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『ガンファイターの最後』(69)(1974.11.22.ゴールデン洋画劇場)テキサスの小さな町の保安官フランク(リチャード・ウィドマーク)は、正義感が強く、すべての犯罪を裁き、町を見守り続けてきたが、近代化をめざす町の有力者たちは、頑固なフランクを煙たがるようになっていた。ある日、フランクは町民の一人を正当防衛で射殺したことで、周囲の反感を買ってしまう…。保安官の在り方や、保安官を排除しようとする町民たちという点では、『街中の拳銃に狙われる男』(55)や『ワーロック』(59)、『追跡者』(71)などとも通じるところがある。本作は、ロバート・トッテン、ドン・シーゲルが監督をしたが、どちらもクレジットを拒否し、架空名義のアラン・スミシー監督を誕生させた映画としても有名だ。ビデオ通話で西部劇談議『ガンファイター...「BSシネマ」『ガンファイターの最後』
今回のお題は『ガンファイターの最後』(69)メンバー提供のポスター町民たちが、自分たちが雇い、守ってもらった保安官を、邪魔になったので排除するという、この映画と似た構図は、例えば『街中の拳銃に狙われる男』(55)や『ワーロック』(59)『追跡者』(71)など、結構ある。大きく分ければ『真昼の決闘』(52)もここに入るか。今から見れば、この時期よく作られた、ガンマンの黄昏や時代の移り変わりを描いた西部劇の中の一本という見方もできる。最近では、西部劇ではないが、『バットマンvsスーパーマンジャスティスの誕生』(16)のスーパーマンの立場が、これらの映画の保安官の姿と通じるものがあった。そんなこの映画は、最初はロバート・トッテンが監督をしていたのだが、主演のリチャード・ウィドマークともめて途中降板。その後をドン...ビデオ通話で西部劇談議『ガンファイターの最後』