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一冊の本をまた、まな板の上に置いて三枚におろすワケだが、おそらくはこの「(今朝の)三枚おろし」で取り上げると著者の方もびっくりなさると思う。 かなり哲学的な。 えぐみのある一冊。 「言葉の風景、哲学のレンズ」(著者は)三木那由他さんという方、講談社から出ている。 言葉の風景、哲学のレンズ 全編150ページほどの文章に何か深いものを感じさせるという武田先生の直感。 著者は哲学を研究する人。 哲学とは大きな世界観を持つ学問だが、その哲学そのものを問うという学問の分野がある。 「哲学を哲学する」「その哲学を使って新しく哲学を築き上げよう」という。 もうすっかり水谷譲に付いてくる..
これの続きです。 先週の続き。 「言葉の風景、哲学のレンズ」(著者は)三木那由他さんという方、講談社から出ている。 かつて男性でありつつ、今は女性として生きておられるというこの方「の言葉をめぐる哲学」というのが非常に武田先生には面白かった。 その中で彼がおっしゃっているのは「矛盾の無い人間というのは意外とつまらないもので、矛盾とか合理的ではないえという、理屈に合わないというところが人間の人間たるゆえんである」と。 老刑事が若い私立探偵から秘密の情報をねだられる。 公的立場にある刑事は「そんなこと教えられるわけがないじゃないか」と拒否するのだが、正義感に溢れた私立探偵が好きでたま..