニ+ワン(1980.10.6.)『アラビアン・ナイト』(74)『ソドムの市』(75)どちらもピエル・パオロ・パゾリーニの監督作だが、ひどく理解に苦しむものだった。『アラビアン・ナイト』の方は、伝説に題材を求めているのでまだましだが、『ソドムの市』は特にひどかった。まさか、男色シーンや食糞のシーンを、ああもしつこく映すとは…。もはや我々凡人の及ばぬところに、パゾリーニは達していたということなのだろうか。まさに、○○と天才は紙一重といった感じか。彼が性行為相手の少年に惨殺されたといううわさも、あながちうそではないのかもしれないと思わされた。【今の一言】少年に惨殺されたというのは、どうやらねつ造だったらしい。また、パゾリーニは、こうした過激な形で、ファシズムやブルジョワに対する憎しみを描いたのかもしれな...「五反田TOEIシネマ」2