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Roadmap - Ultrium LTO lto.org にあるロードマップが更新されたという情報を得ました。早速、サイトにアクセスしたところ、これまで GEN12(12世代)までだったロードマップが GEN14(14世代)までに拡張されたことがわかりました。 「LTO」って何? そうですよね。知らないかもしれませんね。 記憶媒体に磁気テープを使ったストレージです。磁気テープが『まだ使われているの!』と驚かれるかもしれませんが、磁...
前に投稿した「テープオートメーション」の続きです 今回は小型~中型レンジの装置です。ご紹介する動画には、過去(販売終了)の製品も含まれている可能性があります。装置の内部構造や動作を中心にご覧ください。 最小限の基本知識 一般的に、テープオートメーションは下記の2種類に分類されます。 オートローダー:テープドライブは、1台のみ搭載 テープライブラリー:テープドライブは、2台以上搭載...
個人ユーザーでも知らないうちにテープストレージの恩恵を受けています これまでこのブログでは、「テープストレージ」についてときどき取り上げてきました。他のブログで目にする機会は(特に日本では)少ないかと思います。今回は、さらに普通の個人ユーザーにとっては未知の領域となる「テープライブラリー」です。詳しい説明は省きます。動画を紹介いたしますので、ご覧いただくだけです。 下記で少し状況を説明して...
現代のテープストレージ(あまり知られていないここだけのハナシ)
現在、IT の世界で使用されている磁気テープ記憶装置の代表格と言ったら、間違いなく「LTO Ultrium」(以下、LTOとします)です。そのほかにも、エンタープライズ向けのドライブとして、IBM TS1160 といった製品も存在します。これらのドライブのデータ記憶部に用いられているテープメディア(以下、テープとします)は、1本の巻き枠に巻かれた状態でカートリッジと呼ばれる箱に収められています。この巻き枠をリールと呼んでいま...
少し前に、記事「久々のデータアーカイブ用ストレージデバイス転送速度」で、Tape、Optical Disc Archive、および HDD の転送速度を比較を行いました。さらに、記事「現代のテープストレージ(あまり知られていないここだけのハナシ)」では、シングルリールカートリッジ形式は容積効率が良いという説明をしました。今回は、それらに関連した話題です。 企業の IT で使用される長期保管用リムーバブルストレージの Optical ...
Another big year for tape as ... oops. 2020 sales dropped 8% thanks to 'global shutdowns' 先月になって、ようやく各社から LTO-9 製品の出荷が開始されたというニュースが出ていました。製品の出荷が予定よりもかなり遅れたという状況です。 上記の英語タイトルは、2021年8月19日にリリースされた The Register のニュースとなります。だいぶ遅くなったご紹介となってしまい恐縮です。 LTO プログラムのテクノ...
2021年 LTO テープの出荷量(容量ベース)は 40%アップ
LTO TAPE CAPACITY SHIPMENTS REACH NEW RECORD IN 2021 上記のリンクは、2022年4月19日(現地時間)にリリースされたニュースです。このブログで取り扱うのがだいぶ遅くなってしまいました。LTO テープの出荷が容量換算で、これまで(2006年以来)で最大の増加を記録したという内容です。 昨年、当ブログでは 2020年 LTO テープの容量は出荷量で 8% ダウン|The Register にて2020年の状況をお知らせしていました。2020...