ケアスマイル通信 №10 顔面神経麻痺に行う鍼治療とセルフケア:自然な回復・後遺症の軽減を促す効果的なアプローチ
皆さんこんにちは! 西宮市甲子園口北町で鍼灸マッサージ院(はり・きゅうマッサージ院 ケアスマイル)をしている水口です。 今回のテーマは「顔面神経麻痺と鍼治療」について、説明させていただきます。 顔面神経麻痺は、顔面の筋肉(表情筋)を支配する顔面神経に損傷が起こることで引き起こされます。この症状は、主に顔面の片側に多く、顔の表情の変化や口の開閉、涙や唾液の分泌、味覚や聴覚などにも影響を与えます。 また、重症度が高いと後遺症を残すことも少なくありません。主な後遺症として、顔面のけいれん、顔面部のこわばり、口を動かすと瞼が勝手に動く、食事の時に涙が出るなどがあげられます。 この後遺症は患者にとっては非常に不快であり、QOL(生活の質)を下げることにもつながります。 顔面神経麻痺の重症度の判断について、日本では「柳原法(40点法)」を用います。 詳細は省きますが、点数が0点に近いほど重症度が高く、38点で治癒という扱いとなっています。 およそ発症してから3週間から4週間の段階でおよそ10点未満なら重症であり、後遺症を残すことがあるといえます。 それ以上の点数なら治癒が見込めます。 お医者さんも
2023/06/08 21:43