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ひょっぽこ読書記録No.152 『母鳥と三羽の雛』タルムードより
にほんブログ村 《母鳥と三羽の雛》 鳥の巣が 大嵐に巻き込まれ、 このままでは 巣もろとも 三羽の雛も 地上に落下してしまう 危険が迫っていた。 母鳥は 海を渡って 安全な岸に 雛を避難させよう と思った。 しかし、 大雨と強風の中、 一度に三羽の雛は 運べないので 母鳥は 一羽ずつ 運ぶことにした。 まず一羽の雛をくわえて 母鳥は 大雨、大嵐の中を 巣から飛び立った。 海を渡っている途中で 母鳥は雛に尋ねた。 「子供よ、 お母さんは 命がけでお前を 助けようとしているが お前は その代わりに 何をしてくれるのかい?」 「お母さん、 こんな大嵐の中で そんなことを 考えている余裕は ありません…