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『歌え!ロレッタ愛のために』(1981.11.20.銀座文化)主人公のロレッタ・リンのことは、この映画を見るまでは全く知らなかった。日本ではあまり知られていないのではないだろうか。ところで、アメリカはチャンスの国だとよくいわれる。だからアメリカ人は、例えば、一介のトラック運転手の息子から、大リーグのスタープレーヤーとなったロサンゼルス・ドジャースのスティーブ・ガービーの話などをとても好むという。『ロッキー』(76)のような映画が大うけしたのも、そんな国民性を一端を表しているのだろう。この映画も、貧しい炭鉱夫の娘としてして生まれたロレッタが、カントリー音楽の女王と呼ばれるまでになるストーリーだが、よくある苦労ものや根性ものにはなっていない。それは、ロレッタが歌手になる道程が、苦労なくとんとん拍子にいったよう...『歌え!ロレッタ愛のために』