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先日、形成外科の定期的な診察へ行ってきました。私の切断された顔面神経を上手につないでくれたA先生の診察です。と言っても、最近はなんかお悩み相談みたいになっています(笑)。私の顔の動きは当初よりはかなり動くようになったものの、4年も経った今はこれ以上の改善は見られないんですよね。A先生、いつも色々聞いていただいてすみません今回は口角の動きの左右差がまた気になってきたので、ボトックス注射をお願いしました。...
3年前、耳下腺腫瘍(耳下腺がん)手術した時の話が途中で途絶えていました。耳下腺腫瘍手術の翌々日(3日目)の続きです。※その後の記事、耳下腺がん手術後の顔の変化と麻痺はこちら木曜日に11時間ほどにも及ぶ手術を受け、4日目の日曜日にはまだ食事は全粥でした。味(出汁)がないお粥ほどまずいものはないと個人的には思っているので、水でかさ増しされた300gもの味なしお粥は連日半分も食べれず。←味のせいや!入院中の食事メニ...
ケアスマイル通信 №9 顔面神経麻痺の原因、症状、治療法について!
皆さんこんにちは! 西宮市甲子園口北町で鍼灸マッサージ院(はり・きゅうマッサージ院 ケアスマイル)をしている水口です。 今回は少しマイナーなテーマ、「顔面神経麻痺」についてお話しします。 つい先日発売されてた「顔面神経診療ガイドライン2023年」 これはお医者さんが顔面神経麻痺に対してどのように検査や治療を進めるのかを示したガイドラインとなっています。 そのガイドラインで、鍼治療が急性期の早期回復、慢性期でみられる後遺症の軽減に対して「弱く推奨する」と記載されました。 ひと昔前までは「推奨しない」だったので、研究が進んで鍼治療にもエビデンス(科学的根拠)が示されるようになった結果だと思います。 これは研究に携わる多くの先生方の成果であり、お医者さんが治療に用いるガイドラインで、鍼治療が弱い推奨であるものの、治療の一つとして認知されたことは、鍼灸業界にとってはものすごいことだと思います。 なので今回この顔面神経麻痺をテーマとしてあげさせていただきます。 顔面神経麻痺とは、顔の筋肉を制御する顔面神経に障害が生じることで引き起こされます。 顔面神経は私たちの表情や口の動きを支配する重要な神経
ケアスマイル通信 №10 顔面神経麻痺に行う鍼治療とセルフケア:自然な回復・後遺症の軽減を促す効果的なアプローチ
皆さんこんにちは! 西宮市甲子園口北町で鍼灸マッサージ院(はり・きゅうマッサージ院 ケアスマイル)をしている水口です。 今回のテーマは「顔面神経麻痺と鍼治療」について、説明させていただきます。 顔面神経麻痺は、顔面の筋肉(表情筋)を支配する顔面神経に損傷が起こることで引き起こされます。この症状は、主に顔面の片側に多く、顔の表情の変化や口の開閉、涙や唾液の分泌、味覚や聴覚などにも影響を与えます。 また、重症度が高いと後遺症を残すことも少なくありません。主な後遺症として、顔面のけいれん、顔面部のこわばり、口を動かすと瞼が勝手に動く、食事の時に涙が出るなどがあげられます。 この後遺症は患者にとっては非常に不快であり、QOL(生活の質)を下げることにもつながります。 顔面神経麻痺の重症度の判断について、日本では「柳原法(40点法)」を用います。 詳細は省きますが、点数が0点に近いほど重症度が高く、38点で治癒という扱いとなっています。 およそ発症してから3週間から4週間の段階でおよそ10点未満なら重症であり、後遺症を残すことがあるといえます。 それ以上の点数なら治癒が見込めます。 お医者さんも