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耳慣れない言葉だが「ミトロジー」。 日本語に訳すと「神話学」。 神話が持っている構造、それを探求するという。 これは宗教学者、中沢新一さんの著書。 講談社選書メチエ。 この本は高かった。 「今日のミトロジー」 今日のミトロジー (講談社選書メチエ) 水谷譲は「神話なんか遠い」と思っているだろう。 ところが案外その神話が現代の中でも生きているという、中沢さんの説を紹介する。 ロシアのプーチンさん。 「偉大なロシア」とおっしゃるが、あれは神話の中のロシア。 ピョートル大帝とかそういう人を持ち出してくるのだろう。 だから「ロシア建国神話」というのに則って「ウクライナは僕..
これの続きです。 これは中沢新一さんの「今日のミトロジー」。 現代の神話学。 遠い昔にあった神話。 おとぎ話とかではなく神話。 その神話が実は意外と現代社会の中にも流れ込んでいるのではないか?という。 武田先生の本の読み方の悪癖でもあるのだが、その本を読んでいて現代とその本が言っていることが噛み合わせがいいというかスポッとはまる、そういう本に出くわした時に痛く感動する。 先週お話した中国に於ける羽生結弦神話。 それが実は「空」に対するあこがれではないだろうか? 中国の人々は思いを空に馳せる時に心安らぐ。 そういう人気があるのではないか?といったら、もう一つ、次々記録を塗..