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『裸の銃を持つ男PART2½』(91)(1992.3.28.日比谷映画)この映画と相前後して公開されたかつてのお仲間ジム・エイブラハムズの『ホット・ショット』(91)を見た際に感じた消化不良を、このザッカー・ブラザースの映画が解消してくれた。同種のコメディ映画でありながら、こちらの方が数段楽しめたのである。もちろん、そこには幻のテレビシリーズ「フライング・コップ知能指数0分署」(82)から、レスリー・ニールセン演じるフランク・ドレビン警部補(この映画でめでたく警部に昇進)に親しんできたという、こちらの事情もあるのだが、満員の観客はそんな“過去”は知らずに大笑いしていたのだろうから、純粋によくできたコメディ映画として評価してもいいだろう。そして、トリオで映画を作っていた、つまり同じ根の元から発したザッカー・...『裸の銃を持つ男PART2½』
こういうのも撮っていた。『ホット・ショット』(91)(1992.2.18.日比谷映画.)アメリカが誇る?パロディ野郎ジム・エイブラハムズお得意の一本。今回はお仲間のザッカー・ブラザースは抜き。こちらも彼らの映画にだいぶ慣れてきたこともあり、大いに笑えるかと期待したのだが、残念ながらそれほどでもなかった。思うに、こうしたエイブラハムズ単独の映画を見ると、ザッカー・ブラザースの方が一枚上なのかと思う。同種の映画でありながら『裸の銃を持つ男』(88)方が、もっと突き抜けていて大いに笑わせてくれたからだ。ただ、こうした映画を見るたびに感じる言葉の壁の大きさは今回も同様だった。字幕を読んでから笑うのでは明らかに笑いのテンポがずれるのである。だからアメリカではもっとストレートに受けたのかもしれないとも思った。とはいえ...撮影監督ビル・バトラーの仕事3