『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その49 『青ひげ』 あらすじ(要約) 昔、森の中に一人の男が暮らしていました。男は息子を3人、美しい娘を1人持っていました。 ある時、黄金の馬車が家の前にとまると、王様が降り立ち、お前の娘をわしの妻にくれないかと頼みました。 家の主人は、幸運が舞いこんだと喜び、お受けしました。この婿は、真っ青の髭が生えているだけが玉にきずで、何一つ欠点がありませんでした。ですが、この髭は何回見ても恐ろしくなるのです。 娘も青い髭を怖がり、嫁になるのは嫌だと駄々をこねましたが、父親に説き伏せられ、嫁に行くことになったのです。けれども、やはり薄気味悪いので、出掛ける前に3人の…